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December 13, 2007

採点完了!

 採点完了。本日は答案返却が2クラスだったので、それに併せて授業アンケートも実施。

 オーラル・コミュニケーションⅠは使用している教科書が「日本でいちばん易しい教科書」((C)某教科書会社の営業マン))だったので、あまり点数の差がつきませんでした。どれだけ点数を高くしないように、間違わせるようにするかを考えないととんでもないことに…(^^;; こちらのアンケートは明日の2クラスがまとまったらこちらでアップする予定です。

 英語Ⅱの平均点はかなり高かったようです。2クラスとも70点以上で、90点以上の生徒も数名とも両クラスにいます。こちらはアンケートはまだですけど、平均点をSHRで話をすると生徒が「あれだけ勉強させられたもんなぁ~」とうれしそうな表情。そうでしょ、そうでしょ。授業であれだけ勉強をして、それでテストで悪い点数だったら泣くしかありませんから。寝るヒマなし、誤魔化しきかず、毎回の提出物がありますが、それで生徒が自分たちの力がついたと実感できるのなら、大変かもしれないけど行うものです。こちらの授業アンケートは来週の月曜日なのでそちらも楽しみです。
 「熱意」を押しつけられると困ってしまいますが、生徒の成長を考えて行動することが教師の成長を促すもので、その結果が熱意なのではないかと思います。「熱意」といっても、お上にいわれたことを誠実に行う熱意もあるのかもしれませんが、生徒の成長を促す熱意の方が大切だと思われます。ただこれから始まる教員評価や免許更新制度というシステムの中では、前者の熱意を大切にする教員が増えていくのではないかと、ちょっと心配です。

 ちょっと今日は昔話。かなり前のことです。

 彼が私のところに突然に電話をかけてきたのは、とある北日本への修学旅行の直前の木曜日のことでした。「日曜日からの修学旅行に行かない」と突然に話してくる彼の言葉に驚きながら、金曜日に話を聞くということで、その日は終わりました。

 翌日に話を聞くと、彼は家族関係の話をし、修学旅行に行くためのお小遣いがもらえないといいました。経済的には困っている家庭でもなく、どうも家族関係にその原因があるようでした。

 結局は、彼は修学旅行に行くことになります。

 帰ってきてから、彼と面談をしました。彼の話を聞きながら、家族の関係をB5の紙に書いていきます。父、母、姉と彼との関係や、父母関係、父姉関係を図に書くことで、(彼が思いこんでいるだけかもしれないけど)家族の抱える課題を生徒に意識化させます。

 それを見ると、彼の家族はお互いに上手に関わりが出来ていないことが分かりました。彼が遅く帰ってくると頭ごなしに怒る父親、家事の順番でぶっきらぼうにいう姉、家族みんなに気を遣いすぎている母親がその図から浮かんできます。
 ただ、お互いに無関心かというとそうでもありません。彼が遅くなると心配する父親、文句を言いながらも家事をしっかりと行う母親、上手に家族関係を作りたいと思っている母親と、関わりをお互いに持とうと思っているのですが、不器用なだけでした。

 そこで、彼も上手に家族関係を作りたいと思っているので、彼に何が出来るかを考えさせます。その結果、今日から出来ると彼が話したことは、「挨拶」でした。起きたら「おはよう」、家を出るときには「行ってきます」、帰ってきたら「ただいま」、寝るときには「お休みなさい」という挨拶をするだけです。これなら出来る、と彼はいいましたが、「これで何か変わるかな」という半信半疑でした。ともかく1週間続けてみようということになりました。

 そして1週間後の面談で話を聞くと、変化が少しずつ出てきたようです。挨拶を通じて、お互いの存在を確認するようになり、以前よりも会話をするようになったとのことでした。彼の思いをとにかく聞き、また1週間後話をすることになりました。

 ところが、1週間後に彼は来ません。10日ほど経ったときにこちらから話を聞くと、うれしそうな顔で「この頃、家族関係がよくなってきた」とのことです。「1年以上ぶりに家族に食事に行ったんだ~」という弾む彼の声に、やっぱり、と思いました。大きな課題を持っているときは約束は守りますけど、それが解決すると面談の約束はすっぽかされることがあるのです。

 この後、彼はとても安定した高校生活を送り、希望通りの進路に進むことが出来ました。

 もちろん、これはあくまでも成功例です。うまくいかないときもたくさんあります。でも、生徒との人間関係は同じ課題に取り組んでいくという営みで築かれるものだと思います。そして、課題を超えようとする生徒の援助者としての存在に教員はなれるんですよね。これは職業上の特権でしょう(^^) 100の課題のうち、10を取り除くことができれば、あとは自分たちで生徒は解決が出来る力を持っているんです。最初の10を取り除く力と、生徒の成長力を信頼することが出来るか、そこが勝負なのでしょう。

 本日は午後から出張。帰り道に、卒業生が店長をしている成田の「ラーメンD」で辛みそラーメン。ニンニクを多めにサービスしてもらい、彼の顔とガーリックでエネルギー充填です。なんといっても今日は週1の楽しみの「医龍2」の日。プロ集団が集まったチームのすごさと、プロをまとめていく朝田の人間に対する信頼、そして次世代を育てていく人間性を見るのが楽しみです。どーせフィクションだよ、という相方の罵声にも負けず、本日も見る予定です。

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Comments

いつもながら、自分の姿を映す鏡のようなブログです。
自分自身の課題も、全てを解消しようとするのではなく、まずは10%を改善してみようと思います。

☆tmrowingさま
 コメントありがとうございます。
 ブログにも書きましたけど、今回は成功したケースです。10%~といつも考えているのですが、思いが強すぎるときにはそれを忘れてしまいます。だから「生徒のため…」という気持ちが強すぎるときには、わざと距離をおくようにしています。

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