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2008/03/31

真ん中の部分が見えないんですよ

SVのプリントです。

 勤務校に、スーパー用務員Mさんがいます。何がスーパーかといえば、とにかく学校のことをすべて知っているし、その働きぶりは半端じゃないのです。夏は学校中の雑草をすべて刈ってしまうし、秋から冬にかけては校内のペンキを塗りなおします。学校内で器物が壊れたら、すぐに直してしまいます。その上、合気道も4段の腕前ときています。

 Mさんの「門下生」として半年ほど合気道を私も習いましたが、へたれだったので、続きませんでしたsweat01 ただ、合気道と心理学との間に、接点が少なからずあるのが私にはよい経験でした。

 そのMさんが、本日でご定年を迎えました。そして、本日はへたれ元門下生のところで、いろいろと話をしてくれました。

 合気道の上達方法は基本だそうです。しかし、基本ができていない人に限って、華麗な技を見て、それを習いたいという傾向が強いとか。そういう人は、結局は技を覚えることもできず、上達しないようです。

 多少の基礎ができていたとしても、上達しない人もいるそうです。そういう人は、基礎の大切さは理解してある程度できるのに、技を見ても、基礎と技との「中間」が見えないようです。合気道の技はすべてが自然な流れの中で行われているので、その結果として「技」があるのに、その流れを見ていないということです。技にいたる流れと、技の流れの2種類の流れ(時には片方)が見えていないので、どうしても技を体得できないということです。

 これは授業でも同じかも。すばらしい授業に至る過程がどうなっているのか、を考えずに、技的な華やかなコミュニケーション活動を見ても、大して勉強にならないかもしれません。どうして生徒はその先生の指示を守るのか、日ごろの基礎的な練習はどうなっているのか、どのような流れの中でそのきめ技は出てくるのか。

 物事が成就するときには、時が満ちる必要があるけど、あせるときには成就の仕方ばかり考えるもの。でも、本当に成功するときは、成就の仕方ではなく、時を上手に満ちさせるんですよね。(って、押し付けているかな、この言い方はcoldsweats01
 いうことは簡単ですけど、実際に行うことは難しいのですけどdown

2008/03/29

ダメでしょうか?

 ESSと時間割作成も順調。ブリッジは現状維持で、クラス減=教員数の減少は、時間割が作りにくくなりますね。困ったものです。

 ESSの生徒には、新中3の弟や妹がたくさんいます。「ウチの弟(妹)に英語を教えてやってくれませんか?」という1人の生徒がいたので、だったら全員、夏休みに面倒見ちゃおうか、もちろん、無料で。運動部の練習会のようなもので出来るだろうと高をくくっていました。人に教えると勉強になるから、ESSのメンバーがサブティーチャー役で指導にあたることは勉強になるしね、なんて話していたのですが、、、。

 すると、やめた方がいいとアドバイスが同僚(管理職ではありません)から。
曰く、「学校の目的外使用」。。。。

「だったら自宅で行ったら?」
報酬をもらっていないことを、証明する必要があるかも

「運動部の練習会のようには?」
各中学校から、職員による引率が必要となる。生徒を限定することは不可能。往復時に事故が起きたときの責任が問題になる

「公民館などで自主的に行ったら?」
管理職の許可が必要になるだろう

 うーん、これが本当かどうかは分からないけど、面倒なもんですねぇ。その先生曰く、「だから、面倒なことをするなってことなんだよ」と苦笑い。「大過なく」とは、何もしなければ過ちなどないからね。ただ、考えすぎのような気もしなくはないけど。
 単に、夏休みに教え子の弟妹に勉強を教える、ってだけじゃダメなのかなぁ。ご存じの方がおられたら、教えてください。

 どっかでは、放課後に学校という場所で、有料で塾の授業を行っているというのに、こんなことも無理なのですかねぇ。

 以前から思っていることなんですけど、夏休みに中学生対象に、高校の教員が公開講座を行うというのはいかがなものでしょうか。中学生もどんな先生がその学校にいるのか分かるので、学校紹介になるしね。

(追記)
東京新聞(2008/03/29朝刊)に次の記事がありましたので、引用します。
********************************************************************

東京都は新年度から全国で初めて、生活保護受給世帯の中学生以下の子どもが、学習塾に通う費用を援助する方針を固めた。所得格差が教育格差につながる傾向があり、高校進学支援で「貧困の連鎖」を抑止する狙いだ。

  都内では、小金井市など五市区が既に塾費用を支援しているが、その必要性を認めた都が都内全域での適用に乗り出した形。都の年間補助額は一人当たり▽中学 三年=十五万円▽中学一、二年=十万円▽小学校四-六年=五万円。対象は約一万人で、補助の利用は市区ごとの判断に委ねられる。都保護課は「一般家庭の子 どもの塾費は平均約二十六万円。それには及ばないが最低限のサポート」とする。家庭教師や通信教育の費用に充てることも認めている。

 国は 二〇〇五年度から、被保護世帯の高校進学者に対し、公立高進学に必要な入学金や学費などの補助を始めた。しかし、〇六年度の厚生労働省調査では、都内の被 保護世帯の子どもの高校就学率は65%と低い。都は高校進学率が低いことに加え、学力不足などによる中退者が多いことが原因とみて、中学生以下への支援を 決めた。

 都保護課は「貧しさが原因で、高校進学を断念し、社会的に孤立する被保護世帯の子どもも多い。今回の支援は、将来的に生活保護世帯数の増加を抑える予防的観点からのもの」としている。

***********************************************************************

経済的負担を考えれば、学校で課外講座みたいなことをした方が、よっぽどいいと思うのですが。。。 これは授業時間を増やせといっているのではなく、生徒が自分たちの意志で学んだり、自分たちが主体となって学ぶ自習的な内容での補習ができないものですかね。

教案の提出や、報告書の提出など全くなしにして、学習の機会に焦点をおければいいと思います。それに、指導主事の先生方がこういう時にこそ、「授業はこうやって行い、学力はこうやれば伸びるんだ!」という実践の良い機会となり、その授業を研修として、先生方が見に行き、反省会を行っても、いいと思うんですけどねぇ。

2008/03/27

不規則変化動詞

 春休みは授業がないので、ESSの生徒とお勉強会。

 先月号の英語教育では「自律学習」がテーマでしたけど、私はグループ学習がいいのではないかと思っています。グループ毎にバランスが取れないとか、得意(不得意)な生徒が集まることがあるとか、授業コントロールが難しいとか、いろいろとマイナス面をいう人もいますが、それでも私はグループ学習がいいと確信しています。

 だいたい、「自律」は大人でも難しいのに、それを中学生や高校生に求めてもなぁという気持ちがあります。友人を大切にする世代なのですから、お互いに助け合いながら、1つの目標に向かっていく体験が、自律よりも先に来ると思うんですけど、いかがなものでしょうか。それに、グループ学習だと、教師が教える時間も短くなりますnote

 ESSも、3人組を2つ作り、Z会の速読英単語の赤と青とに分けて、2月から学習を始めました。青は、分量的には多くないのですが、ずいぶんと悩ませる英文が続きます。赤は、分量的に多くを読ませ、理解→リスニング・音読を続けました。難しかったり、辛い作業の時こそ、個人戦ではなく、団体戦で取り組む方が長続きすると思うんですけどね。

 期末考査が終わってからは、音読・重ね読み・シャドイングの練習です。速読英単語(赤)をまずは音読。次に、個々に重ね読みとシャドイングの練習を行い、最終的には自分のパートナーに対して、シャドイングを聞いてもらいます。(本人はヘッドホンをつけて、相手にはその音声が聞こえない状態) パートナーはその発音を聞き、ダメ出しを与えます。1時間の練習の後、私の前で音読となります。

 リズム良く発音できるようになってきているのですが、pの発音を直すと、wが疎かになったり、なぜか急にrの発音が強くなったりと、試行錯誤をしながら頑張っています。こういう頑張りで、教員はエネルギーをもらえるのかもしれませんね。
 その発音をアップしたいのですが、レコーダーが見あたりません。見つけたり、他から手に入れることができたら、アップします。

  音読の後は、読書会。英語ではなく、日本語です。日本語の読解力がどうしても低いことがとっても気になるので、日本語の多読を始めました。図書室で好きな本を借りて、午後の1時間は私語禁止の読書会。どうしても、母語力が大きな壁となってきたので、それを乗り越えるためにこんな取り組みもしています。

 さてさて、例の「お勉強プリントpencil」は、動詞の不規則変化です。次に行う、SVの関係のために、学習しましょう。方法は至って簡単。何度も音読してください。目安として、1日3回、2週間続けましょう。発音が分からないところは、学校の先生に聞いてください。

2008/03/26

前置詞

前置詞を作ってみました。スペルミスなどあったらごめんなさいsweat01

現在、時間割を作っているので、少し歩みが遅くなるかも。

2008/03/25

鋭意制作中

 ようやく1年間も終了。最初は非常に静かだったクラスの雰囲気も、最終的には元気なクラスとなり、標準偏差も小さく、平均点も高くなりました。担任としては及第点かな、と自分のクラス経営を自画自賛(笑)

 名詞の部分を多くの方にDLいただいているようで、ありがとうございます。差し支えなければ、メールを下さると励みになりますhappy01
 これからは、前置詞→SV→名詞+形容詞句(前置詞)→コロケーション→名詞の前置修飾→名詞の後置修飾、で一段落するつもりです。あ、どこかに、接続詞もいれるかも。最終的には、ALTに頼んで音声もDLできるようになるといいかな。

 話は全く変わりますが、娘がベネッセの「チャレンジ」をやっています。これ、いいですねぇ。算数や国語を見て、問題の意図が明確になっていて、分かりやすく作られています。こんな教材が作れるといいですね。

2008/03/22

骨太の学力を目指したい!

 中学と高校との評価(成績)で何が違うかといえば、その点数の重みかなぁ。例えば、高校は5段階の評定平均によって、推薦で受験できる大学が異なったり、就職の校内選考の大きな判断基準となったりします。しかし、中学校ではいわゆる内申書に点数となりますが、それだけで合否が決まるものではありません。(私立高校の一部は3年生の5教科で決まることもあるみたいだけど) 実際の学力検査(入試)の点数がモノをいいます。3年次の数学の評価が「5」と「3」との差は大きいけど、K=1であれば、学力検査の「2点」に過ぎません。もちろん、2点は大きいですが、定期考査の点数が小手先のテクニックで上がっても、実力が上がらないような学習方法=入試で点数がとれない学習をしても、どんな意味があるというのでしょうか? 
 実際、中学校の教科書の種類は少ないので、予想問題を作るのは難しいことではありません。それに、いくつかの学校のデータがあれば、試験問題の予想などさらに簡単になります。これは、中学生にとって楽ですよね。だって、その教材(うーん、「教材」という言い方もいやだなぁ、そんな冊子に対して)を使ったら、今まで50点だった生徒が70点になるんですよlovely 点数が上がるのですから、本人も喜ぶでしょうし、保護者も喜ぶでしょう。でも、本当に実力はついているのかといえば、そうではないケースが多いようです(特に、中堅~下位の学力の生徒は)。

 これは、骨太の学力をつけるためにはどうすればいいのか、という視点がないのからかな。何となくの理解で対応できてしまっているために、生徒も何となくの学習となっている。そして、その「歪み」は徐々に現れてきて、高校に入学したときには、その「矯正」にはかなりの時間がかかる状態になっている、そんな認識が私にはあります。上位校のことはよく分からないけど、中堅校まではそんな感じではないかなぁ。いかがですか、高校の先生? どうか、コメントをお願いしますm(__)m

 では、生徒が骨太の学力を欲しがっていないのかといえば、私はそうは思いません。1歳児が歩きたくなるのと同じように、年配者が健康な歯を持ち続けたいのと同じように、思春期の少年たちは勉強が分かるようになりたいのです。(この欲求の度合いの間合いを判断するのも、匠の技flair
 分からないから、「勉強、そんなの関係ねー」と強がるケースがほとんどではないかな?(一晩寝れば、英語が出来るようになる枕をドラえもんが出してくれたら、みんな使うでしょhappy01

 フィンランドのように、図書館を使う習慣が子どもにあり、家庭で学習環境もあり、本来の意味での自律的な学習をする文化があるなら、日本の教育も違ったものになっているでしょう。競争よりも、自律の方が強いことは、PISAの点数が韓国がフィンランドよりも低いことから私は勝手に判断しています。

 話が横にそれたけど、公教育で大切なことは、骨太の学力をつけていくことだと私は思います。それも、一気に伸ばすのは無理ですから、ちょっと学力をつける→生徒はうれしくなり勉強する→もっと学力がつく→生徒はもっと勉強する→さらに学力がつく→さらに勉強する。。。という渦の中に生徒を巻き込むこと心がけることじゃないけど、いかがでしょうか。そういう実践をしている中学校の先生はたくさんいるみたいなんだけどなぁ。

 先日、「版権フリー教材」といいましたけど、「学習者本人と学校での使用権フリー教材」に改めますsweat01 いろいろと、ご助言を下さいまして、ありがとうございました。名詞の基礎的な部分を作ってみましたので、ご興味があれば、どうぞお使い下さい。
 ただし、これをやったからといって、定期テストの点数には結びつきません。しかし、長い目で見たときに、実力はついていくための基礎にはなることを期待しています。

2008/03/20

その時、自分はどんな気持ちか?

 昨日は、ご定年を迎えられるF先生の英語科での送別会。以前の同僚の多くがお見えになり、さながら英語科準備室版同窓会。これだけ多くの方がお見えになったのは、F先生のお人柄によるものでしょうね。
 それにしても、この和気藹々とした雰囲気はいいなぁ。同僚の1人が、「それにしても、このメンバー見ると出世しそうにもないなぁ」とポロリ(笑) 確かに、だれも管理職を目指す人はいないだろうねぇ。まぁ、だからこの雰囲気があるのかもしれないね。up
 風邪をひいている人も多く、アルコールを飲まない人が多いのに、この盛り上がりは何?というような、会でした。
 強すぎる(妙なsign02)使命感を持ちすぎず、生徒の成長のサポートとしての英語教育を考えているスタッフなので、話しやすいんですよね。使命感、、、自分たちがこの学校の教育を担っているんだとか、生徒が一生英語でコミュニケーションを出来るようにするための基礎作りだとか、熱心すぎる先生にありがちなアレ、です。こう書くと怒られるかもしれないけど、どれだけの人が英語を使わずに生活をしているのか、たとえ海外旅行に行ったとしても、人生のうち、それは何パーセントなのかと私は思います。「実際の使用の場面」なんて、ほとんどないわけで、無理矢理作っている印象を持つのは私だけ?coldsweats01 生物の先生に「これからは、バイオの時代だから、関連のニュースが理解できるような授業を私はしています」なんて、いわれたら逆に辛いでしょう。何度もいうように、道理が必ずしも正しいわけではないのです。
 私の中では、

  • 学んだという充実感
  • 自分で将来、学び直そうと思ったときに、独学できるための基礎力と方法

を生徒に求めています。自分が興味があれば、分かるようになるし、強引に分からせようなんていうのは、「ストーカー的恋愛」と似ているような気がしちゃいます。
 熱心すぎると自縄自縛に陥いる可能性もあるし、かといって、熱心さがないといい加減な授業になる危険性もある。ようは、相手とのあうんの呼吸というか、共通の土俵での取り組みを大切にしたいものです。

 昨日の、版権フリーの英語教材も話題にしたところ、来年度に1年生を持つ人たちから、「サンプルが出来たらほしいぞ!」といわれたので、さっそく準備を開始。版権フリーの完全な教材ではなく、それを使って先生方が自分たちの個性で色づけをされていけるようなものを作りたいですね。

2008/03/19

突き抜けなくていいですか?

 引っ越し後に体調がボロボロ(^^;; 昼間は何とか動いていられるのですが、夕方以降は電池切れの状態になっています。本物の倫太郎と同じ風邪の症状ですねぇ。どうか、皆さまご自愛下さい。

 学年末考査も終わり、採点をしていたら、英検の3級に合格した生徒の全員が平均点以下でした(苦笑) これは、私の勤務校をご存じの方なら、この(苦笑)の意味がお分かり下さると思います。半分以上が英検の3級に合格するかもsign01という淡い期待や、せっかく合格したのだから、意欲がアップして成績が突き抜けているかなsign02という教科担当として持っていた淡い期待が混在しているからです。

 クラスの生徒から、英語の学習について相談が。といっても、彼女の弟(新中3)がどのように英語を勉強したらいいのか、というものでした。学校だけでいいのか、それとも塾に行った方がいいのか、と聞かれたのです。漠然とした質問だし、こちらもそれだけでは何ともいえないので、話を聞いていると次のようなことを彼女は考えていました。

  • 弟は英語が苦手で、クラスの30番程度の成績
  • まだ通塾はしていない
  • 生徒本人は塾に通い、学校の成績は伸びたが、実力テストは伸びなかった
  • 学校の成績と、実力テストとが両方伸びる方法を知りたい

あ、そうそう、もうひとつ聞いて驚いたこと

  • 本人の塾の代金は、年間で50万円を超えた

なるほどなぁ。ともかく、本人が使用していた塾の教材を持ってきてよ、とお願いして、翌日に持ってきてもらいました。
 拝見して、「学校の成績は伸びるが、実力テストは伸びない」ということをすぐに理解できました。「学校の成績は伸びる」というよりも、正確に言うなら、「学校の成績は伸びたように見える」ということで、「実力テストは伸びない」というよりも、「英語力はたいして伸びない」といった方がいいと、私には思えたからです。

 学力差を上位・中堅・下位の3つに分けてみると、次のような特徴があるのでは?

  • 上位:フレーズやコロケーションをまとまりとして見ることができ、リスニングではフレーズをチャンクとして理解できている。もちろん、SVの関係も分かっている。英語の音読も、だいたいはできる。
  • 中堅:なんとなく、まとまりは分かるのだが、知らない単語が出てくると全体が分からなくなる。the+名詞がまとまりであるとは分かるが、the+形容詞+名詞となると怪しくなる。SVの関係は、分かったり、分からなかったり。
  • 下位:まとまりもよく分からない。文字と音声とが、だいたいすら一致していない(ディクテーションができない)。SVという存在も分かっていないし、コロケーションにいたっては知識がない。

たとえば、中学3年生から学び始めたときに、並べ替えの問題を上位の生徒がすることは意味があるのでは?(って、そういう生徒を対象に教えたことはないので、よく分からないけど) でも、下位の生徒に次のような問題を解かせてどのような意味があると思いますか?

  • I ( to / students / science / the / taught ) last year.(Key ワーク;教育開発より)

この問題には日本語がありません。これを解くためには、the studentsでひとつのまとまりをもち、taughtはteachの過去形であり動詞であり、teach A to Bで「AをBに教える」という3つの要素が必要になってきます。
 もちろんそれまでに、名詞句という考え方や、SVという考え方を理解できているならともかく、それが出来ていないなら、英語が苦手な生徒はチンプンカンプンに解いているのだろうと想像しました。
 その他、a lot ofが含まれている文を疑問文や否定文にしてみたり(a lot ofはそのまま)、中には犬の絵を見せて、"Is this a cat?"なんていうものもありました。(これは、他の塾の教材ですけど)

 学校の授業を振り返っても、実践的コミュニケーション能力を高めることは確かにその通りなんだろうけど、その能力を高めることと、ダイアローグ形式の教材とは本当にニアイコールとなりうるのでしょうか。英文の構造をなんとなくしか教えなくても、実践的コミュニケーション能力をつけることが出来るのでしょうか? もちろん、出来るようになる、一部の生徒もいるでしょう。でも、多数はどちらなのか。
 昔のような、文法中心の授業のみでいいというのではなく、そこを突き抜けていくために、音読をしたり、筆写をしたり、作文をしたりすることを加えていけば、新たな課題が見つかり、その解決のために違う方法がみえてくるのではないかなぁ。

 話しがそれちゃったけど、定期考査は伸びるけど、実力テストは伸びないということは、分かるような気がするな。

 うーん、版権フリーの「やり直し英語」でも作って、ネットで公開してみようかなぁ。

2008/03/14

教育相談がきっかけになるかも!

 嬉しいことがあったので、更新のために実家に到着。嬉しいこととは、むかーしの卒業生と会い、彼女の元気な姿を見られたことです。メンタル的な問題で入院までしていた彼女が、そこから回復をして、元気に働いています。この充実感というか、感動というか、文字にするとすべてが嘘になってしまうような心の満足を持てることは、教師の特権ですね。

 疲れていたこともあったのですけど、最近続く、卒業生との面談や来校でずいぶんと力をもらったというか、教員としての自我同一性が保たれたというか、ともかくエネルギーをもらいました。

 英語教育に疲れたときに、行き詰ったときに、教育相談(心理学)を学ぶと、教師として新しいステージに入れるかもしれません。たいへんだけど、やり遂げた実感があるのは、授業の後の充実感をしのぐときさえあります。

 mixiの英語教育関係のフォーラムで、「底辺校」という言い方について、ちょっとした話題になっていたけど、どんな呼び方でも、ようはそこで学ぶ生徒をどれだけ大切にするかが問題であるのではないかな。どー呼ぼうと私にはあまり関心がありません。
 かかわりのある生徒を大切にすればいいじゃないですか。呼び方でどーのこーのしているから、本質から離れていくのにね。

 英語教育だけを学問として、純粋な理論=机上の論理として、かつ、対象者である生徒の息吹を意識することなく行うなら、生徒が言語化しない(できない)課題を見ないで行うなら、教育相談(心理学)など必要ありません。
 ノンバーバルコミュニケーションとは大学の英語教育で勉強したけど、ジェスチャーのような表層的なノンバーバルではなく、その生徒の行動の目的を見つけて、理解することもノンバーバルコミュニケーションか。
 だからこそ、職員室がいちばんの研修の場になるのだけど、妙なバランスに空気が支配されていると、研修の場にならないだろうね。アサーショントレーニングでは、「アサーションしない権利」もあることを教えられます。「アサーションしない権利」を選択した場合には、職員室は研修の場には、100%ならないから。

 同僚の先生から、現在の2年生の英語教育について、「どうやって実践していたのか教えて欲しい」と言われました。正直、うれしかった。自分の持っているノウハウ(たいしたものではないけど;苦笑)を話しつつ、少しまとめてみようかなぁという気にもなりました。うまくまとまったら、同僚の先生が、印刷機と紙折り機で、「修学旅行のしおり」的に「出版」してくれるそうなので、頑張ってみようかな。(笑)
 こんなユーモアがある職員室は、研修の場としてふさわしいし、同僚に心から感謝しています。

2008/03/10

夢想転生

うーん、ぜんぜん更新していないなぁ。

というのも、今は引越しの整理で大変な最中で、自宅にはまだネット環境が整っていません。ちなみに、この更新も実家からですsweat01 次回の更新は次の日曜日16日になります。(この日に、完全に条件がそろいますので)

中学生のころに真剣になった北斗の拳。(大人になってからは別の意味で夢中になったけど;笑) 主人公のケンシロウが強くなっていくのは、強敵(トモ)の悲しみをすべて背負っていくからなんだよね。なんか分かる気がするな。教育相談とはまさに、北斗の拳みたいなものです。

16日にまたお目にかかりましょう。

2008/03/06

急募・大岡越前

  入試の業務はほぼ完了。あとは、本日の合格者発表のみ。

 自分の子どもたちがランドセルを背負う姿を見ていて、自分の小学生だったときの記憶を思い出すことがあります。クラスの男子の半分以上が「趣味は切手集めです」といっていましたよね。倫太郎が毎週、日曜日に近所のスーパーで「ポケモンバトリオ」をすることを心待ちにしている気持ちも分かります。そのゲームで出てくるキャラクターに一喜一憂する彼の姿と、切手のシリーズもので、自分が持っていない切手を”ゲット”したときの喜びと似ているのかもしれません。

 朝早く出て、友だちのところを回って学校に行ったり、帰り道にわざと道草をしたり、そんな思い出はありませんか。友だちの家の方までわざと歩いて行き、普段は通らない田圃の中の小径を歩いて帰ってきた思い出が、なぜか今でも思い出すことが私にはあります。どうしてだろうね、1回だけなのにね。

 そして、新聞を読むと、同世代の人がベタ記事になることがあります。意識しているから感じるだけかもしれないけど、多いような気がします。あの時、同じ時間を過ごした人たちが、小学生の頃はあまり差がないのに、年齢を重ねるにつれて生き様が変わってきます。当然なのかもしれないけど、ナンだかなぁと感じるんですよね。

 だからといって、「あの頃は良かった、今の子どもたちはダメだ」なんていうほど、想像力が乏しくはありません、念のため。(笑)

 子どもの時代に、どれほど大人にサポートをしてもらえたか、という経験は思い出に残っていませんか? 子どもの頃は感受性が大人よりも強いのですから、大人がどんな気持ちで自分と対応しているのか分かります。それこそ、高校生のマックの会話です。よーく見ています。

 教師の仕事は、子どもの成長の援助が第一義にくるものだと私は思います。もちろん、学習面からのサポートもあれば、部活動面、教育相談面、などいろいろな角度からの取り組みがあるのでしょう。だから、そのアプローチが目的化すると、俺には違和感があるんだけどね。(授業では、あまり学力向上にはこだわってないんですよ、私は。結果的に学力が向上すればいい、というスタンスです)

 教育を変えるためには競争だ~、バウチャー制度だ~、学校を良くするためには進学だ~、学力向上だ~、部活動を活性化するぞ~、といろんな取り組みのきっかけがあるようです。
 でも、新しい制度を作り出して自分を売り出したいような卑屈な人間性はともかく、多くの人たちは目の前の生徒に対して一生懸命に取り組んでいると私は思っています。そのためには、これからの日本を担っていく子どもを援助していくというプライドを教師が持てる社会的な環境が私はいちばん大切な教育改革だと思うのですが。

 ただ、非正規雇用を増やしていきたい企業や、タクシードライバーが増えてドライバーの生活が大変になる一方で、そのタクシーリースで多額の利益を得るリース会社(プロスポーツを持っているところか?)が、社会の制度を決めているうちはどうなのかな。

 経済的な「勝ち組」「負け組」がはっきりしているところは、お隣の中国かな。太平洋の向こうのアメリカかな。

 日本の昔話に出てくるような、「みんな仲良く」という、日本的な民主制が日本の文化には私はいちばんあっているような気もしますが、その文化の「転換」(否定?)は、子どもたちの教育にも影響を与えていきます。

 名奉行大岡越前が現れないかな。

2008/03/04

英検の結果(2007年第3回)

 英検の2次試験の発表日。
 2級にトライしたFさんは、合格scissors
 準2級に合格したDさんとG君も合格note
 3級に合格した7人も合格up

ただ、準2級で不合格者が1名、3級でも1名いたのが残念です。でも、落ちた生徒たちは6月に2級と準2級にそれぞれチャレンジをしたいということなので、これをバネにして勉強を続けてほしいな、と思っています。

 今回は、ずいぶんと早く見られたし、サーバーが混むこともなかったので、良かったなぁ。

 これで、準2級に何人合格したかな・・・? もちろん英語の成績は、クラスで1桁台ではいるけれど、ダントツにトップとか2番目ではなく、片手にはいるか入らないか、です。彼ら・彼女らの合格を見て、「この次はいつ英検あるんですか?」と何人もの生徒が聞いていたから、春休みに入る前に、「この勉強をしておきなさい」とだけは伝えておかないと。単に、「2年生の復習をしなさい」だけではなく、「何を、どのように、勉強して、1週間でどのくらい行う」ということを伝えたり、一緒に考えたりすることが、学習スキルの低い生徒には大切なことだと思われます。

  そろそろ、来年の授業を具体的に計画していかなければ。来年は、3年生のある講座を受け持って、英検3級に合格するようにしてみようかな。

 名人戦で羽生2冠が森内名人に挑戦!羽生2冠のファンとしてはうれしいかぎりだなぁ。今回こそは名人を奪取して、永世名人となってほしいものです。

(追記)

 昔は、「高校生で3級に受かってどうするんだ?」と思っていましたけど、英語の苦手な生徒にとっては、「3級に合格する=中学校でのイヤな思いの克服」であったり、「自分にでもできたんだ!」という思いであったりするようです。だから、学習意欲が変わってきます。
 自己尊重感といえば洒落たイメージになりますが、自分にも出来たのだという思いや、無理だと思っていたことが達成できたという思いを生徒が抱けることは、大きな生徒援助だと私には思います。
 ホント、3級に合格したと伝えると、大喜びをして、周囲も祝福する。その周囲も、次回に向けて勉強しようとするのです。素晴らしいことではないでしょうか。(←最後に、価値観を押しつけてみますけど;笑)

動詞を意識させる

 今週から中山開催。今年でリタイヤする畏兄U先生と久しぶりにhorse 彼の人間性にどれだけ救われたかなぁ、自分も。今まで教員を辞めなかったのは、人とのつながりがあったからだからですね。

 途中、バス停で卒業生と邂逅。何年ぶりだろうか。近所に住んでいるのに、卒業式以来です。電車の方向も一緒なので、東中山までいろいろと話しをしました。栄養士の仕事の大変さ、働くことの大変さ、職場の人間関係の煩わしさなどなど、いろいろと感じることがあったようです。

 それはともかく、前回の続き。

 名詞の後には、動詞を意識させます。副詞や形容詞という単語に抵抗感を持っている生徒も、動詞は受け入れられます。ですから、動詞はバンバン意識させることは問題はないと私は思います。
 意識させるためにすることは、動詞が出たら アンダーバー です。

  1. I like dogs.タイプ(普通の文タイプ)
  2. I don't like dogs.タイプ(否定文タイプ)
  3. I will marry him.タイプ(助動詞タイプ)
  4. I have climbed Mt. Fuji.タイプ(現在完了タイプ)
  5. I am interested in working there.(SVCMタイプ)
  6. I want to buy a new bike.(V + to do / doingタイプ)

この中では、5.と6.については、「動詞じゃないでしょ」という批判もあるかもしれませんけど、私はこう教えています。特に、6.については、「"I want some coffee."ならどうする?」ともいわれそうですけど、それはそれで出たときにして、want to doと動詞の原形がくるのだということを教えた方がいいのではないでしょうか?ここが中途半端だから、"*I want to baseball."とか、"*I want to a doctor."という英文を作るようになってしまうのでは?

  それはともかく、苦手な生徒にはできるだけシンプルに導入をした方がいいのですから、このような動詞作りを意識させます。5や6については、学年の後半に「本当の姿」を教えると、「なるほどぉ」って感心してくれます。

 現在完了も、いわゆる3用法など最初からは教えません。haveを「~という現在の状況を持っている」と教えることで、そこから3用法を引き出していきます。(自分なりには現在完了の本質だと思うんだけど、なかなか反応がないなぁ、この導入方法sweat01

  • シンプルに教えて、分かった感を持たせ、必要なルールは後でつけ加える。
  • 最初に例外は教えない。例外は出てきたときに教える。

 この3つがDレベルの生徒に教えるときのコツだと私は思います。

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