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2008/04/30

学力があがるって、どういうこと?

 モチベーションの話しを書いてみようと思いましたが、まだ自分の中で十分にまとまっていないので、もう少し後にしてみます。ひと言で、motivate studentsが大切だといっても、それはそうなんだけど、how to motivate studentsとなると、うまく説明がつかない人が多いかもしれません。実践例がいくらでもあるのに、それを説明することが難しいものです。上手に説明できたら、本になるほどだろうな。だって、ホニャララ運動(「きっこの日記」風)のようなものでも、取り入れる先生方も少なくないし。

 今日は、私の完全な思いこみ記事です。普段以上の思いこみ記事かもしれません。

 生徒の英語の基礎力を向上させられるのは、どのような教授者だろうか?(英検3級レベルまで、という意味です)

 中学生に英語を教えたことは、学生時代に塾で講師をしていたときしか経験がありません。ただ、雑誌やブログを見ていると、コミュニカティブだろうが、何だろうが、「しっかりと理解させる」ことを心がけている先生は、英語力を向上させているようです。(抽象的な言い方になりますけど) 例えば、現在完了の教授方法であれば、未知の文法項目を使ったsmall talkをしようが、それが含まれた歌を使用しようが、導入後に、現在完了の全体像を生徒に掴ませて、音読や問題を通じて生徒自身のものとさせ、宿題などを通じて定着させていければ、いいのですよね。この作業の中で、「しっかりと理解」をさせていけば、認知レベルが「意味」になるのですから、生徒にとって現在完了がテキストデータとなります。
 その一方で、コミュニカティブ中心という名目で、なんとなくしか理解していない、いわゆる「生分かり」状態で、なんとなく音読をして、なんとなく問題を解いて、なんとなく分かった気がするだけだと、結局は定着しません。
 音読などの音声を入れずに、文法だけで押し通すと、教授者側の自己満足で終わることもしばしばです。相手は初学者なのに、自分のレベルで文法を説明しても分からない生徒の方が圧倒的に多いでしょう。
 今は昔になりましたが、コミュニカティブか、文法重視というよりも、正しく理解させ、定着させているかという観点が大切なのは、このためです。

 正しく理解させ、定着させられるためには、教授者側に英語力が必要です。英語力がなければ、自分が正しく理解していなければ、教えられません。もっといえば、英語力がない人たちが、いくら教えても、生徒の英語力がつきません。これは、英語だけでなく、数学も同じなのでしょう。

 では、塾はどうなっているのでしょうか。自由塾イングリッシュセミナーのように、英語力の高い先生が教えているところでは、十分に学力が高くなると思います。もちろん、大学生でも十分に学力が高い学生だっているだろうし、教えている中で英語に対する気づきを持ち、それを生徒にフィードバックしている講師は十分に教えられるでしょう。
 その一方で、次のリンク先をご覧下さい。読売新聞の教育ルネッサンスの「個別指導も知恵比べ」という記事です。私は違和感を感じました。

 実力テストではなくて、学校の定期テストでの成績保証というのがあるようです。(今は、いろいろと考えるのですね) 2学期という期間が長いのか、短いのかよく分かりませんが…。でも、どうして「定期テストでの成績保証」なんでしょうか。
 定期テストでの点数の向上は、学力がついた結果です。学力がついた結果、定期テストの成績が上がるのであれば、定期テストの点数(偏差値)の上昇と、実力テストの点数(偏差値)の上昇とが一致するはずでしょう。記事を見る限り、そのような相関は触れられていません。単に、「定期テストの点数の向上」としか書いてありません。もし、記事に書かれていないだけど、誰しもが教えられるマニュアルを使えば、実力テストも上昇しているなら、私はぜひとも弟子入りしたいものです。そのマニュアルは、日本の教育を根底から変えていく、いや、世界の教育を変えるようなものです。だって、誰でも教えられて、学力が向上しちゃうんですよ!すごいと思いませんか?究極の教科教育法であって、全国の教員養成系の大学に導入できちゃいますよ!(この部分だけの引用はやめて下さいねsweat01

 しかし、範囲が決められた定期テストの点数が上がるだけであれば、私には学力向上とは思えません。学校では、「定期テストの予想問題(過去問題)」は、まずしないでしょうが、もしそれを行ったら、生徒の点数はあがりまっせ! 予想問題を作り、出そうなところだけ徹底的なドリル学習。分かっているかどうかは別にして、すぐ忘れてもいいから、出そうな問題だけを徹底的に行ったら、成績は上がるでしょうね。
 でも、実力はつかないでしょうし、長期的に見たら、マイナス面の方が多くなる可能性も十分にあります。だって、あまり理解していなくても、点数が上がるのですから。これは、学力向上とは呼ばず、定期テスト対策という名前の、見せかけの学力向上に過ぎないのではないでしょうか。テスト前の補習、アレと同じコトです。
 また、この塾が「ヒアリングテストのある英語を除く」といっているのはどうして? ヒアリングという言い方をしているのは、塾? 新聞? まぁ、どっちでもいいけど、所詮、教務面はその程度なのでしょう。英語を除く、というのは、良心的というべきか、経営的というべきか、はたしてどっちなんだろうか(笑)

 いつか記事にするmotivationでも触れようと思っていますけど、定期テストの成績があがることは、生徒が学習をするきっかけにはなります。でも、それはきっかけであり、目的ではいけないと私は思っています。

 手前ミソになりますけど、とある個別塾のとあるグループが、『高校入試短文で覚える英単語1700』を使用してくれることになったので、使用方法などのサポートをしました。使い切れたところと、使い切れなかったところがありました。
 使い切れたところの特徴は、室長が学力の向上をしっかりと考え、こちらのアドバイスを受け入れてくれたところです。そして、講師の英語力もあるようでした。とある教室から先日、連絡をいただいたところ、実力テストの成績がほぼ例外なく上昇しているとのことです。大手の塾でもこういう教室もあるのです。全ての塾を私は否定しているわけではありません。ただ少なくとも、どんなマニュアルがあろうと、拙著程度の英文を教えられる学力がなければ、中学生に英語を教えることは出来ないでしょう。使い切れなかった教室からは、生徒への学力を上げようと真剣さと、講師の英語力に課題があったのかもしれません。つまり、使えない切れていないところでは、実力テストの点数を上げることは、なかなか難しいのでしょうね。

 学力向上のhow to を求めていなければ、学力は向上しませんし、そのhow toを受け入れられる土壌(学力)がない限り、その方法論を使うことは無理なのでしょうね。
 塾を選ぶのであれば、じっくりと考えた方がいいでしょうし、自分の子どもを塾に通わせることになったら、私だったらじっくりと聞いてみますね。だって、私の月々のお小遣い以上を支払うのですから、当然のことです。

 さて、最初に戻りますが、「学校の成績はあがったけど、実力テストは上がらなかった。いくらやっても、英語が私はつかないんだ」と思いこんで入学してくる生徒が少なからずおります。最初の私の課題は、その生徒の思いこみを取り除くことでした。そう思いこんでいる生徒は、少なからずいるのです。
 

(加筆修正 4/30朝と夕方)

2008/04/29

モチベーションを高めるとは?

 昨日は校外学習でTDLへ。プラザレストランで新聞を読んでいたら注意されてしまいましたsweat01 夢の国なので、現実感を出していけないということです。ミッキーさん、ごめんなさい。
 1人の生徒が遅れたので、11時過ぎに正門で待ち合わせ、チケットを渡し、なぜかそのまま生徒5人と食事に。完全にカモられました(苦笑) ホント、現実感を出してはいけない場所なのだと改めて痛感しました。
 せっかく舞浜まで来たので、東京の書店にも足を伸ばし、気になっていた本を購入しました。

  • 「クリティカル・シンキングと教育」(世界思想社)
  • 「先生が壊れていく」(弘文堂)

 特に「先生が壊れていく」は、教員のメンタルヘルスが一筋縄どころか、「十筋縄」でもうまくいかない現実を出している本です。システム的な問題と、個人的な問題とが複雑に交叉しているという、現場をしっかりと見ているドクターの本だけに、迫力が違います。
 提言の部分には「そうだよなぁ」と思いつつ、それなのに自分がそれを実行できるかというと、少し後ろ向きになってしまうのはなぜか? 角を矯めて牛を殺すことに、教育行政はどう考えているのだろうか。行政(私立なら経営者側)がそうなれば、現場でも角を矯めることに意味論を持つ人も多くなっていく。その一方で、角を矯めるようなことをせざるを得ない現実もあるようで、それもまた悩ましいところなのか。
 本を読みながら、行間からの問いかけを、読むだけでした。

 誰に対してもそうですけど、「やる気にさせる」ということは、単純そうで、難しい作業です。生徒を「やる気にさせる」というのも、教師の大きな仕事だといわれているし、実際にそうですけど、これまた難しい。人間と人間との付き合いなのだから、こちらの人間性も問われている気にもなります。Aと言われたら、誰もがBと答えるならマニュアルもできるでしょう。しかし、田中さんから言われたAと、高橋さんから言われたAとでは意味が違ってきます。当然のように、田中さんにはBと答えても、高橋さんにはCと答えることもあります。
 その一方で、田中さんのAという言葉に、太郎さんはBと反応しても、次郎さんはDと反応することもあります(あります、というよりは、それが普通か)。

 こう考えてみると、モチベーションを高めるとは、言うのは簡単だけど、やるのは難しい。生徒1人1人との普段の人間関係がベースとなってくるものです。「やる気を出しなさい」という100%正しい要求は、「旦那さんを愛しなさい」という100%正しい要求と同じくらいにむなしいものなのかもしれませんね。

 人間関係を深めるためにも、「ありがとう」という言葉をできるだけ掛けるようにしています。「よくやった」ではなく、感謝の言葉「ありがとう」です。そして、「おはよう!」では、「高橋君、おはよう!」「鈴木さん、おはよう!」と苗字をつけて挨拶をします。廊下で眼があった生徒には、「おぉ、○○君、どうだい調子は?」という言葉掛けをしたり、男子生徒とはできるだけスキンシップを取ってみたり、それだけでも変わってきます。女子生徒には、「いつも頑張っているねぇ。(息子の)倫太郎が20歳くらいだったら、嫁に来てくれないかと頼むんだけどねぇ」なんていってみたり(笑)。

 学習面と、日頃の人間関係とは車の両輪のようなもので、どちらが欠けても学校教育は成立しないよな、ってつくづく感じます。

2008/04/27

教育相談とモチベーション

 なんとか終わった、という一週間。全国の先生方、お疲れ様でした。
 先日、コメント欄と某SNSでマイ○○になってくれたAさんと初beer 若さとルックスにジェラシーを覚えましたけど(笑)、彼の不登校の生徒との実践に勇気づけられました。中学校の先生に比べると、高校の先生は生徒と距離感があるので、中学校の先生の話は勉強になります。

 授業もReadingで路線変更。Reading的(この「的」が大切;笑)なことを行おうと準備をしていたのですが、こなせる生徒とこなせない生徒とに別れているので、英語Ⅱのような方式に戻しました。3年前にはできたのに、今回はどうしてだろう? 確かに、その時よりは求めていることは高いのだけど、いろいろな要因をうーん、と考えてみる。最初に行っていた名詞を□で囲む学習をもう少し、全体として英語に慣らしていかないと辛いかな。自分の進め方はユニークすぎるのだろうか。
 使用している教科書の営業の方から、その教科書を使用している学校や、入学の難易度が同じくらいの学校の教科書を教えてもらったところ、予想よりも易しい教科書を使っている学校が多いのですね。(もちろん、その逆もあったけど) 数年前にも見せてもらったときがあったけれど、その時はそのようには思わなかったのはどうしてだろう?

 Writingは試行錯誤の毎日sweat01 ほぼ初めて受け持つ科目なので、どのように提示していくかが困っています。ただ、「自分は英語が分かるようになった」と思い始めた生徒にカツ!を入れるという意味ではいいですね。

 それ以外にも教育相談的なことも多数。教育相談とカウンセリングの違いについて話題になることも多いけど、それは哲学の問題でしょう。私は教育相談を広い意味で捉えたいので、進路について話しがしたい生徒との面談も教育相談だと思っています。
 進路についての面談では、突然に準備室に来る生徒も少なくありません。そういう生徒の話をまずは聞いていると、「AとBとがある。どっちにすればいいんだろうか(どっちがいいと思いますか)」という話題になります。その時に、一呼吸おいて、「あなたは、どっちの方がいいと思う?」と逆に尋ねると、「私はAをしたいんですよね」と、だいたいは自分で答えを話してきます。そのAのメリットとデメリットの話しを一緒に考えたり、時には専門家に聞いてみたりすることがこちらの仕事で、進路指導ではなく進路援助の考え方が、教育相談につながるのかな、私にとっては。
 人間の心の動きは、来たボールを打ち返せばいいのではなく、ボールを打ってきた意味について立ち止まってみると、多くの気づきがあるな、と痛感することが多いですね。「筋」が答えではないことが、人間の特性かな。

 「モチベーションを高める」ということも、もしかしたら「筋の罠」に陥っているのかも。例えば、「理科の実験をすれば理科に興味を持ち、理科を学習する」という命題も、句点の前と後ろとが繋がらない理由も単純なものではないでしょう。前半部の比重を高めれば、後半部につながるわけでもない。句点の間に意味を見つけなければ、この命題は完成しないだろうに。それは英語も同じ。「児童生徒の目線に立って」という意味が分かっている人は、どれだけいるのだろうか。(って、ちょっとえらそうだな、おい、自分sweat01

 自分のモチベーションを上げることはできるけど、他者のモチベーションを高める方法は自分のとは違うよなぁ。

 名人戦で挑戦者の羽生善治が第2戦を勝利し、1勝1敗のタイに戻しました。十九世名人に向けて、応援しています。

2008/04/25

短い記事ですが。。。

やっぱりな、という報道。

岡山駅突き落とし事件、家裁送致少年に「発達障害」の診断
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080424-00000001-yom-soci

 おそらく、専門家が見ていれば、もっと多くの少年事件、時には世の中で話題にされる事件について、「あの事件もそうだろうな」という心当たりがあるでしょう。

 「発達障害」の理解が周囲にないために、いじめを受けたり、不登校になったりすることがあります。教員の理解が、そのようなトラブルを軽減したり、防止したりすることもあります。
 全てを解決しようとするほどのスキルを持とうとしなくても、本当に基礎的な知識だけで十分だと私は思います。見立てができるけだけで、こちらに精神的な余裕が生まれてきます。それだけで、対応は全く変わってきます。
 それでも、対応ができないときには、専門家につなぐことが大切になります。だから、都道府県は教員が相談できる窓口を充実させて欲しいものです。(組織改編をするだけでは、あまり解決にもならないケースの方が多いか?) 


 

2008/04/20

数字の一人歩きが心配

 数字の一人歩きが心配な記事が東京新聞に。記事の最初だけを次に引用します。

 都道府県立高校の授業料と入学金の滞納額は二〇〇六年度だけで計約四億三千八百八十七万円(一部累計も含む)に上り、滞納した生徒は延べ八千四十八人だったことが十九日、共同通信の全国調査で分かった。

 これだけをみると、滞納者が1万人にも満たないのだから、、と思う人が多いかな。これはあくまでも滞納者であって、授業料が減免されている家庭は入っていません。この数字だけを見て、高校生は300万人以上もいて、その中の8千人強だから、0.3%程度なんだ、という数字の一人歩きが心配です。

 この授業料の減免と滞納というと思い出すことがあります。担任をしてまだ駆け出しの時、ある先生はよく事務室に行って、滞納状況をチェックしていました。そこで、今まで1度も滞納をしていなかったある家庭が2ヶ月連続で授業料が引き落とせていなかったことをみつけたときのことです。
 放課後、その生徒を呼び、ちょっとした作業を手伝ってもらった後に、家庭の話をしたそうです。すると、その生徒は父親が自宅から出て行ってしまったこと(どうも離婚だったようです)、母親が近所のスーパーでパートを始めたということを話しました。

 先生はすぐに家庭と連絡をとり、経済状況を確認した上で、事務室に相談をして授業料の減免の手続きの方法を母親に伝えました。ちなみに、その生徒が授業料の滞納をしたのはその2ヶ月のみでした。
 そして、奨学金の手続きをすぐに行い、修学旅行の積立金などもそれでカバーすることが出来ました。

 授業料の減免について、全体的な説明があるのは入学前後のみでしょう。その時に必要がない人たちは、その制度もあまり真剣に聞いていない可能性があります。それに、このことについては、自分からは連絡しにくいと感じる保護者の方もいるかもしれません。だから、担任のちょっとした気遣いがあれば、滞納の問題も解決できるケースが多少はあるのです。(もちろん、多くではありませんけど)

 学校に必要なことは、「安全」と「学習」です。この2つを満たすことが教師のミニマムの仕事であるなら、そのような心配りを持ちたいものだなぁ、と今日も自省の念を込めてブログを書きました。

 それにしても、高校での学費、大学の学費、日本の教育に対する予算って低すぎないでしょうか。何度も書いていますが、日本という国家の将来への道をつくるためにも、道路特定財源を、進路特定財源にしたってバチはあたらないと思うんですけどねぇ。

2008/04/19

学力対策は学校で行おう!

 昨日の退勤時に妙な開放感(笑) ようやく終わった~という思いがありました。その後、信頼できる同僚と2人でbeer  あ、、飲んじゃいけないといわれていたんだけど、ま、、いっかsweat01

 明けて本日、東京新聞の社説に気になる記事。

 東京都は低所得世帯に受験生の塾費用を無利子で貸し出す。公教育放棄との批判もあるが、学力対策が塾任せとなっている現実を見ての政策でもある。
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008041902004793.html)

 もちろん、東京新聞には悪意がないことはよく分かります。でも、これを読み、「確かにそういう面もあるのかもしれないけど、ホントにこれでいいのか?」と現状に疑問を持ちませんか? 学力対策が、学校で行われていない、、、、教師にとってこんな屈辱がありますか?学力をつけなければ、学校の存在意義とは何だろうかと問われることになりませんかね。

 それよりも、東京新聞の社説が前提としていることに疑問もあります。

  1. 本当に学校は、学力対策を行っていないのでしょうか。(ここでいう学校は小中のことなんだろうけど) 
  2. 塾に行けば、本当に学力が上がるのか?

 もちろん、どこの世界にも名人はいるものです。学校で教えるのが上手な教員もたくさんいるし、塾は塾で学力を伸ばせる人もいるでしょう(生徒の話を聞いていると、個人塾の人に多いみたいだね)。
 しかし、教授者と教材を見てみると、平均すれば学校の方がよっぽど上でしょう。塾で教えている人の多くは、大学生ではないでしょうか。専門でもないことを教え、教育法の基礎すら持っていない人が教えている。また、塾の専用教材を見てみると、市販されている教材の方がよっぽど良くできています。教科書の方が、よっぽど良くできています。

 それなのに、どうして学力対策が塾任せなんですか?

 うーん、朝からネガティブな話題で申し訳ないです(苦笑)

 だから、もういちどここで、提案します。

  1. 国数英社理(特に数英)の教員が、放課後や土曜日に補習できる余裕を作る。
  2. 夏休みに、高校で、中学生を対象とした夏期講習を行う。授業を受けることで、中学生にとっての学校説明会にもなる。
  3. 教員が、指導法などの研修が行えるような体勢を作る。

 これらのためには、部活動を社会体育に一部でもいいから移行して、教員が授業や補習をできる時間を確保する。だから、お金もかかります。(そんなに大きな金額ではないだろうけど)

 生徒の話では、夏期講習で10万20万以上もお金がかかることもあるそうです。そうすれば、どれだけの家庭が楽になるでしょうか。
 学力対策は、学校で行うという基本を大切にしませんか。

2008/04/18

長いですね、今週は。

 英語科で話していると同僚のK先生が「今日でようやく終わりか」のひと言。「まだ、木曜日ですよ」というと、「あ、そうだっけ?」と少し残念な顔をしていましたsweat01

 今週は長く感じるから、そんな勘違いもしたくなりますよね~なんて、えらそうに話していると、授業中だというのに生徒がやってきました。

 授業中なのにどうしたんだ?と尋ねると、「先生、授業です」

 ・・・・・

 あれ、、時間割を間違えていた??

 慌てて、授業にいきましたが、私も金曜日日課と勘違いをしていましたsweat01

 今週は、ホントに長く感じる1週間です。伝達事項や提出書類、校外学習の準備など、1年間の中でいちばん忙しい時期。

 授業でも、writingを実質的に初めて行っています。これ、難しいですね。教科書を使って解かせるだけではなく、その意味づけを考えて、切り口を探しています。第1回目の授業は、「自分の出来なさを再確認」という切り口で授業を行いましたが、英語教師としての自分にもその刃が突きつけられた気がしましたdown 

 非常勤講師の先生からは、「『短文で覚える英単語』の導入方法を」ということだったので、最初の15分ほどいただき当該クラスで授業を行いました。全ての理屈を教えようとせず、リズム良く、生徒をのせる授業が私の理想型なんですよ~なんて、こちらもえらそうに(笑) 
 例文の対面リピートができた生徒には、「お、すごいじゃないのsign01」と握手を求めたり(男子のみです、もちろん)、「いいねぇup」と声をかけたり、ともかくその気にさせる、させる。誉めるのではなく、学習が続くように勇気づけることを、ともかく行いました。

 今日で週末を迎えます。乗り切りましょう、全国の先生方happy01

2008/04/16

教育を食い物にするマスコミと評論家

千葉県の公立高校で、入学金を持ってこないということで、入学式に出席させなかったということがあり、全国ニュースとなりました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080413-OYT1T00452.htm

細かいことは、リンク先をご覧下さい。

 ルールからいえば、出席させないということになるのでしょう。これは、もちろん県教委や管理職の立場からいえば、それはそれで、ルールなわけです。
 当該校に知り合いがいるわけでもないのではっきりとしたことは分かりませんが、授業料の未納問題でずいぶんと苦しんでいるのだろうな、ということが容易に想像できます。本当にこの問題はシビアな問題です。この問題だけが取り上げられていますが、こうなるまでの流れがニュースにはのったのかな?

 その一方で、教育評論家(どんなご立派な評論をしているのか、私は存じ上げませんが)の尾木直樹・法政大教授(臨床教育学)は「極めて機械的、官僚的対応。学校側は2人だけではなく、生徒、保護者に謝罪すべきだ」といっているようです。(http://mainichi.jp/life/edu/news/20080413ddm001100056000c.html) 
 確かに、経済的な問題は本人の問題でもないし、ルールだからというのは、見方によっては官僚的対応にもなるでしょう。

 県教委の立場が正しい? 入学式に出さないのはけしからん? 

 「この学校の教員と生徒が、これから先にどのような人間関係を築けるのだろうか」と思った教員が多いのではないでしょうか。そんな視点を前面に出した記事はなかったのではないでしょうか? つまり、現場の人間とマスコミや評論家のセンセイの感覚には溝があります。
 事務室の人が、ずいぶんと遅くまで授業料の件で家庭に連絡を取ろうとしているのに、連絡がとれない様子を見ていれば、ルールという原則と教育的配慮との狭間で学校は苦しんでいます。(これは、給食費の問題だってそうでしょう) どうしてもルール的にせざるを得ない行政側と、そして教育的配慮をする現場との苦しみの記事は朝日にありました。

http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY200804150330.html

 入学式の前にある説明会の時には、授業料の減免の相談会があります。なぜ、このような相談会があるかといえば、スムーズにその生徒が学校で学ぶことができるようにするためです。説明会の時でも、「気持ちよく学校に慣れてもらいたい」と思うからこそ、普段以上に清掃もするし、その準備もするわけです。

 これをニュースとするマスコミには、これを全国ニュースとして、何を訴えたいのでしょうか? 授業料を払わない無責任な親? 給食費未納の無責任な親? だったら、そうせざるを得ない、ワーキングプアの問題にはどれだけ真剣に取り組んでいるの? どの政権の時から、ワーキングプアは増えてきたの? その政策をどれだけ批判している? 経団連95年の方策に対して、キャンペーンを張った大手新聞があるのだろうか。納入したくてもできない家庭がどれだけあるか、高給取りのマスコミ諸氏はどれほどご存じか。

 教育評論家を名乗り、有名大学の教授サマであれば、マスコミのそういう姿勢を批判して、コメントなどしないという選択肢はないでしょうか? 何度もコメントしているだろうから、ご自分のコメントがどのような形で使われるかはご存じでしょう。
 教育とは、教師と生徒が学校という場所を中心として、人間的な試みの中で行われるものです。その現場を少しでも経験している、大学教授サマによる、その息吹を感じられないようなコメントは、「教育評論家」という名前を貶めるものだという自覚を持つべきだろう。

 理屈は誰にでもいえる。(私だって経済や政治のことをエラソーに語っちゃえます;笑) 今日からえらそうに、マスコミ論でも語っちゃおうかな、本多勝一氏の本でも読めば分かった気にもなるだろうし。でもね、分かった気になってえらそうに語ったところで、説得力などないでしょう。それに気づかないで語るなら、それは独善とか偽善なのです。

 実践は、現場の人間しかできない。その現場の人間をフォローできずして、何がマスコミだ、何が評論家だ。Shame on You!

2008/04/14

英語レメディアルの極意

 体調が悪化。競馬の負けが響いているのかもsweat01 ちなみに、結果は編集者K氏がチョイ負け、私は大負けsweat02 豪遊できず、反省会は本八幡の「さくら水産」。

 tmさんのサイトに紹介されていたので、本日は極意を。(といっても、大したものじゃないけど)

「この先生、分かりやすいじゃん!」

って中間考査までに思わせること。とくに4月中が大事。

 いくら基礎からもう一度、ってブリッジ教材を使って、「自分はこれだけ基礎から始めた」という言い訳をするのだけはやめた方がいい。だいたい、ブリッジ教材で、本当に基礎から始めていると言い切れるのって、どれくらいあると思います? 

 「マジメにやらないのがダメなんだ」なんて言うこともやめましょう。だって、教師的な意味での「マジメ」にやってこなかったから、レメディアルが必要になるわけです。それなのに、「こんなに教えているのに、どうして勉強しないんだよ!」と思うのって、どこかに矛盾があると思いませんか?

 「あ! こう考えると、分かるよ」「自分にも出来た」と思わせる成功体験こそ、いちばんの動機付けなんです。そして、授業が分かるようになれば、生徒はこちらの指導に乗ってきます。授業こそ、最高の生徒指導たる所以です。

 苦手な生徒は、英語に対して傷ついて高校に入学してきます。時には中学校での授業、時には塾での授業、時には自分で学んでいるとき、「いくらやっても、自分は出来ないannoy」と感じれば、誰だって傷つくでしょう。それを、週に何時間も強制的に勉強させられ、しかも評価までされちゃうんですよ。
 そんな傷ついている相手に、「勉強は学生の本分である」なんていっても説得力はありません。何度も書いてきたように、100%正しいアドバイスは役に立たないのです。

 だからこそ、この時期に「この先生、分かりやすいじゃん」と生徒が思うようにすれば、生徒はその教師の指導には乗ってくるだろうし、それは口コミで広がっていきます。誤解される言い回しだけど、楽ができますよupwardright 生徒との関係も良好になり、保護者との関係も良好になります。もちろん例外はあるだろうけど、流れとしてそうなります。

 3月末からアップしたプリントを使って今は授業をしています(ミスだらけでしたね;苦笑)。あれは、私なりのスタイルで、「なるほど! the+名詞で1つのグループだったんだ!」と分かった高校3年生はうれしそうです。今まで漠然とした知識だったのが、クリアになったという生徒もいました。

 とにかく本日の極意。「なるほど!」と生徒に思わせること。

 リメディアル教材のRoad34も、どうかよろしくお願いしますup 見本は文英堂(03-3269-4231)までどうぞ。 

2008/04/13

教員のメンタルヘルス

 知り合いの教員と話していて驚いたこと。「Aさんが休職した、Bさんの連れ合いが退職した、Cさんは一時、鬱で休職してようやく復帰した、Dさんが鬱で通院していたけど仕事には来ている」と、辛い思いをした仲間の話をずいぶんと聞きました。

 教師という職業を選んだ人は、結構、真面目な人が多いものです。思い入れもある。でも、それらを前面に出さない人も多く、表面的にはいい加減そうに見えることもあります。ホントはマジメなんですよね。教育論を交わす機会が減ってきたといわれることもありますが、話題がそういう方向に進むと、熱い議論を何度も耳にしたことがあります。

 何度もこのブログで教員のメンタルヘルスについて書いてきました。どうしても1人で抱えがちになってしまいますから、教員は。上手に相談しようと思っても全体像を相手に伝えられなかったり、高度な守秘義務がある場合には相談できなかったりすることもあります。その上、転勤があったり、義務制で「大変なクラス」を受け持ったりしたり、高校では成績上位校から下位校へ転勤したりすると、ストレスがかかる傾向があります。

 ちなみに、「教員は強くならねばいけない」とは私は思いません。強者の論理だけで動くのが教育ではないでしょう。メンタル的な「強者」もいれば「弱者」もいます。両方とも長所と短所があるので、「弱者」だからといって悩むことはありません。「強者」はどんな状況にも対応できる一方、周囲に心を配れない傾向があります。「弱者」はストレスに弱いかもしれませんが、そういう先生に心を許す生徒が多くいます。「強者」も個性ですし、「弱者」も個性であって、教育活動の中ではそれが真の意味で強弱にはなっていないものです。
 でもね、常にエネルギー満タンで、相手にもそれを求めるような「健康病」の教員は少なくないものです。このグループが周囲にプレッシャーをかけたり、心が疲れている生徒を追いつめたりするグループになりがちなんだけど、自分たちは正しいことをしていると思っているから、自分たちの偽善性に気づいていないことが多いような気がするな。

 同じ学校で、何でも話せる、信頼できる教員が1人でもいると私たちは救われます。初任の時であれば、同期はだから大切にしたいものです。千葉大学教育学部の保坂享先生によれば、ストレスをたまっている先生の話を聞くだけでもその先生は救われるそうです。確かに、それは実感があります。話しを聞いてもらっているうちに、闇の向こうから光が差し込んでくる経験をした人は少なくないのでは? 話を聞いてもらったり、話しを聞いたりすることは大切だし、同僚が保護者や生徒と面談をしていたり、校務をこないしていたりするときに、誰かが職員室で待っているだけで、その先生は救われます。

 仕事を全部こなそう、と思うと辛いですよ。これ、クラスの生徒も辛いかもしれません。遠藤周作氏が著書の中で「潜水艦のような無駄のない家はホッとできない」と書いてありました(気がするsweat01)。 どこか、抜けたところがあった方がホッとできるものです。合理化も大切かもしれないけど、しすぎると人間として辛くなることもあります。

 前出の保坂先生のお話で私がいちばん納得したことは、「大切なことは、レポートや教材研究よりも、元気な姿で生徒の前に姿を見せること」というものでした。

 今年の5月24日(土)に、東京でオフ会でも開きませんか? 勉強会ではなく、飲み会で、普段の話しをするだけの会合があるといいな、って考えるようになりました。2人以上で決行しましょう♪ ご興味のある方は、メールかコメントに書き込みをよろしくscissors

2008/04/12

先生、英語が好きになりました!③

本日は今から、コンビを組んで7年目の編集者K氏と中山。大勝して、夜はたくさん遊んできます!(って、予定だけど)

 さて、本日は準2級に合格したM君。彼は2年生からの付き合いで、第2回の英検の時には41点で不合格、そして第3回で57点で1次試験をパスして、26点で2次試験をパスして合格しました。①と②の生徒のように中学校の時は全く英語ができなかったわけではなく、ある程度はできた生徒が、一皮むけたという形容がピッタリの生徒です。

倫:合格おめでとう。
M:ありがとうございました。前回、落ちていたので、今回合格できて良かったなと思っています。
倫:中学校の時の英語力について教えてくれる?
M:成績は平均よりもちょっと上でした。どちらかというと嫌いだったんですけれど、それなりに成績は修めていたので、苦手意識は全くありませんでした。
倫:それは分かる気がするな。英語で嫌いなところとか、苦手なところはあった?
M:不規則変化動詞がよく分かっていたなったので、現在完了がよく分かりませんでした。でも、「~という現在の状況を持っている」と考えればいいと教えられて、これも分かるようになりました。
倫:あれは俺のオリジナルじゃなくて、大学の時の先生に教わったことなんだ。他にある?
M:語い力が低かったなぁと思っていますね。

(高校時代)
倫:高校1年生の時はどんな勉強していたの?
M:あの時はそんなに英語が読めたわけではありません。授業の勉強も、意味を書いて文法をチェックして、単語を覚えたぐらいですかね。。。
倫:2年生になってから、意識するようになったり、分かるようになったりすることはある?
M:まず、英語の作りが分かるようになりました。分かるといったら、まずいかな。分かりつつある、という感じです。
倫:他には?
M:SVが分かるようになりました。特に、Vにアンダーバーをつけるのが良かったですね。あれは、現在完了が分かるようになるきっかけでした。
倫:Mは、よく勉強したからね。
M:あと、□や(    )、「A of BはBのA」という呪文(笑)などのルールが良かったと思ったのと、andが何と何とを結んでいるかをよく考えるようになりました。

(英検について)
倫:英検は最初に落ちたよね。あの時はどうしてだと思う?
M:うーん、最初の時は単にトライしただけだったので、受かる気はしませんでした。だから、過去問を解いたときも、大して身が入りませんでした。
倫:そうだったんだ。あまり受験に乗り気じゃなかったの?
M:先生が勧めたんじゃないですか(笑)
倫:そうだっけ?sweat01 じゃぁ、合格したときはどうだった?
M:あの時は自分で受けたいと思ったので、過去問も真剣に行いました。それと、2次試験では先生との練習をしっかりと行ったし、課題もこなしました。
倫:なるほどね。現在進行形の文はたくさん作っていたよね。
M:合格したときは、読解の問題は全部できていました。でも、語法問題はイマイチでした。長文は、トピックがなんなのかという軸から離れないように読みました。
倫:それは、OCの「高校入試リスニングの旅」が役に立ったのかもしれないね。
M:はい、そうだと思います。

(将来について)
倫:将来はどうしたいの?
M:体育の教員を目指したいと思っています。だから、国立大学の教育学部に入りたいなって考えています。
倫:今からの教員は大変だよ。妙な仕事も多いし、10年ごとの免許更新制や、ぎゅーぎゅーにさらに締め付けられるかもよ。
M:でも、やりたいんですよね。あと、部活によってセルフコントロールができるようになったので、そういう教育をしていきたいと思っています。
倫:Mならできそうな気もするな。進路実現を目指して頑張って下さいね。

2008/04/11

人間は、人の間を耕す

 昔の「欽ドコ」の「よい子・悪い子・普通の子」ならぬ、「良い先生・悪い先生・普通の先生」。これは、その人の価値観が色濃く反映されると思います。どんな人にとっていい先生なのか、悪い先生なのか。あくまでも、今日の記事は私の主観が色濃く出ているだけです。

 児童・生徒への接し方は、その発達段階によって変わるものです。高校のカリスマ先生が小学校でそのままのスタイルで教えてもうまくいかないでしょうし、小学校のカリスマ先生が高校でやってもうまくいかないでしょう。相手の発達段階があるからです。

 それと、相手との人間関係、その人の普段からの行動も、生徒に訴える土台となります。(当然だけどね) 授業に遅れていく先生が生徒に「時間は守れ」といっても空虚に響くでしょう。そんな思いを込めての、本日の記事です。

(1)悪い先生
 生徒に対して無関心。生活について、学力について、生徒に対してあまり関心=愛情がない。

(2)普通の先生
 生徒に対して、ルールを守ることを教えていく。ルールの意味をよく知っており、生徒との関わりもルールが中心となる。

(3)よい先生
 生徒に対して、自覚を促させる先生。生徒は、入学直後はルールのための行動が多いが、卒業に近づくに連れ、自覚した行動を生徒がとれるようになり、ルールをベースとした行動でなくなる。

 たとえば、他の人の実践例として「自覚を持った行動」として、高校3年生の姿を見るならば、それは多くの人を感動させるかもしれません。だったら、「自分も生徒の自覚に任せる行動にするぞ」と実践してみようとしても、たぶん失敗します。実践例で見せるのは、いわば美味しいケーキでして、どうやって生地を作ったのか、どんな生クリームを作ったのかは見えないのです。それが見える人は、おいしいケーキを作ったことがある人だけ。
 おいしいケーキを作った人は、その実践が簡単に行えたものだとは考えるはずもありません。

 人間は、与えられた方法と同じように、相手に与える生き物だなぁという実感があります。子どもが育てられた経験をベースとして子育てをする傾向があるように、弟子を取った料理人が自分の師匠と同じような教育をその弟子とするのと同じように。
 これは教員でも同じこと。管理されればされるほど、生徒のことも管理しようとするでしょうし、圧力を背景としたルールを一方的に決めらる環境であればあるほど、生徒に対してもルールを強要するでしょう(この場合のルールは、意味論なきルールも含めて)。それをはね除けようとすると、疎外感を感じることも多々あるかも。

 優先順位という問題もあります。たとえば、定期考査の前であれば、生徒の優先順位は勉強をすることです。部活の大会の前であれば、コンディション作りだろうし、修学旅行であれば楽しく、無事に帰ってくることです。
 生徒の成長にとっては、この優先順位をしっかりと考えることが大切だと私は思います。その生徒への訴えが、入学直後に行うものなのか、2年生の夏に行うものなのか、3年生の春に行うものなのか。どの時期に、どのような訴えを行えるかは、その流れを肌で感じている教員にしかできないもの。もっといえば、担任の先生にしかできないものです。(さらにいえば、感じられる担任で自分はありたい)

 広い意味での生徒指導は、X軸(時間軸)とY軸(優先順位軸)のどこに位置するかを冷静に見極めることが大切になります。入学直後から自覚だけを促してしまえば、アナーキー的になってしまう危険性もあるし、卒業直前までルールを前面に出せば、ロボットと同じようになってしまう危険性もあります。

 この座標移動を保証するものは、生徒と教員との人間関係ではないでしょうか。信頼関係があってこそ、ルールから自覚への座標軸の移動は行えます。

 でもね、100%正しい論理でいうなら、ルールだけで前面に出せばいいのです。だって、それがルールなのですから。正義を振りかざせばいい、だってそれが正義なのだから。

 しかし、私たちは100%のルールや正義の中で生きているわけではないし、人間としての裁量で日頃から行動しています。50kmの道路をどのくらいのスピードで運転するかは、そのドライバーの裁量があるでしょう。天候もあるだろうし、人通りもあるだろうし、他の車もあるだろうし。でもね、80kmで運転するのは違うでしょう。ものには限界があります。

 どのような人間観を持つかで、教師の教育活動は決まる部分が多くあります。では、どのような人間観を持つのか、より深みのある人間観を持つためにはどうすればいいか。そのきっかけを与えるような研修(自己研鑽)や、人間関係を構築する機会がなければ、自分の範囲がなかなか広げられないかもしれません。

 秋田県で「たいまつ」という新聞を作り、「日本の教師に訴える」の著書でもある、むのたけじさんの色紙に次のことばがありました。

「人間は、人の間を耕す」

2008/04/09

先生、英語が好きになりました!②

 本日は、英検準2級に合格したDさん。本人は、英検3級を申し込みしたので、「準2級を受験しなよ」と半分強引に変更させて、合格しました。

倫:まずは、合格して良かったね。私の方がホッとしました。
D:ありがとうございます。私も正直、ホッとしました(笑)
倫:変更させたから、これで落ちたらお母さんに怒られると思ったよ(笑)
D:あはは。でも、ウチの家族はみんな英語が苦手だから、合格証が来るまでお母さんたちも信じてくれませんでした。

(中学校時代)
倫:中学校の時は、英語の授業はどうだった?
D:予習で、教科書を写せといわれていたので、予習で写していました。でも、何を書いてあるのか、意味は全く分かりませんでした(苦笑)
倫:音読はできた?
D:うーん、声に出して少しは単語を読めたけど、あまり得意ではありませんでした。あと、授業中の思い出は、先生のいう日本語訳を写していたくらいかな。
倫:日本語のディクテーションだね(笑) 実際のテストはどの程度だったの?
D:模擬試験では40点もとれませんでした。あと、定期考査では、20点くらしかとれなかったんですよ!
倫:授業で扱う英文は読めなかったでしょ?
D:ぜんぜん、分かりませんでした。それより、周りの人と同じタイミングで笑えるように、空気は読んでいましたよ。
倫:英文ではなく、空気を読んでいたのね(笑)

(高校入学後)
倫:高校に入って、勉強を頑張るつもりはあった?
D:最初はなかったけど、やってみたら点数が上がって、うれしくてやる気が出ました! 中学校の時には、テストの点数が伸びなかったので、自分のポジションを自分で決めていたんですよね。
倫:勉強で頑張ったことは?
D:やっぱり、「短文で覚える英単語1700」です。毎回テストがありましたよね(4文を1セットにして、AB→8文 BC→8文 CD→8文のように、「重ね縫いテスト」だった)。8つの文のテストがあって、必死で覚えました。覚えていけば、少しずつ意味や文法が分かるようになりました!
倫:あの時、お母さんが保護者会で来られたときに、「倫太郎先生の授業は課題が多すぎて、娘が苦しんでいます」って、冗談交じりだったけど、半分以上はホンネで俺はいわれたんだよ(笑)
D:はい、でも今では感謝しているみたいです(笑)
倫:で、他には?
D:自分の性格で、やることはしっかりとやらなければいけない、と思います。だから、あのテストは良かったんですよ。中学校ではワークを提出すればよかったので、それは答えを見て提出していました(笑) 
倫:しっかりと写していたのね(笑) で、授業で良かったことは?
D:グループ学習が良かったです。お互いに助け合ったり、支え合ったりしたのが自分に合っていました。あとは、「A of BはBのA」というルールはとっても役に立ちました。
倫:音読はどうだった?
D:教科書の音読は、試験前しかあまりしなかったんですよ。でも、音読をすると並べ替えが全部できました! その意味で役に立ちました。
倫:自分で英文が分かると感じたのは?
D:準2級の過去問題をやっていたときに、「難しくないな」と思ったり、高1の教科書を読み返したときに「こんな簡単だっけ?」と思ったりしたときに、感じました。

(進路について)
倫:進路はどうするの?
D:最初は専門学校でトリマーになろうと思っていたんだけど、評定平均が4点台の後半だし、大学にトライしてみようかなと思っています。
倫:それだけあって、資格もあれば、挑戦してみたいね。
D:はい、そろそろ方向性も決めなきゃいけないので、これからよく考えてみます。
倫:自分で判断して進路を選べるように、サポートしていきますね。

進路についてはまだ未定ですけど、最後までサポートしていきたいと思っています。

2008/04/07

先生、英語が好きになりました!①

本日は、英検3級に合格した生徒Gさんへのインタビュー。

Gさんは、中学校の時にとにかく英語が苦手な生徒で、高校に入試の自己採点は、「多めにみて25点」。高校に入学してから、英語の勉強に勤しんだわけではなく、授業のみ学習しただけです。放課後は運動部の主力選手として活躍し、自宅では家事もずいぶんと引き受けたり、年の離れた妹の面倒もよく見る生徒です。
 そんな彼女とのインタビューをご覧下さい。私の発言は「倫」、彼女の発言は「G]としてあります。

(中学校時代)
倫:まずは試験に合格おめでとう。良かったね。
G:ありがとうございます。
倫:中学校の時の英語の状況について教えてくれる?
G:中学校の時は、とにかく何も分かりませんでした。黒板の意味も分からず、単に写していただけです。先生(倫太郎)が、「板書を絵として認識してたんでしょ?」と授業中に話したときに、「そうそう!」って思いました。
倫:あはは。そんなこともあったね。他に中学校の時の英語のエピソードは?
G:授業中は指名じゃなくて、挙手だったんです。だから、手を挙げなければ発表する必要はありませんでした。
倫:そうなんだ。ということは、授業に参加していなかったの?
G:座って聞いているふりはしていたけど、発音の時もしなかったし、リスニングの時も耳には入ってきていませんでした。
倫:それだと、英語の授業が苦痛そのものだったでしょ。
G:はい、ほんとに全てが分からなかったんですよ。

(高校入学後)
倫:高校入学後には、英語を頑張ろうと思っていた?
G:まさか! 思うはずないですよ(笑)
倫:正直だね。高校1年生の1学期のテストは、中間と期末とレッスンが1つだけで、1学期だけで「短文で覚える英単語1700」を100文ほど覚えていたけど、あの授業はどうだった?
G:最初は分からなくて大変だったけど、□や(    )をつけたり、「A of BはBのA」とかのルールを覚えたら分かるようになってきました。それに、「短文で覚える英単語1700」は文が短く、覚えやすかったので、とってもよかったと思っています。
倫:PRしてくれてありがとう(笑) 
G:あとは、グループ学習が良かったですね。分からなかったところは人に聞けるし、友だちに説明していて初めて分かるところもあったし、ホントによかったと思っています。
倫:他には?
G:CDとの重ね読み(オーバーラッピング)ですね。「心の中で一緒に読んで」と言われて、心の中で一緒に読んでいると、自分が上手に発音できているイメージができて、うれしかったんです。でも、実際にはできていなかったんですけど(苦笑) 
倫:なるほどね。
G:それと、2年生から始めた対面リピートも役に立ちました。友人が発音しているときは、チェックするために集中しなきゃいけないし、自分も難しい発音をごまかして読むことができなくなりました。
倫:確かに、ごまかせなくなるのが、対面リピートのメリットの1つだもんね。ところで、今の英語力について、どんな風に自分で認識している?
G:まず、SVは分かるようになりました。Sが長いとき(関係代名詞や分詞などがくっついているとき)でも、分かるようになったし、現在完了や関係代名詞もよくわかるようになっています。

(英検について)
倫:英検を受けるときには、どんな風に思った?
G:落ちると思いました。先生も、そう思っていたでしょ?(笑)
倫:そうだよねぇsweat01 定期テストも平均点よりもずいぶんと低いのに、1次試験は49点、2次試験は27点で合格だもんね。頑張ったと思うよ。
G:私、長文が全部あっていたんです。□や(    )などつけていて、意味が全部分かりました。
倫:なるほど。他には?
G:リスニングが分かったんですよ。授業でもリスニングばかりやることなんてないのに、自分でも不思議でした。「英検対策」なんて何もしていないのに、とってもよく分かってうれしかったんです。
倫:合格したときには、本当にうれしそうだったもんね。
G:はい! お母さんがとっても喜んでくれたし、苦手だった英語で資格を取れたし、本当に全て含めてうれしかったんです。今では、妹(新中3)に教えることもありますけど、途中で挫折することもあります(笑)
倫:一発で合格して良かったね。最後に、これから入学してくる後輩にアドバイスなどがあれば、お願いします。
G:とにかく音読が大切です。あと、単語が分からないのをそのままにしないで、必ず調べるといいですよ。6月の英検では今度は準2級にトライしてみたいと思っています。合格できるように、頑張ります!

 ちなみに彼女が勉強したことは、授業のみ。塾や家庭教師など、全くありません。宿題も文法プリントなどなく、授業で学んだ内容を3~5回程度、書いて出すだけです。今の自分のイメージを高校入学時には持とうとさえしなかった、と話していました。生徒がこうやって勉強してくれるのは、うれしいですよね。

2008/04/05

小学校からの英語教育

 小学校からの英語教育が始動してきたそうな。正直、どーなってしまうのだろうか、という不安の方が多い。どのような様子なのか全く分からないけれど、とにかく不安を感じています。

 ブログにいろいろと書くと、またしてもネガティブなことになってしまうので、消しちゃいました。あまり、暗くなることは書きたくないからなぁ。

 それはともかく、ホントに大丈夫かな。専門の先生方も教えるのが難しいのに、数十時間程度の研修で小学生に英語を教えるのって、本当に大丈夫なんだろうか? もし、数十時間程度で大丈夫ならば、大学の4年間って、なんだったのかな。

 子どもの様子を見ていると、ALTの先生の来校を楽しみにしています。

 英語も大切かもしれないけど、日本語をもっと大切にした方がいいと思うんですよね。生徒の小論文指導をしていると、原稿用紙の使い方から教えるケースもまま、あるのです。英語の表現も大切かもしれないけど、日本語の実践的コミュニケーションを心配することはないものでしょうか。

 

2008/04/03

今こそ、進路特定財源に!

英語教育とは関係ない話しです。

 青森県八戸市で1日、同市立美保野小4年○○君(9)が自宅で絞殺された事件で、殺人容疑で逮捕された母親の無職××容疑者(30)が、八戸署の調べに対し、「収入がなく、将来が不安になってやった」などと供述していることがわかった。

 県警関係者によると、未紀容疑者は約5年前に離婚し、両親の住む同市の実家に○○君と移り住み、4人で暮らしていた。××容疑者は定職に就いておらず、将来の生活について悩んでいたといい、「誰にも相談できなかった」と話しているという。

 ○○君が通う市立美保野小の児童数は、今春の新入生4人を含めて8人。近所の60歳代の女性は「同世代が少ないので、困ったことがあっても相談 できる人がいなかったのかもしれない」と話した。同署は2日、○○君の司法解剖の結果、首を絞められたことによる窒息死だったと発表した。

 (読売新聞ニュースより2008/04/03)

 こういうニュースを読むと、本当に辛くなります。それと、文部科学省のやろうとしていることが私には全く見えてきません。本来、文部科学省は、児童(生徒・学生)の広い意味での安全の確保と、学習を行えることの2つが主目的なのだと私は思います。だから、保護者の経済的な格差に関係なく、一定レベルの学習を保証するのが公立学校の役割なのでしょう。

 保護者が安心して子どもを育てられる環境があるのか、安心して学校に通わせられる環境があるのか、という広い意味での社会保障制度を子どもの視点で文部科学省は果たして持っているのだろうか? 

 その一方で、こんな記事もある。

文部科学省は1日、全国の国公私立の小学5年生と中学2年生の全員を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を4月から7月末にかけて実施すると発表した。これまで同様の調査は抽出で行っているが、学年全員を対象にするのは初めて。

 対象者は計約240万人で、事業費は3億3500万円。文科省は来年度以降も毎年実施したいとしている。

 昨年、43年ぶりに実施した全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の“体力版”。文科省は「子どもの体力が低下しており、1人1人へのきめ細 やかな改善策を検討するため」と説明。しかし、国が全員のデータを集計する必要性に疑問が残るほか、結果公表の方法によっては自治体や学校の競争激化、序 列化につながる恐れもあり、論議を呼びそうだ。

 調査内容は小中学校で一部異なるが、いずれも握力や50メートル走など8種目の実技。ほかに睡眠時間や朝食摂取の有無といった生活習慣などを尋ねる調査や、身長、体重も記入する。個人情報を保護するため、集計時に氏名は書かない。学校側にも体育活動の状況などを聞く。

 調査結果は12月ごろに公表予定。文科省は国全体の状況や運動能力と生活習慣などの相関関係の分析結果、都道府県ごとの公立学校の平均値などの公表にとどめる。

 各学校は児童生徒に個別の結果を通知。文科省も都道府県・市町村教育委員会に、管轄下の各学校の全体状況などを提供するが、「過度な競争につながる恐れがある」として、各教委などに個々の学校名などを明らかにしないよう求めている。

(日刊スポーツ 2008/04/01)
 事業費3億3500万円には、もちろん人件費は入っていません。入れたら、数百億円を超えるかな? これって、何が目的なの? こんなことをするくらいなら、小中の先生方がもっと児童・生徒と話しをしたり、一緒に遊んだりする方がよっぽど大切だと思いませんか。

 経済的な負担を減らすために、もっと奨学金の制度を充実させたり、受験に必要な教科の教員が放課後に補習をできるように学校を転換させたり、した方がいいのではないかなぁ。憲法26条「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」は、本当に機能しているのだろうか。

 教員の特性なのだろうが、生徒にとってプラスになると自分たちが判断する仕事は、いくら行っても心地よい疲労感しか残らない。つまり、後を引かない。その一方で、なんかの調査だとか、どーでもいい書類だと自分たちが考えるものは、倦怠感が残る。同じ公務員でも、役所に勤務しようと思って試験を受けた人と、児童や生徒と付き合いたくて試験を受けた人とでは、そのメンタリティーも違うでしょう。だったら、もっと上手に私たちを活用してくれはしないか、とさえ思う。

 自宅から、生徒の家庭に電話をすることを嫌がる教員を私は見たことがない。もちろん、電話代は自分持ち(ちょっとせこい言い方になるけどね)。それでも、文句を言う人は聞いたことがない。その一方で、教員の連絡網がしっかりと行われるかという、調査がある。一種の伝言ゲームみたいなものだけど、これは文句や不満がたらたらでる。
 生徒のために、自分のプライベートの時間を1時間使うことは、嫌ではないのは、それが意味があると考えるから。でも、30秒で終わる伝達訓練は、連絡網が本当に機能しているかどうかという、生徒には全く関係ないテストなので、倦怠感しか残らない。

 今こそ、放課後補習を充実できるような枠組みと、その実践ができないものだろうか。大学までの学費の軽減を計り、子どもを育てるのに数千万もかかる世の中なんて、おかしいのではないかという動きを文部科学省は主導してできないものだろうか。現場をコントロールしようという視点ではなく、児童や生徒の学びのサポートという視点を持てないものだろうか。

 そうすれば、全体で見たときに、教師の労働意欲はもっと高まるだろう。(免許更新制などしたって、マイナスに進む方が多いのでは?) いま必要なのは、自己顕示欲のかたまりの人間を管理職に据えることではなく、生徒のためにあなたは何をしてますかという教師に対する問いかけと、経済的な格差にかかわらず学習ができるような保証なのではないだろうか。だって、経済的な格差をさらに拡大させたのは、今の大人なのだから。

2008/04/01

基礎的な単語って何よ?

4月1日ですが、こちらはマジメな記事(笑)

 知人の奥様が塾で講師をされています。知人(旦那さん)から、「倫太郎さんの本(『短文で覚える~』)は難しい単語から始まっている」といわれました。でも、「難しい単語」とは何なの? では、ちょっと問題です。次の中で、あなたが簡単だと思う順番に並べてください。

  1. favorite
  2. flower
  3. ago
  4. afternoon

さて、どんな順番になりましたでしょうか?
 教科書に出てくる順番で考えるならば、1→4→3→2 となります。1のfavoriteは教科書全6社で1年生に出てきます。flowerは全6社中2社で2年生、4社で1年生です。agoは全6社で出てきますが、うち3社では2年生、残りは1年生で出てきます。flowerは、5社でしか使用されず、1年生2社、2年生1社、3年生3社です。つまり、ある教科書で学んだ生徒にとってはflowerは教科書にでも出てこないチョー難しい単語となります。
 一方、JACET8000で調べてみると、favorite(1051), ago(329), flower(822)、afternoon(751)です。つまり、難易度をJACET流にするならば、3→4→2→1となるのです。favoriteなんて、1000番以内にも入っていないので、やや難しい単語となります。こう考えると、簡単な単語とか難しい単語とか、結局は「なんとなく」という自分の感性でいっているケースが少なくないのでは?

 難しい単語って何よ?

 その団体の人たちには同じことを何度説明しても、いつも同じ質問をされるので、ホントに聞いてくれているの?と疑問に思ってはいたところです。だから、ちょっとムッとしたので、その知人に、「そういう了見しかないなら、お金を取って英語を教える資格なんてないんじゃないか?」といってしまいました。専門だろうと、専門じゃなかろうと、学力向上させるなんていって、1ヶ月に1万円以上のお金を取っているのであれば、その程度のことは勉強しなさいよ、ホントに。
 だんだん、お付き合いも潮時かな、という予感(苦笑) サポートしても、意味がないなら、やりたくないな。ごめんなさいね、Kさん。

 不遜な言い方を承知の上で書くならば、学力向上を考える人たちのサポートをすることは、全くイヤではありません。逆に、応援します。でも、営業ばかり考える人たちのことはサポートしたくないものです。活用はしてもらいたいけど、利用はされたくないからね。

 さて、本日は、名詞句で単語を増やそうというプリントです。今回は、Sunshine English Courseの1~3年生(2,3年生は一部)と、拙著『短文で覚える~』の一部を使い作成しました。スペルミスとかありましたら、ごめんなさい。
 また、今回から印刷防止のための透かしを入れます。もし、学校の先生でお使いになりたい方がおられましたら、ファイルをお送りします。連絡は、右のaboutから、「メール送信」をクリックしてください。
「NP.pdf」をダウンロード

このプリントを行えば、学力がつくようにしたいなぁと思っています。ご意見、ご感想をいただけると助かります。コメント欄でも、メールでも歓迎しますので、よろしくお願いしますm(__)m

(追記)
一部、加筆訂正しました。(4/2)
現在、ココログに不具合が生じているようです。もし、コメントされたのに書き込まれていないようでしたら、申し訳ございませんでした。なんか、不具合が多いなぁ。

英語教師、失業の危機か?

ちょっと気になる記事がありました。2時間でリンク切れになるので、日本東西日報よりリンクします。

*********************************************************
 東西医科大学は、31日、母語以外の言語をつかさどる脳の部分を特定したと発表した。
 発表によれば、これを発見をしたのは東欧出身の某国から招聘されていたライスキー教授(54)で、ラットの実験で分かったという。ライスキー教授は、日本に住むラットの脳の特定の部分に1日15分ずつ電気刺激を与えたところ、5日後には、そのラットが韓国のラットと、10日後には中国のラットと、20日後にはロシアのラットと実践的コミュニケーションができたという。今後、ライスキー教授は、直接に電極を脳に与えるのではなく、鍼灸師の協力としながら、その部分を活性化させる方法を研究することで、実用化につなげたいとしている。

*********************************************************

このニュースに対して、早速、2つの団体が声明を出しています。同新聞から引用をします。

*********************************************************
(日本・英語ルサンチマン同友会代表・田中太郎氏)
 学校で1時間前まで国語や数学の授業をしていたのに、急に英語で道案内なんてありえなくありませんか? そんな不自然な状況なのに、「自然に」なんていわれたって、困っちゃいますよ。挙句の果てには、若者は勉強しないとか、授業時数を増やせとか、ビーバップハイスクールの時代の若者のほうが勉強していたとでもいうのでしょうかねぇ。バブルで踊り狂っていた世代のほうが優秀だったとでもいうのでしょうかねぇ。
 あ、話がそれてしまいました。。。。新聞への記載はここからにしてください。
 この研究はとても画期的なものです。この研究が深まれば、英語に苦しむ人はいなくなるでしょうし、英語の持つ呪縛から逃れられる会員ばかりになります。これにより、自分たちの子どもを、幼稚園児のときから英語を教えようという会員も減少するでしょう。今後の研究を待ちたいと思います。

(日本・英語関係者同友会代表・木村次郎氏)
 これ、困っちゃいますよ。こんなことをされたら、英語が売り物にならなくなりますから。だって、いい加減な英会話チェーンスクールでどれだけ大人がお金を遣い、 いい加減な塾で、中学生がお金を遣い、「この1冊を読めば英語が分かるようになる」なんていい加減な本、かなり売れているんですよ~。ぜーんぶ売れなくなったら、困っちゃうじゃないですか。コツコツやることが大切なのに、それをいわなければ、いろんなスクールや本に人々は飛びつきますから。ダイエット本と同じなんですよ。経済効果を考えて欲しい。
 それに、英語教師にしたって、こんなことされたら、商売上がったりですよ。自分たちは出来て、生徒は出来ないから優位的な立場が守られているのに、こんな研究を進められたら困るでしょう。ナントカメソッドとか、ナントカアプローチとか、とにかく新しいことをしたい人だっているのに、こんなことをされたら、目立つチャンスがなくなるでしょ!
 え。。。これ、生放送ですか? 顔にモザイクは、、、入ってない・・・・
sweat01
 。。。。というような意見をいう不届きものいるかもしれませんが、この研究が少しでも早く実用化されることをさらに祈っております。

*********************************************************

疲れているので、針に今日、行ってきます。頭にも鍼と灸をお願いしてこようかなnote

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