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2008/02/29

名詞句を意識させる

「パソコンの環境を変えましょう」
窓際に持っていきました

「マウスを右上に移動して下さい」
「(PCを置いている)テーブルにもうスペースがありません

今となっては、笑い話ですけど、10数年ほど前にはマジメにあった会話です。指示している人は分かり切っていることなのですが、分からない人もマジメにやっているんですよね。これも英語に似ています。

  • The man washed his hands.

この英文で、英語が分からない生徒(A~Eに学力を分けたときに、Dにいるグループ)は

  • The manが、1つの名詞句である
  • The manが主語である
  • 主語の後に動詞が来る
  • his handsで、1つの名詞句である

ことが分からないことがあります。the(冠詞) + 名詞 が1つのまとまりであることなんて、常識でしょ?という人もいるかもしれませんが、分からない生徒もいます。だから、何度かブログで書いているように、「名詞のグループが出てきたら、□で囲む」というルールを作っていきます。この応用型で、"the beautiful mountain" や "the long line"という"the+形容詞+名詞"が分かってきます。"the+名詞"を□で囲まないで、"the+形容詞+名詞"を□で囲ませようとしても、なかなかうまくいきません。英語は積み重ねが大切とは、本当にその通りですよね。
 この部分が理解できないと、分詞の形容詞的用法(前置修飾 the crying child )はさらに分からなくなります。

 代名詞の所有格+名詞も同じです。I, my, me, mine, you, your, you, yours....と覚えさせるのもいいかもしれませんけど、□で囲って、「これで名詞のグループになる」と教えると効果的でした、私の場合は。

 □をくくることができたら、"なんちゃって英作文"。「その女の子」「私の本」といった単純な名詞句を英語で書かせます。そして次に、「美しい川」「長いロープ」のように、□で囲んだ部分の名詞だけを変えて書かせます。
 この時に、グループ(ペア)で考えさせるといいですね。1人だと煮詰まってしまいますが、気のおけない友人と考えることで、煮詰まらないし、あーだこーだ話しているうちに、答えが見えてきます。時には「a と the の違いは何ですか?」という質問が飛んでくることも、この"なんちゃって英作文"のいいところだなぁ。

 要は、今まで生徒が意識していなかった部分を、意識させて、分かるようにさせるという作業が最初の段階では必要なのではないか、ということです。その部分を抜きにして、音読をしようと、文法問題を行おうと、筆写を行おうと、あまり効果が望めないのではないかなぁと私は思います。
 「何となく分かった気になる」状態では、結局は分からなくなるケースがほとんどだからです。

2008/02/27

教科書とインシデントプロセス

 皆さんはワープロソフトは何を使っていますか? 私は今でも一太郎です、教員らしいでしょhotel ver.3の時代から使っているのですけど、最新版にはいろいろな機能があるのですね。文字に○をつけたりpass、印刷したものにコピー禁止の透かしを入れたりと、昔では考えられません。(昔はスペルチェックで感動したもの)

 でも、エンドユーザーで最新の機能を使っている人はどれだけいるのでしょうか。ただメーカーは「これが使えれば、○○できるはずだ」という、押しつけに似たことはしていないけどね。

 これは教科教育(英語教育)でも同じになっているのではないでしょうか。

 教科書を使用していて感じること。「教科書を教える」とか「教科書で教える」という、分かったような、分からないような、抽象論は評論家にやってもらうことにして、授業のベースはやはり教科書です。教科書に書かれた英文(新出語句や文法項目)を元に、授業を進めるケースがほとんどでしょう。高校1年生の最初に、他の教材を使用する例はあるかもしれませんけど、でも次のステップとしては教科書を使用することがほとんどなのでは?

 教科書は使ってみて初めて、その使い勝手が分かることがあります。そして、著者の狙いがあれば、その狙いが分かることもあります。2年生のこの時期に、どうしてこういう教材を出してきたのか、3年生の卒業を目の前にして、どうしてこういう題材を取り上げたのか、そんなメッセージ性が分かるとうれしいものです。その上、その教科書を通じて脈々と流れるテーマを見つけたときには、うれしくなりますup

 その一方で、「おいおい、これはないでしょう」という教科書や、部分に出くわすこともあります。編著者の思い入れや研究は分かるけど、それがエンドユーザーとは合わないことがあるのですdanger あなたの思い入れはよーく分かった、しかし、現実をもっと見て下さいよ、というケースもあります。

 「学力が低い=理解力が低い」という図式で考える人も多いですけど、必ずしも私はそうだとは考えません。というのも、勉強が出来なくても、携帯mobilephoneやipodmusicの使い方を「学力の高い(高かった)」教員よりも、はるかに知っている生徒は少なくないでしょう(いや、ほとんど全員に近いかも) 興味のあることには理解を深めるし、興味のないこと(自分を傷つけてきたもの)には理解を深めないのは、子どもだけでなく、大人でも同じことです。
 生徒のプライドを傷つけず、知的好奇心を深めていけるような、そんな中堅以下の英語の教科書というものはないのかなぁ。その上、共感を感じられる内容だと、さらにgoodなんですけどscissors

 ちなみに、教科書の本文だけでなく、課末の問題を見ると、その著者の哲学がよく分かりますよね。「ひどいなぁ、この課末」と思うような教科書は、いくら本文の内容がよくても、私の中では評価が低くなります。本文に出てくる文法項目は難しいのに、課末に出てくる文法問題は非常に簡単だとか、もしくは、課末の問題が???となってしまう問題だとか、TMの解答が???となっていると、本文作りは「財前教授」が行い、課末やTMは「第3助手」が縫合しているような印象を受けます。sweat01

 心理の話と被るけど、心理でいちばん勉強になるのは事例検討です。ある事例についてみんなで共通理解を深めて、ディスカッションするということです。その方法はいろいろとありますけど、いちばん負担がなく、気楽に多くの人が参加できるのは、インシデントプロセスという手法ですflair

 ある人が事例を口頭でのべて、それに対して全員が質問をします。事例を出した人は、質問以外には答えません。だから、参加者は自分の質問にかなり注意をして、その中で全体像を考えていくという手法です。その時に、他者の手法や意見を否定することは絶対に言ってはいけませんban

 こんなことを、英語の教師の集まりで行ってもいいのかもしれませんね。お茶を飲みながらでも、昼食を食べながらでも、時にはbottleでもいいかもしれません。集団の中に実績のある先生がいると、どうしてもその人が中心となってしまったり、他の先生が遠慮をしてしまうこともありますけど、この手法だと結構使えるんですよね。それに、「事例検討をしましょう!」なんて誘わなくても、茶飲み話の流れで突入することも出来ますしnote

 教科書会社も、いろいろな企画を立てるのもいいかもしれませんけど、その教科書をどのように使っているかという実践例を集めることも、いいのかなぁって思います。
 言葉に出さなくても、内面が変わることはよくあることなのですsun

2008/02/26

メディアリテラシー

 明後日からの学力検査(入学試験)の前の最後の授業。明日は、時間割の関係で授業はなしhappy02 ちょっと寂しいやら、ホッとするやら。
 休みの多い生徒に対して、まだ欠時数の余裕のある生徒に対して、「もう休めないよ」といったところ、全く休まなくなりました。ところが彼が今日の授業でいないではないですか!「あれ、Hはどこにいった?」というと、「いま、授業に間に合うように、駅から走っているようです」という生徒からの声が。。。 その20分後に、文字通り、汗だくになってきた彼の姿が微笑ましく感じました。

 授業はメディアリテラシーについて。今回のいちばん難しい点は、「メディアリテラシーをどう生徒に理解させるか」ということです。そこで、緊急の世論調査。

  1. イージス艦事件
  2. 中国産餃子事件
  3. ロス疑惑リバイバル
  4. 道路特定財源(ガソリン税)

この4つを元に、どれが1つだけ興味のあるものを手を挙げさせたところ、2→4=1→3の順番。3にいたっては、手を挙げた生徒は0人。今は昔だなぁ。それはともかく、ニュースで重要と誰が判断するのに、自分と他者とでは温度差があるということを知ってもらいたかったのだけど、それは分かってもらえたかな?
 事実≠真実ではないので、メディアリテラシーが必要となるんだという話をしたのですけれど、なかなか理解してもらえません。しかし、教科書の内容は、メディアリテラシーを理解していなければその深みが分かってもらえないので、何度も何度も、仮定法の説明の時と同じように話をしました。教科書のメディアリテラシーの内容はいいのだけど、もう少し工夫されていると、使いやすいんだけどなぁ。
 Readingにつなげたいので、授業はグループ学習で、自習のような授業です。自分が楽をしているだけか?(笑) それはともかく、分かるようになれば、自分たちで学習するんですよね。来週の授業では、今日の授業の内容を音読(集団・個人)→対面リピート→筆写をさせていきたいと思っています。

 それと、来週には入試問題を生徒に解かせてみたいな。どんな点数になるか楽しみですけど、やらせてみたいと思っています。その結果はここにアップするつもりです。

 それはともかく、Road34が関西地区を中心に順調に採択をされているようで、うれしい限りです。ありがとうございますupwardright 急遽増刷りとなりましたm(__)m
 ブリッジ教材にありがちな、「問題の飛躍」はないように心がけましたので、興味のある方は文英堂まで見本をお取り寄せ下さい。値段は460円ですが、他書と比較しても、コストパフォーマンスは抜群です。(全ページに、確認問題をWordファイルでお渡しできるところが、個人的には画期的かな?up )
 これと、短文で覚える英単語DRILL BOOKとの2冊で、英検の3級程度の学力(中学3年生で偏差値55程度)がつきますので、どうかご覧下さい。

 学校だけでなく、学習塾での採択も大歓迎ですので、何かありましたお気軽にご連絡を下さい。

2008/02/25

眠れぬ夜もあるものだ

 英検の2次試験。1次試験をパスした生徒の指導もなんとか終了しました。人数が多かったので、英語科の2人の先生に協力していただき、あとは本日のインタビューテストのみ。もちろん、全員が合格してもらいたいけど、一番の収穫は学ぶことの喜びを生徒が体験していることです。

  林竹二ではないけど、「学ぶことは何かが変わること」とはその通りなのですね。高校2年生で「英検の3級なんて~」という人は無視しましょう。相手が汚いことをしてきても、自分は自分のスタイルを守りましょうよ、先日のサッカーの中国戦のようにsoccer 
 ちょー汚いことをする相手の時にだけ、対決しましょう。

 それはともかく、2次試験の面接後に来る生徒のメールはいつもの風景です。「あー、失敗したrain 落ちましたsweat01」 今年は、男子生徒1名だけが、「練習通りに出来ました」といってきたけど、彼ならそうだろうなと妙に納得。吸収力がとても高く、1年生の時には別の先生が担当だったのに、他の生徒が1年間かかってようやく出来た学習技術を、1学期で習得してしまいましたからね。
 2級を受験したFさんからは、「ダメでしたsweat02」というメール。詳しいことを本日聞いたところ、何とかなっているかなぁという淡い期待もあるけれど、来週の火曜日か水曜日まで寝て待っていましょう。

 ブログの更新をさぼっていると、tmさんのブログがお休みに。寂しいなぁ、と思うけれども、どうかご無理なさらずに。降らない雨はないし、あがらない雨もありません。「雨」というと、「あがらない雨はない」とだけ考えがちだけど、降らない雨もないものです。
 人生も春夏秋冬があり、光があるから陰もある。全てを受け入れるためには、仏の道しかないのかなぁ。たまにそう感じます。

 この頃、諸事情のためパワー不足。ウーム。

2008/02/23

職員室の茶飲み話

 学校の中には、3つの視点があります。「生徒の視点shoe」「教師の視点eyeglass」「保護者の視点drama」の3つです。どこに、ポジションを持つかにより、自分の立場以外の視点への理解が変わってきます。「生徒の視点に立って」といわれても、基盤となるものは「教師の視点」であり、自分がどのような学生生活を過ごしたかによって、「生徒の視点」の立ち方も変わってきます。まじめな生活をしてきた先生は、そういう生徒の苦しみが良く理解できるし、やんちゃな経験のある先生はそういう生徒、ゆるーい自堕落な経験者は、そういう生徒が理解できます。(俺は、間違いなく、最後だなぁsweat01

 先日、職員室で、「保護者として学校に不信感を持ったことは?」という問いに、お子さんをお持ちの同僚は例外なく「ある」という答え。もちろん、私も例外ではありません。学校は我が子に対して、誠実に対応してくれているのか不安だし、不信感を抱かせるような出来事も、1つ2つではありません。一生懸命に子どもに携わってくれているのが分かるだけに、その一生懸命さと、対応とのギャップに戸惑ってしまいます。wobbly

 確かに、保護者と誠実に接しているのに、付き合い方が苦手な先生の話を聞くことがあります。とても生徒思いで、一生懸命にやっているだけに、もったいないなぁ。下手な先生の特長は、不安感を持たせてしまうということです。

  • 保護者を責める
  • 生徒の不足している点を最初に伝える
  • 希望への期待ではなく、絶望への不安を感じさせる

というのが、パッと思いついたことかなぁ、特徴として。こんなことを電話や面談で言われたら、どの親も自分の子どもが完璧だと思っているわけではないので、聞くしかありません。そのため、辛い思いをしながら聞き、多くの保護者が、家に帰って自分の子どもを叱ったり、担任の悪口で盛り上がったりdown

これではダメですよね。生徒と担任との関係も悪化する一方です。crying

 例えば、成績の件で保護者召還があったとしましょう。学校に言われなくても、自分の子どもが勉強していないことなど、多くの保護者は百も承知しています。

  1. 授業中も真剣にやっていないし、テストでの成績も悪いんですよ。しかも、提出物もいい加減です。このままでは、進級の不安がありますので、ご家庭でも勉強するようにどうかご協力下さい。
  2. ホントはやればもっと出来るのに、この成績では残念ですよね。私たちも全力で取り組みたいと思っているところです。そこで、○○と△△とをさせたいと考えているので、ご家庭でも××というご協力をお願いできますか。

どちらの方がいいでしょうか。教師の視点のみで考えると、1も間違ってはいないでしょうけど、保護者の視点でみると、1と言われた日には、対決モードになってしまいますよ。その結果、「あの保護者は、せっかく時間を取ったのに、あの対応は何だよ」となったら、誰も幸せになりませんから。rain

 職員室の茶飲み話は、具体的な事例が目の前にあるときに、年配の先生からこういうノウハウを教えてもらえたのでしょうけど、余裕がない職員室ではこんな話は昔の話か? 年配の先生で同僚から尊敬された先生は、ノウハウを持っていた先生だったのでしょうね。(ノウハウを持っていない先生は、どうだったんだろう?)

 「筋肉質の経済」と同じように、「筋肉質の学校」をもてはやす人たちは、教育活動を知らない人でしょう。結局は、そのしわ寄せがどこに来るのかを考えれば、簡単なことです。

 自覚を持っていれば、余裕があっても問題はない、ってことなんだろうなぁ。

2008/02/16

閉塞感が止まらない

 学習指導要領について新聞が特集。確かにそうでしょう。教育ほど、その人の視点や価値観で、同じ対象がよいものにも悪いものにも見えるものは、少ないだろうからなぁ。

 何度かブログに書いているので、過去ログと重複するかもしれないけど、いくつかの疑問。

  1. 授業時間数を増やせば学力は上がるのか?
    PISAで最優秀な成績を収めているフィンランドは日本よりも少ない授業数だし、教員の自由度もかなり広い。
  2. 大学の総定員はこのままでいいのか?
    18歳人口が約200万人のときに大学の定員は約40万人。つまり、大学に行けたのは5人に1人だけど、現在は120万/60万人。2人に1人が大学に行けるし、実質的に受験=合格である大学も増えてきている。大学入試の競争をモチベーションとして考えるなら、大学の総定員を減らすという議論はどうして起きないのか?
  3. 単語数を増やせば、英語力は上がるのか?
    現在でも、学力的に高い生徒は教科書が何であれ、自分で学習をして学力を増やしている。集団として考えたときに、中堅以下の生徒にどう学習をさせていくかという具体的な案がなければ、平均点が上昇するとは思えないけど…。
  4. 教師には何が求められているのか?
    学力の向上? 部活動? 特別支援教育? 教育相談? 事務仕事? 進路指導? さっぱり分からない。優先順位はどうなっているのだろうか? 公務分掌があるけれど、通常の授業をしなさい、補習もしなさい、部活動もしなさい、生徒のメンタルヘルスも考えなさい、特別支援活動も学びなさい、どれが優先順位? まじめにやろうとすればするほど、教員のメンタルヘルスは悪化していきます。鈍感力が高い人はいいだろうけど、そういう人に思春期の生徒の気持ちが分かることはないでしょう。どちらをとりますか?
  5. 家庭教育をどこまで学校でフォローするのか?
    母子家庭で、母親の労働時間が非常に長く、高校生が家事の主な担い手となり、時には小さな弟や妹の面倒を見るために学校を休む生徒もいることを世間の人はほとんど知らないでしょう。(とくに弟妹が病気で、保育所に預けられないとき)  行政的なフォローが必要だという掛け声を免罪符にして、実際にはほとんど動きがないのをどうする? 
  6. 保護者の収入で、進学の幅が決められるときに、学力向上がいえるか?
    「うちはお金がないから、進学せずに就職します」という生徒に対して、進路を学習動機にすることはできません。大学や高校の進路に何百万もかかるのは異常ではないか? 道路特定財源を、「進路特定財源」とすることはできないものか? 道路を作る前に、人を作りませんか?
  7. 結局、学校には何が求められているのか?
    詰め込みのように多くのことを教え、自分たちで生徒が考える力をつけ、生きる力をつけ、日本の文化を教え、武道も行い、情操教育も行い、道徳教育も行い、授業を増やしていく。ところが世の中に出ると、若者を使い捨てるといわれる「派遣労働」はさらに大きくなっていき、ワーキングプアも増えていてる。(確かに、生きる力も必要だよなぁ;皮肉) 道徳教育というのに、新聞を見ると、えらい人たちの利権を取り巻く問題が多くある。この国は、記憶力が高く、他人が自分のために働くのは当然という、自己愛性パーソナリティ障害の持ち主が、楽しく過ごせる国を目指すのか? 学校と社会とのギャップをどう埋めていくのか? 公立学校は、おちこぼれを出さないように努力しているが、社会はおちこぼれを意識的に作って、見せしめにしているとしか思えない。

もっとありますけど、だんだん暗くなりそうなので、ここでおしまいにします。(ここまでいえば十分だなぁ;笑)

今の若者は…という人は、どんな若者時代を過ごしましたか? あなたや、あなたの友だちは、学問に明け暮れ、思春期にありがちなチョイワル行動もせず、大人のいうことに素直に従っていましたか?

学生は勉強しない、という人は大学時代にホントに勉強をしていましたか? 大学がレジャーランドと言われていたではないですか。旧制高校にしたって、今であればとんでもない犯罪行為がいくらでもあったでしょ。

ともかく、自分たちのイライラを、新しい価値観を持ち、エネルギーにあふれている若者への恐怖に転換するべきではないと私は思います。若者はとても純粋だし、世の中の不合理の犠牲者です。そういう彼ら、彼女らを援助できない社会に、明るい未来などあるのでしょうか。

って、やっぱり終わらなかったなぁ(笑)

2008/02/15

マラソン大会

 私たちのクラスが優勝! 普段の練習ではさほど強いとも思われていないのに、全員が日頃よりも少しずつ頑張って、総合優勝をしました。マラソン大会と卒業式の呼名には、そのクラスの雰囲気が表れると思っているので、うれしいのひと言です。

 とはいえ、13日に送られてきた「短文で覚える英単語フレーズ集」の校正もあり、慌ただしい1日でした。なんていっても、13日に送られてきたその原稿を実家に忘れてしまい、チェックを始められたのが14日。そしてその日のうちに投函sweat01 郵便局の本局が近所にあって、本当に良かったなぁ。フレーズ集といっても、コロケーションとフレーズです。今月の末に32ページ冊子として出来上がります。(書店では非売品なので、詳しくは文英堂までお問い合わせ下さい。)

 今回のフレーズ集は、「ピーナッツ型で単語を暗記 → 実際の文で覚えるDUO型」で覚えるのが、生徒がいちばん覚えやすいという反省もあって、作ったものです。だから、「短文で覚える英単語1700」の260の文を621(抜き出し)+19(再構成)の640のフレーズ(コロケーション)に分けて、使いやすくしてあります。このフレーズ集にも問題を用意しました。

 それはともかく、先日読んだ本。flair

  • 「子どもよりも親が怖い」(諸富祥彦著、青春出版社)

とても的確に、現在の学校を取り巻く問題を描いていると思います。学校に不信感を抱いている保護者にも、保護者にイライラしている教員にも、そして学校の人間関係に疲れている先生方にもお勧めしたい一冊です。

 第三章(担任を守らない校長 同僚の足を引っ張る教師)は、義務制の学校には確かに多いのかもしれません。高校のように、ある程度は独立している教師集団であればそうでもありませんが、強い関係性を持っているとこういうのが起きるかな。

 第四章に出てくる提言六では、「教師は教科のプロである以前に、人間関係のプロであろう!」というのは、本当にその通りだと思います。人間関係作りが下手だと自覚しているなら、どこの人間関係を作っていくか、良くしなくてもいいから、悪くしない人間関係作りも知っておくと、便利ですよね。

 教員は、職場以外に居場所があり、そこでお互いを支え合う場所があると、辛いときも乗り越えられるケースが多くあります。そんな人間関係作りのきっかけとなるブログがここの目的の1つです。
 お気軽に書き込みをされてくださいup

2008/02/14

靴に足をあわせられるか?

 本日(13日)は6時間授業。OCと英語Ⅱの授業の日です。

 水曜日は書店の方が見えて、「新英語教育」が来ました。今月は英語の教員のほぼ全員を対象とした例の研修についての特集。ざっとしか読んでいないのですが、共感できるものもあるし、そういう見方もあるのだなぁという記事もあったりと、楽しく読んでいました。

 「英語教育」論、「学校教育論」になると、中学校と高校とで違いが出てくると思いませんか?(って、この言い方は押しつけみたいだ) 中学校では、共通性を持つ部分が少なくないのに、高校では学校によって(具体的にいえば、入学の難易度や地域によって)、共通のことばに違いがあるな、と思います。

 中学校は、いろいろな生徒がいるのでしょう。勉強面でも、部活面でも、「輪切り」にはなっていません。その地区に住む生徒の多くが行くのですから、「サラダボール」的な状態です。そういう中で授業が行われるのですから、英語が得意な生徒もいるし、苦手な生徒が、ほとんどの教室にいます。(教員の適応障害や鬱も、どこの学校でも同じように起きるのは、この「共通性」のためです) そのため、「中学校では…」という言い方ができます。

 一方、高校は、完全に輪切りの状態です。勤務されている先生方はお分かりになるでしょうが、学力的に高い学校と、低い学校とでは、同じ高校生が使うのかと信じられないほどの違いがあります。もっといえば、授業料の減免や滞納などの問題など、「家庭的安定度」も異なることがしばしばです。だから、「高校では…」という言い方ができません。もし言おうものなら、「そんなのは、ウチの学校にはレベルが低いよ」、「それは当てはまらないなぁ、机上の空論でしょ」となってしまいます。(教員の適応障害や鬱は、その学校によって違いがあるのは、この「相違性」のためです)

 この差異を理解しているのは、英語教育の専門家よりも、心理関係の専門家の方が多いような気がするなぁ。だから、一般論から各論(具体論)に入るときには、気をつけた方がいいのではないでしょうか、お互いに。(特に講師側)

 悪意なきアドバイスほど、人間関係を混乱させるのは、何も先日のブログのような不登校の親に対してのものだけではありますまい。

 その国(地区)を理解するためには、その国の気候がいちばん過ごしにくい時に行くのが良いと、本多勝一氏の著作にあった気がします。(学生時代の記憶なので、よく覚えていませんけどcoldsweats01 )
 過ごしやすい時期に、その土地に観光客で訪れたからといって、その風土を理解したという人がいたら、小馬鹿にされてしまうでしょうね。しかし、たとえ住人でなくても、その風土を知っている人は少なからずいます。

2008/02/12

 本日は入試のために変則日課で、授業なし。教材研究とプリント作りに時間を使えました。

 英語Ⅱは、最終レッスンで、文法項目も今までに学習したところと重なるので、3年次に行うReadingやWritingの準備にしたいと思っています。グループでの協同学習を通じて、読解をしてから、書いてあること(topic)を考えるということ、および、その論の組み立て方を学ばせていきます。

 先週の教科会は来年度の辞書とブリッジ教材について。辞書は三省堂のグラセン。コロケーションも多くあるし、ある程度の割引もしてくれるし、来年度に1年生を持つだろう先生の希望通りで決定しました。辞書を全員に持たせることに違和感を持つ方もおられるかもしれませんが、「辞書を買ってくるように」といっても買ってこないケースが多いし、中には中学校で使ったチョーコンパクトの辞書のケースを持ってくることもあるので、全体で買わせています。それに、同じ辞書だと、「○○ページを開け」ともいえたり、例文も共通しているという、指導者サイドにとってもメリットもあります。

 英検の1次試験(3級)に合格した先生・生徒多数scissors 1次試験を通過したメンバーの顔ぶれを見て、同僚が驚くことはまだ分かるけど、生徒同士の邪気のない驚きと、レスペクトがいいなぁ(笑) 「だったら自分にも…」という生徒も何人かいたので、次回はもう少し受験者がでるかな? 人間の向上心も、理念ではなく、実例から入るのが説得力があるということです。理念をいくら広めようと思っても、むなしさのみで終わることがほとんどです。
 新1年生を持ちたいと思っている同僚から、「どんな指導をしているの?」という質問があったので、以前にブログにアップしたプリントを渡しました。準2級と3級の1次をパスした生徒は、授業しか受けていないメンバーで、部活動もしています。もちろん、中学校では英語にずいぶんと苦しんでいたようです。

 「倫太郎チルドレン」(ただし英語のみ;笑)の特徴は、長文の問題用紙に書き込みがあることです。名詞が出てきたら□で囲ったり、長いセンテンスの時には必ずSVという書き込みがあったり、ofが出てきたら○で囲まれていたり、などなど、その書き込みはブログにアップしたいほどです。(版権の問題もあるので、アップできずに残念ですが…)

 そんな話をしてから、先ほどの先生にここ2年間で実践して良かったことと、やらなくても良かったことを。
 やって良かったことは、大きく分けると、

  1. 単純化(資格化)
  2. 例外(細かい部分)は、出てきたときに学ぶ

ということです。
 入学時には、"the+名詞"が意味的なまとまりを持つということが分かっていない生徒も少なくありませんから、それを□で囲む。名詞句を□で囲めば、文が単純化されます。"the+形容詞+名詞"も□で囲み、形容詞から名詞に矢印を引かせて、飾り方を教えます。接続詞が出てきたら[    ]で囲むことも、この単純化です。
 例外は、過去形や複数形、3単現などです。study→studiedになるんだよ、go→goesになるんだよ、というのは、導入部としてはどうなんでしょうか? 優先順位を考えたときに、これよりも、名詞句を理解させる方が大切だと私には思えます。「あ、自分にも英語を読むことができた!」という思いを中学校の時に、英語で傷ついてきた生徒たちに抱かせるのなら、これは後回しにしたいところです。出てきたときに、「こういう例外もある」で教えるだけで何か不都合があるのかなぁ。

  今までのブリッジ教材(やり直し教材)に、何となくの不満を持っている方は見本をお取り寄せしてください。

両方とも、確認問題もついております。って、ちょっとPRでしたup

 それと、音読と筆写。音読といってもいろいろとあるけど、普通の音読と重ね読みだけで十分でした。もちろん、対面リピートはいいですね。自分の分からない発音は必ずダメ出しをされるので、必死になりますし、スラッシュを入れる作業も「対面リピート」という目的があれば、生徒はやっています。pencil

 パワーポイントを覚えるときに、最小限度の使い方しか載っていない本を買いました。この本の内容は一通り使いこなせるようになって初めて、別の使い方を知りたくなりました。最初から細かい内容を書いてある本だったら、途中でパワポの使用をやめていたという確信がありますcoldsweats01 
 それじゃいけないのだろうけど、パソコンが好きでない私はそうなのです。

2008/02/11

無邪気なアドバイスが、最悪のアドバイス

 ちょっと前に学生時代の友人から連絡。ちょっと深刻な相談でした。

 彼の小学校1年生の息子が学校に行けないようなのですが、その件でスクールカウンセラーと面談をしたそうです。そのとき、そのスクールカウンセラー(SC)から、彼の息子が発達障害ではないか、といわれ私に連絡をしてくれたのでした。

 小学校の低学年については、ほとんど私も知識もないのですが、話を聞いているとどうしてもSCには大きな問題があるように思えました。例えば、彼の息子と面談もせずに、担任の先生の話を聞いただけで、「発達障害の可能性がある」と言い切っているのです。もちろん、いわゆる「典型的な発達障害の生徒」の行動はありますが、1つ2つの(典型的とはいいきれいな)エピソードを取り上げて、「発達障害」と保護者にいう、その感覚は私には分かりません。だいたい、当てはめようと思ったら、私たち全員が当てはまってしまうんじゃないかなぁ。エピソードではなく、ボリュームの問題です。(もちろん、思春期以降に顕在化してくる、典型的なエピソードもあります)

 学校に行かないということで、友人の奥さんにはいろいろな人が集まってきたようです。いくつかのタイプに分けてみますと。。。

  1. 私も不登校だったの、、、タイプ
    「自分も不登校だったから、話をさせて」という大人で、何の話をするかといえば、「私も不登校だったからあなたの気持ちはよく分かる。でも、学校に行かなければいけないのよ」というアリガタメーワクな話をしてくれる人。結局は、自分の話をしたいだけじゃないのか?
  2. 不登校にはこの食品がいいのよ、、、タイプ
    不登校には、この食べ物がいい、この飲み物がいい、と食品まで指示をしてくれるメーワクな人々。申込書も持って来るみたいです(苦笑)
  3. 宗教には興味がない・・・?、、、タイプ
    いろいろな理由をつけて自宅にまでやってきて、自分の信じる宗教へ勧誘する心から無邪気なメーワクな人々。あの宗教は、こうやって大きくなってきたんだなぁと、具体的な宗教名を聞いて思いました。
  4. 家庭の問題をみつける、、、タイプ
    「旦那さんが、帰ってくるのが遅いからそうなるんだよ」、「上のお兄ちゃんとの問題があるんじゃないのか」、「下の子と年子で愛情が少なかったんだよ」と自分なりの評論家となってしまう人々。

 全てに共通しているのは、アドバイス(?)をしてくれる人たちには、全くの悪気がないということです。良心で行っているので、それを受け入れなかったり、真剣に聞かなかったりすると、逆ギレしたり、捨て台詞を吐いたりと、すごかったようです。飲みながら、友人に「辛かったろうねぇ」と同情してしまいました。

 結局何が言いたいかというと、教育不信、学校不信といわれることも多いですが、学校関係者(教員やSC)の発言は重たいということです。(ちなみに、発達障害を詳しく知りたいければ、WISCという検査が必要があります) 

 後日談です。

 念のためと思い、信頼できる専門家を彼に紹介したところ、「可能性が高いとは自分には思えないが、発達障害かどうかは断言できない。でも、大切なことはお子さんが学校に行っていないという課題を解決することではないか」といわれたそうです。もちろん、詳しい話を聞いて、友人はずいぶんと安心をして、自分の子どもに発達障害があろうとなかろうと、大切に育てていきたい、と思うようになったそうです。

 これが、専門家のアドバイスではないでしょうか。

 ちなみに、息子が学校に行かない理由も分かり、現在では保健室登校をしているとのことです。久しぶりに東京で飲みながら、言動には細心の注意が必要だと思いました。

2008/02/09

英検の結果

 2時間遅れで英検の合格発表。英検協会も遅らせたくて遅れているわけではないのだから、仕方ないなぁ。17時になりアクセスすると、今度はサーバーダウン? 生徒が待っていたのですが、夜にメールで連絡をすると伝えてから、前から約束をしていたALTと彼の彼女との飲み会。果報は飲んで待て。

 本日の授業はOCⅠのみ4時間。教科書の試験範囲がほとんど終わったので、「高校入試リスニングの旅」と「短文で覚える英単語」のみの内容。(「のみ」といっても、かなりの分量になっていたような気がしますけど。。。) 「静岡県の次がどうして奈良県なんですか?」という生徒の質問に、「新幹線に乗ったんだよ」と答えておいたけど、最寄り駅はどこだ?(笑) 自分の趣味に合う都道府県を選んでいるだけです。

 授業の「つかみ」のWhat's new today?では、彼が明日から訪れる日光について。温泉の話で盛り上がり、スムーズに授業に入れました。ロッキー山脈に温泉地があるのですね~。「温泉着」を着て、お風呂に入るという話が生徒の興味があったようです。
 5時間目の授業は、生徒もウトウトしたくなるもの。「起きろ!」とおおきな声を出すだけでも仕方ないので、眠気が覚めるように生徒の活動を増やします。広い意味で、環境を整えることになるのかな。
 授業の最初と最後とでは、空気が変わるのがいいですね。

 ALTの話を聞いていると、他校での様子が分かります。彼らの横のつながりもあるので、いろいろな学校の様子を知ることができます。
 ちょっと驚いたことが、ALTと話をしたり、授業をしたりする先生が減ってきているということです。どうしてかなぁと聞くと、ひと言「忙しいからじゃないかな」 7時間目までの授業があったり、その後の半強制的な補習があったり、するからなのかな。それとも、ALTとのTTは、偏差値アップにはあまり関係がないからか。実際のところ、理由はよく分かりませんが、「英語教師的ガツガツ君」になっているからでしょうか?

 それはともかく、「英語の学習」(copyright相方)を終えてから11時過ぎに英検協会のサイトにアクセス。おい、まだ重たいぞ!って独り言をつぶやきながらアクセスをすると、2級に1人パスしていました。すぐにFさんにphoneto。でも、自己採点と1点違い、なぜかアップしていました。やはり、マークミスがあったのね(苦笑)

 準2級組は、3名パス。ちなみに、うち2名は英語の学習は授業だけ。不合格者の中にはあと1点という、悔しい生徒もいました。授業だけでも力はつくということです。今回のテストの語法問題では、拙著「短文で覚える英単語1700」を勉強していれば解ける問題が多数あったので、それも良かったみたいですね。

 3級組は、脅威の合格率!8人中7名が合格。不合格者の1名もあと1点でした。ほとんど、いや全ての生徒が中学校では英語がチンプンカンプンの生徒だったので、今回の1次パスはうれしいようですね。成績もクラスで「中の中」~「中の下」の生徒なので、全体で受けるとどうなるかな? アルファベットが完全には書けなかったり、dogを"bo9"と書いたりして、こちらを驚かせてくれた生徒もいます。

 「継続は力なり」というなら、継続させる環境作りも私たちの仕事では? それと、「ガツガツ」はどこで最大公約数を持つのか? 

 それはともかく、2次試験に向けてしっかりと準備をさせて、全員合格してもらいたいものです。その時には、「こうやって克服した!」で紹介しますね。

2008/02/08

ガツガツしない

rain なんとか入試も終わり、ちょっとだけ教務部的なお仕事。英検終了後には、速読英単語を自分たちで学べるようにしてきているので、ESSのメンバーはグループ学習で、「適当に勉強しておきなさい」という指示のみでした。そうすると、自分たちなりに、勉強しているんですよね。こちらがガツガツと教えるよりも、よっぽど力がついているような気もします。

 授業ではLesson9の〆。仮定法についての復習(うーん、何回目だろ? 3回目かな?;苦笑) 同じ説明をしているのに、いつも新鮮な気持ちで聞いてくれる生徒がいることは、教員にとってはうれしいことなのか、寂しいことなのかcoldsweats01 だから、例文の動詞を変えてみたり、前回は登場人物が「香里奈」だったところ、「結子(ゆうこ)」にしてみたり、時には「菜々子」(昔ほど生徒の反応がよくなくなったか)と、小手先の変化をして楽しんでいます。
 「妄想はどーでもいいから、先生、先やりましょーよ」という生徒からの反応や、「はい、はい。わかりましたー」という反応もお約束になり、和やかに授業も進んでいきます(笑)

 メタ認知的授業の省察をしてみると、ここ数年、ずいぶんと変わってきたなぁ。よくいうなら、余裕が出てきたし、悪くいうなら、情熱的でなくなってきました。(後者の自己評価と生徒からの評価とでは一致しないところが面白い)

 以前(数年前)までは、「どーにかして、生徒の力をつけよう」という気持ちが強くありました。

 rain音読をさせようと思い、必死でした。音読に積極的でない生徒がいたら、音読の効用を説いてみたり、川島隆太氏の記事を生徒に配布したり、しました。

 new今はしませんね、絶対。音読させるときには、全員で立つだけです。
 その方がよっぽど、おおきな声で音読します。

 rain文法を分かりやすく理解させようと、必死でした。どうやってかみ砕いて説明すれば分かってくれるか、どのような問題を解かせれば力がついていくのかを考えて、自分でプリントを作ったものです。

 new今は昔ほどこだわりません。ちょっと説明して、グループで学習させるだけです。
 その方がよっぽど、文法を理解して、積極的に問題に取り組みます。

 rain単語を覚えさせようと思い、必死でした。単語集を持たせて、毎時間、その単語のテストを行いました。合格点に満たなければ、何度も例文を書かせたり、再テストを合格させるまで繰り返し学習させたりしました。

 new今は単語だけでは暗記させません。フレーズやコロケーションで覚えさせてから、必要に応じて文単位で暗記させます。ここでは2人1組にして、対面リピート(to ディクテーション;時間があれば)にさせています。

 rain授業を真剣なものにさせようと必死でした。授業中は生徒はこちらの指示を真剣に聞いていなければならず、こちらもそれに応えなければならないと思っていました。そうすると、生徒は勉強をしているようで、友だちに手紙を書いていることもあったようです。

 new今は、真剣さはあるものの、グループ学習を行っているために、ある程度の私語もOKと思っています。でも、授業を中断させる私語は、ほとんどありませんね。

 パッと思いつくと、このくらいの違いがあります。ひと言で言えば、大人になった、必死さがなくなったということかなぁ、英語教師的に。「先輩」と間違え呼ばれた20代の頃とは、こちらもスタンスを変えないと、うまくいきませんよね。

 ただ、昔と変わっていないと自分では思っているところは、、

  • 学習しようという意欲のある生徒は、できるだけ援助を行う。
  • 授業中に寝ることは許さない
  • 授業中の携帯は許さない

という点かな。中学校の先生からは悪い意味で驚かれたけど、グループ対抗で音読大会を行ったときには、賞品として「キットカット1包」を出したこともありました(^^;; (一袋ではありません、念のため) 

 ガツガツするのではなく、余裕を持って行う方が、○○だけでなく、授業でも効果的のような気がします。そんな英語教育の授業をしている大学の先生はいないものかなぁupwardright 実践的が求められるものは、コミュニケーションだけでなく、授業スタイルでもあってもいいような気もするのですけどね。

2008/02/05

ネコなら一日中寝ていたい

本日は英語Ⅱを2クラスとOCを1クラス。

 英語Ⅱは、本文が終わり、ターゲットは仮定法過去完了。2学期に仮定法過去を既習とはいえ、「なんとなく」しか覚えていないので、仮定法過去からスタートしようか。いや、単なる条件(開放条件)から戻ろうか、、、と思い直して、そこからスタート。

 せっかく雪も降っていたので、雪を使った例文を出して導入をした後、『これでわかる基礎英語』のコピーを配布して問題を解かせました。

 なかなか、「却下条件」の感覚をつかめない生徒には、「じゃぁ、実際はどうなの(どうだったの)?」ということを、日本語で考えさせていきます。
 仮定法を和訳させるだけでは、if =「もし~ならば」とだけ捉えられてしまうし、実際はどうだったのかということを、英語で書かせることはハードルが高いし、と考えるからです。(もちろん、対象は英語力が中堅以下の生徒)

 日本語にせずに、、、という方法以外にも、方法はあるってことです。結局は認知の問題で、どれだけ深めることができるかを考えたときに、英語のままで深められるケースもあるかもしれないけど、日本語で深めさせた方がいいケースもあるのでは。

 ただ、日本語で深めさせるだけではもったいないので、問題文を音読、対面リピートをして仮定法過去と仮定法過去完了を終了。英語で始まり、英語で終わることを心がけていますので。その後、条件節と帰結節の時制が変わるケース(過去→現在)に入りました。
 こちらは、例文に気をつけないと。生徒もいろんなケースを持っているからなぁ。

 本日、同期のSさんからいただいたメールに、キング牧師の"I have a dream..."の授業についての実践です。

  • 私も授業でキング牧師のスピーチを扱いしまた。今回自分でも感激したことがひとつ。Youtubeの存在です。3年生の最後の授業で扱ったこともあり、しっかりと彼のメッセージとアメリカでの人権問題を生徒達に話したいと思い、いろいろと考えていました。ここで活躍したのがYoutube。問題もあるサイトではありますが、いま昔の貴重な映像がここで簡単に手にはいるのですね。しかも今大統領の予備選挙でオバマがキング牧師について触れた映像も容易に手に入りました。
    その2つを生徒に見せて、今と昔を比べてもらいました。冬にアメリカに行っていたこともあり、私自身気持ちも盛りあがっていて・・
    彼はまた演説が上手いので、そこからアメリカの政治や選挙についても話が出来、生徒達の反応もものすごく良かったです。
    教室にはLanケーブルがつながっているので、プロジェクター、スクリーンなどを自分でセッティング。機械音痴の私でもできものだと感激しました。

Youtubeを調べてみると、その時の映像がありました! 本日のOCの授業で使わない手はないと思ったのですが、準備不足のため、結局は研究室に生徒を集めて、PCのモニターで見せただけで終わりましたが(^^;;; でも、真剣に見てくれた生徒に感謝。

 それから教室で、サブプライム問題や医療制度、そして軍隊に志願する若者についての話をして、授業に入りました。特に、どんな若者が軍隊に志願するかは、同年代の生徒にとってはショックだったようです。ニュースを見ていたら、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏が演説会場で、「学生ローン」の利率の高さについて訴えていましたね。ビデオに記録しておけば良かったなぁ。
 ともかく、アメリカの現状については

  • 『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書、堤 未果著、2008/01)

が参考になります。新自由主義とはどのような結果を引き起こすのかを教えてくれる、役に立つ一冊です。

 先週末に、卒業生2人と千葉で一杯。最初は焼酎の水割りだったのが、いつの間にやら水の焼酎割りになり、久しぶりの二日酔いでした。短大・専門学校に進学した生徒が就職を控えているので、3月には同窓会が開かれるようです。
 この頃、教育関係のニュースは寂しくなることが多いのですが、卒業生(生徒)は見ていると思うとうれしいものですね。

2008/02/01

ひねくれ者かもしれないけど

 本日はOCⅠのみ4つ。少々ストップしていた「リスニングの旅」を再開し、静岡に到着。英語Ⅱとかぶるクラスは行いやすいが、かぶらないとキツイ部分もあります。2単位の難しさだなぁ。
 その後は、キング牧師の演説。ネットでDLしたキング牧師の演説を生徒に聴かせ、その後ALTによる発音練習と対面リピート。スラッシュを入れて、意味的なまとまりを考えながら読ませました。ノリのいいクラスでは、演説大会。1人の生徒が前で演説のように I have a dream....とするわけです。他の生徒は始まる前に拍手をして、終わってから拍手喝采(笑) いいですねぇ、この雰囲気。
 「意味はよく分からないけど、鳥肌が立ちました」という生徒のことばがこの演説の性格を表しているなぁ。本物は本物であるということです。

 ちょっと先日の英検ネタ。2級(金曜日実施)に「??」と思ってしまう問題が2題あり。ALTに確認したところ、やはり「ウーム」といっています。1題は並べ替えの問題で、もう1題はリスニングの問題です。

 並べ替えの問題では、次のような問題が出来上がります。

  • We did all that work for nothing.

 しかし、次のような言い方もなされるとのこと。(口語)

  • We did work for nothing all that.

口語でも使われるなら、両方ともOKなのでは? 
 もうひとつは、リスニングの問題No.29。問題文の全てをブログにのせるのは問題があるかもしれないので、内容だけを書きます。

 「銀行に勤めるSawyerさんは、事業開始に必要な人にお金を貸す仕事をしており、事業案がいいものであれば銀行のお金を貸す」 それに対して、

  • What is one thing that Mr. Sawyer does?

と質問があり、それに対して選択肢の答えは

  • He helps people who want to borrow money.

を選ばせます。

 でも、お金を貸さない場合もあるのでは? そうなれば、helpすることもないわけだし、そもそも、こういう時にhelpって使えるのかな?という疑問があります。ボランティアじゃないんだから。

 そこで、英検協会に連絡をしたところ、並べ替えの問題については、「ホントにそれでもOKなのですかねぇ。別の意味になると思いますが」という答え。

 後者については、「one thingとかいてあるので、『お金を貸す』ということが当てはまるのです」という回答。
 「営業に回る、本社に出社する、お金を貸すといった上で、"one thing"というならば分かるが、お金を貸すかどうかしか書かれていない。確かに問題の選択肢を消去していけば、この答えになるのだろうが、問題として不適切ではないか」と尋ねると
 「事業計画が不十分な人にお金を貸さないこともhelpである」との回答。

 なるほどねー。もう少しやりとりがありましたけど、英検協会の回答は変わりそうにもなかったし、帰りのSHRも迫っていたので、電話は終了。私の感覚がひねくれているだけなのかなぁ。

 放課後はESS。2つに分けて行っています。3名が「標準」に入ったので、かなり困っているようですが、学習意欲があるので、楽しみです。

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