« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007/11/29

課題は見つけるのではなく、見つかるものだ

 どうしても外せない用事があり東京へ。水曜日は比較的時間割に余裕があるので、時間割変更をお願いして、自習を出さないようにして、休暇を取りました。ビシッとスーツで決めたせいか、生徒から「何かあるのですか?」という何度も聞かれたので、「香里奈とデート」。「どーせ、千葉市動物公園に行くっていうんでしょ~」と次のこちらのセリフを読まれていました(笑) 

 ということで、本日はOCのみ。「短文で覚える英単語」を活用して、「aha!体験への誘い」というテーマで授業を行いました。英語2とOCの両方を持っているクラスは、週5時間の授業があるので行いやすいのですが、OCだけのクラスは週2時間だけなので、少々難儀をします。
 試験範囲例文11~40までなので、

  • 名詞のグループは□(四角)で囲む
  • 前置詞のグループは(       )で囲む
  • 接続詞のグループは[  ]で囲む

という指示を行い、全てのセンテンスで

  • 主語の下に"S"マーク

という課題を与えて、後はいつものグループ学習。このグループ学習は、「先生役」の生徒が必ずできるのですね。普段の一斉学習よりも、生徒のaha! 体験は多く生まれるのが特徴です。
 なかなかうまくいかないグループにも、ちょっとヒントと説明をして、すぐに私はそのグループから離れます。そうすると、自分たちでなんとかしようと努力して、実際に何とかしてしまいます。教えようとするのではなく、教える場の設定をすることの方が教員の仕事の目標に近いのかな。
 先生役(上位グループ)の生徒には、

  • You must brush your teeth before going to sleep.

という例文のbeforeがどうして前置詞なの? 接続詞だったらここはどうやって書き換える?などと、知的好奇心をくすぐる課題を与えるだけでOK。
 授業終了後、英語の苦手なF君がうれしそうな顔で、「こういうことだったんだ!」とaha!体験をしたと報告に来てくれました。俺は今まで何を授業でしていたのかな、とちょっと自己嫌悪(苦笑)

 その後、打ち合わせのため江戸川橋に。日頃、東京には行きなれないせいか、都会の雰囲気に気後れしてしまいました。メールでのやりとりも便利ですが、カギとなる打ち合わせでは実際に会った方がいいですね。

 夜は兄貴と居酒屋で待ち合わせ。兄貴といっても私が勝手にそう呼んでいるだけの体育教師の彼は、とある競技(球技系でいわゆる「メジャースポーツ」)の顧問です。私立高校のように生徒を多く集めていない、いわゆる「現有勢力」だけで、県大会3位になったり、関東大会にまで駒を進めた指導者です(県ベスト16のときもありますので、いつもいつも勝てるわけではないみたいですが)。 そんな兄貴から

  • 「選手のコマが悪い」という指導者に限って、どんなにセンスのいい選手を集めても勝てない。どんな選手でも、一定レベルまでは指導者の力量で持っていくことが出来る。最後は、チームの一体感を持てるかどうかなんだよね。
  • 自分の足りない部分を知らない指導者は、選手を伸ばすことが出来ない。プライドばかり高いのに限って、他者から学べない
  • 強くなるチームは一体感を持ち、合宿でとにかくよく食べる

という話を伺い、思わず正座状態に(^^;; 運動能力よりも、とにかく食べる選手の方が伸びていくという話が興味深いものでした。
 彼も近いうちに転勤だろうから、次の職場で一緒に働きたいものだ、と本当に思いました。

2007/11/27

山を越えれば、新たな山が見える

 英検の合格発表。1次試験をパスした3人(準2級)は全員合格。これで、英検2級と準2級の2次試験では12連勝(^_^)V 指導方法は企業秘密です(笑)
 それはともかく、いちばんうれしそうだったのが姉もESS出身だったNさん。入学時は英検3級の試験が29点だったのに、今回は準2級に余裕の合格でした。学力が伸びる生徒は、いくつか特徴があります。

  • 授業中にウトウトしない/寝ない
  • 提出物は期日を守る(課題も出欠なども)
  • 集中することができる

本日のESSは、試験も近いので「英単語ピーナッツ」のみ。裏の英語の部分に色々と書き込みをさせて、それで終了。来年の6月には英検2級に6人合格できるという最終目標に向かってみんなで勉強していきましょう! 入学時に英検4級に合格していなくてもOK。高校卒業時に2級を取って卒業すればいいだけです。
 生徒と学習してきているのは次の参考書・問題集・単語集です。

 授業は、John Lennonの本文が終わったので、仮定法について。仮定法を「もし~」や「反実仮想」として説明するのではなく、「現実はどうなの?」という問いかけを常に考えさせながら、仮定法の演習を行いました。「もし、明日雨ならば」「現実はどうなの?」「分からない」、これならば仮定法ではなく、「もし私がネコだったら」「現実はどうなの?」「人間」、これなら仮定法という演習です。仮定法という概念を生徒に身につけさせるために、常に現実と比較させるようにしました。

 ナントカ再生会議がまたエラソーに携帯の規制をいっているみたいですけど、再生とかいっているなら、もう少しこちらが「なるほど!」というものを考えつかないのかねぇ。例えば、○○研究指定校なんていうのをなくすだけでも、小学校はかなり余裕が出来るのではないでしょうか。研究指定校となって、その研究がどのように実行されて、それがどのように生かされるのかという計画なしに、研究指定校をあっちにも、こっちにも作るのはどうしてなんだろうか。そのために、教員が忙しくなり、児童・生徒に余裕がなくなるのでは本末転倒でしょうに。児童生徒は研究指定校のために学校に来ているのではないのですから。自分の子どもを見ていてそう感じてしまいます。

 今日はHRネタ。「社則」について考えさせました。とある大手スーパーでは、女子の髪の毛は肩に掛かったら結ばなければいけないという規則があるそうです。これは、どうしてかというと、「お客さんに不愉快にさせないため」だそうです。
 この理由をいわずに、生徒にどうして髪の毛を結ぶかを考えさせる。「売り上げを伸ばすため=利益」のためと生徒は理解していきます。確かに、髪の毛がボサボサだと、それを嫌がるお客さんもいるかもしれないので、誰からもマイナス評価をされないような格好になっていくのでしょう。

 そこで、話題を変えます。「全員が黒髪で、男性は短髪、女性は髪の毛を1つにまとめている美容師しかいないお店に行きたいか?」とスーパーから美容室に話題を移します。もちろん、生徒は「絶対に行きたくない」。 美容室はファッションを売りにしているのだから、そのファッションを大切に理由にするのは、「売り上げを伸ばすため=利益」と話をします。

 どの場所でも、その場所にとってのいちばんの利益となるようなルールが存在するわけです。

 では、学校にとってのいちばん利益とはどういうことなのか、と考えさせます。いちばんの利益は「生徒が勉強すること」です。「勉強」とは広い意味での学習で、学校での勉強はもちろん、本を読んだり、社会体験をしたりすることもそうなのでしょう。 だから、授業中に寝たり、携帯をいじくったり、友だちと話すことはいけないこと。
 勉強をすると、自分の世界が広がっていきます。人間は1人で生きる生物ではないので、自分とは考え方の違う人々とともに暮らしていかなければなりません。若いときには、自分たちの正義感で生きることは出来るのに、年を重ねるに従って、自分の考え(こだわり)と、他者の考えと上手にバランスをとっていくことが必要になります。

 なーんて、話をちょっとしてみました。

 新しいPCを考えて、サイトを見ていると、いろいろな機能があるのですね。進化するパソコンと、それを使用するユーザーとの間にどんどん溝が広まっているのでは? これは、教材と生徒との関係にもあてはまるのかな。。。また、詳しくは近日中に。

2007/11/24

英語新聞の特殊効果、発動!

 勤労感謝の日なので、学校はおやすみ。修学旅行以降、モードを変えて、ストレスの高い授業や課題が続いていたので、こちらもホッとしています。ちょっと正直な気持ちです。

 とはいえ、ESSとの「デュエル」は続けていきたいので、こちらは英語新聞(Daily Yomiuri)の記事を読むことにしました。前日に渡して、予習をして臨むという約束だったが、相変わらず男子が中途半端だなぁ。女子に比べて男子はよくいえばさっぱりしている。でも、本音をいえば、子どもというかガキっぽさが残りますね。こういうときには、不適切な行動(=予習が中途半端)な行動にはあまり関心を持たず、適切な行動(=予習をしてきた)を行った生徒との関わりを増やすようにしないと。

 読んだ記事は、http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/20071122TDY01304.htm の前半部分のみ。構文自体は難しくないのだが、分からない単語が多くなると、その構文自体が見えなくなってくるということを経験させ、だから単語力をつけようということが本日の「マジックカード」の効果。

  • Miyazaki, 69, allegedly told the special investigation squad of the Tokyo District Public Prosecutors Office that he gave the money to Moriya as a present to celebrate his 60th birthday in September 2004.(Daily Yomiuriより)

ここでは、tell O that節を辞書から引用したものと比べさせます。

  • He told me that he was a lawyer.(『ユニコン英和辞典』)

いつものように□(四角)で名詞のグループを囲ませて、that節に気づかせて、「今まで学習してきた知識で対応が出来るでしょ」といことを気づかせます。「おぉ、今まで学習してきたことって、すごいことなんだ」って素直に思ってくれるESSのメンバーが私は好きです(笑)。

  • The Self-Defense Forces personnel ethics code clearly prohibits SDF and ministry staff from receiving financial benefits from any interested party--even if the money is meant as a gift.

ここでは、ethicsという単語の意味を難儀。教える教員にこの概念がないということか(^^;; prohibit O from doing、receive O from ... とを教え、なんとか英文も読み終わりました。
 ピーナッツ(銅)も生徒が100番を超えてきたので、飽きるころかなぁと思い、この英文の中で200番台、300番台に出てくるものをピックアップして、「もう少し覚えると、もっと英文が読みやすくなるぞ」とアドバイス。500番台ではなく、200番台や300番台を5,6個というのがミソです。
 「今まで学んできたことで、英語新聞が読めるようになっているんだ」
 「ピーナッツ(銅)を続ければ、英文が楽に読めるようになるんだ」
という2つの狙いはなんとか成功かな、今日のデュエルで♪ 

 昨日の研究授業の後で、質問を同僚の先生から質問を受けたことが、

  • 1年生のときから、ああいう授業をしていたのですか?

ということでした。もちろん違います、と答えました。思いつくままに書いていくと、

  1. 1年生の1学期は人間関係作りなので、グループ学習はしなかった(人間関係の変化が多くあるため)
  2. 1年生の1学期は、授業の規律を持たせたかったので、ペアワークの割合は低め
  3. 英語では、名詞にスポットを当てて、「名詞のグループが出てきたら□(四角)で囲う」ことを徹底させる。(his mindやthe deskも最初は囲ませました)
  4. 名詞の固まりが意識できたら、動詞を意識させ、SVの感覚を作らせる
  5. SVが意識できるようになってから、コロケーションに移動。
  6. 3~5の作業は教科書だけでなく、「短文で覚える英単語1700」を使用した。(1年生の1学期は、これだけで授業の25分は使った)
  7. 「短文で覚える英単語1700」の小テストは毎授業で行い、学習した英文を音読・筆写→暗記させる
  8. 2学期以降は、グループ学習。生徒の主体性を大切にするように行い、1つ1つの英文の構造などは1学期に比べて解説を低めにしていく
  9. 英検などの過去問を使い、1学期の最初と2学期の途中での学力の伸長を数字で生徒に意識をさせる

など、です。そして、これは生徒指導と両輪です。「俺が掟だ!」((C)マイク・ハマー)ではないけど、教室にゴミを捨てたり、壁により掛かったり、ウトウトすることは絶対に許しませんでしたけど、いわゆる「生徒指導」的なことは80%出来ていれば、目をつぶりました。100%を目指すことは正しいことなのかもしれませんが、80%できれば合格点でしょ、と自分で思っています。こう書くと、「それは生徒へこびているのですか?」という100%を目指す人たちがいるみたいですけど、自分たちだって100%正しい行動などできないでしょ。ホントに、「100%正しいアドバイス」ほど、役に立たず、毒になるアドバイスなどないものです。あれも、これも完璧を目指していたら、やっていられません。(80%は目指していることも忘れないで下さい)
 ちょっとグチっぽくなりますけど、だからこそ、担任を教員は持った方がいいんです。クラスが一定の安定性を持たせるためには、そのバランス感覚がいちばん持てるのは担任を行うことです。「教育相談係なので、、、」「研究主任をしているので、、、」「海外にいく仕事が多いので、、、」とまぁ、担任を行わない理由を何度も聞きました。しかし、「教諭」という仕事をしているのになぁ、、、と私は思います。
 とある英語教師としてはちょー有名な先生が、「底辺校に行きたい」といっているのを伝聞で聞いたときに、「真剣に希望すれば、誰だって行けるよ」と心底、その人を軽蔑しました。口先で適当にいうだけで、「でも、自分にはそれが出来ない状況がある」という言い訳をする教員に、生徒に80%を目指させる資格すらないように私には思えるんですけど、どんなもんですかねぇ。

(追記)
 担任をした方がいいというのは、悪意なく「80%を目指さない」「100%を要求する」ケースがあるからです。担任業をある程度、分かっている人なら、80%をめざし、100%を目指さないということですのです、念のため。
 また、「底辺校」に行ったことがない先生で、「自分は進学校での実績だけで勝負しているんですよ」というなら、そうしっかりと主張した方がいいということです。「底辺校」の先生にもこれは使えるでしょ、こういう視点でやってみるといいのではないですか、という角度で実績を発表すればいいだけでしょう。それなのに、「うちの生徒はこんなことをやったら、こんな風に伸びましたよ~」と普遍化しようとするから、、、となるわけです。要は、生徒との距離感や共有する温度がどのようなもので、どのような援助(指導ではない)をしたかという具体例が、他者にとっては大きなヒントとなるものでしょう。学校での「指導者」とは、部活動の顧問だけのような気がします。

2007/11/23

具体的な授業方法の例

 本日(22日)は自主的公開授業。思うところが重なり、教科会の時間に授業変更を行いました。本当は自分のクラスで行いたかったのですけど、授業変更の関係で、もう一つのクラスでの実施です。指導案と使用しているプリントは次の通り。

「TP.pdf」をダウンロード  「sampleprint01.pdf」をダウンロード

 リスニングから入り、本文のトピック探し。ジョンレノンの話なので、「ジョンレノンの…」の「…」にあたる部分を生徒に考えさせます。新出語句も、新規の文法事項があるのですけど、全て最初は無視、無視、無視。生徒にはメモを取らせながら、1回リスニング終了後に、グループ内で情報交換(20秒程度)。断片的に聞こえた情報が集まると、なんとなく内容が見えてきます。そして、もう一度、リスニング→情報交換。ここまでは、トピック探し=何についての文章かを考えることが目的。
 次は、もう少し細かい情報探しのためリスニング→情報交換を2回。
 新出語句の確認と発音練習をして、新出語句の対面リピート。小さな声だとパートナーに声が聞こえないので、大きな声で発音してくれます。自分では中途半端な発音でもごまかせるけど、相手にリピートしてもらうためには、はっきりとした発音が必要になります。上手に読めない発音をパートナーに聞いたり、こちらに聞いてきたりと、なんとか発音をしようとします。
 その後、再びリスニング→情報交換を2回。
 そして、内容に関わる質問を3題ほど。質問で心がけていることは、aha! questionになることと、最初の2題はYes/Noで答えられる簡単なもの、最後の1題はディクテーション的な要素が必要な、ちょっと難しめのもの。問題を2回繰り返すけど、1回目を読んでから、リピートするまでの「間(ま)」を大切にしないと。この「間(ま)」は生徒が必死に考える大切な時間なので、様子を見ながら、2回目。これで、1~3題。→グループで情報交換
 再び、リスニング→問題(今回は1回のみ)
 次に2ページに移動して、下の問題を見ないように指示をして、リスニング→問題→グループ内で答えのシェア。さらに、もう一度、リスニング→問題。答え合わせをここでしないところが、自分なりのちょっとした工夫。

 3ページに移動し、本文を読みながらリスニング。その後、本文の解釈。名詞のグループが出てきたら□でくくらせ、文法問題は後日に先送り。
 felt insecureとa lost childを関連づけさせ、小さいときに迷子になったときのことを思い出させたり、子どもが迷子になったときにどんな気持ちになるかを考えさせ、当時のジョンの気持ちがどのようなものだったかを、考えさせます。そういうときには、誰かに助けてもらいたいよね、と③に移動して、someone's helpを□でくくらせます。④のthis feelingがどのようなfeelingかをグループ内で考えさせ、his songと"Help!"が同じ内容だということで、つなげさせます。その応用として、⑤のanother songと同じものをその文から考えさせてから、この文の解釈。この文を考えるときに、how to fitやinto societyと固まりで新出語句を学んだことが生きてきます。固まりで覚えた方が生徒も覚えやすそうだし、こちらも授業が楽になるなぁ。Win-Winの関係の構築はこういうときにも出来ます。ここで、最初のquestionsの解答にうつり、自分の答えが正しかったかどうかを考えさせます。
 終わってから、再びリスニング→ 集団読み→個別読み(起立)2回→対面リピート1セット(読む人と、リピートする人とを両方行います)。全てが終わってから、何も見ないでもう一度、リスニング。最初に聞いたときとの比較をさせ、「おぉ、自分もイケテルかも」という死語の世界にご招待(笑)
 辞書を使って課題をこなし、4ページ目の3回筆写へ。ここで時間が切れるので、筆写を宿題にして、翌授業日の朝のSHRの後に回収させます。(こうしないと、他の授業への影響があるといけませんので) 朝までに3回書いてこなかった生徒にはその日のうちに5回、それでもやってこないのは、残してでも10回を書かせます。(必ず残してでも書かせることが大切)

 授業を終えて、他の英語科の先生から感想をいただきました。H先生からは、対面リピートで自分の課題としていることをズバリと言われ、ちょっと驚きました。やはり、他者から見てもらうことはこちらの勉強になります。お忙しい中、見にきて下さった同僚に心から感謝。他教科の先生もお見えになったことにも感謝。
 担任の先生もお見えになり、「チームやんちゃ」の5名がしっかりと授業に参加していることに驚かれていました。音読の声は彼らがいちばん大きいんですよね。

 いわゆる入りやすい高校でのコツは、生徒を押さえつけようとすることではなく、上手にコミュニケーションを取ること。これを、「生徒にこびる」という人は、上手に付き合う技術を持っていない人で、力で押さえつけようとする傾向があるかな。。。?
 特に、非行傾向のある生徒と上手に付き合うことで、生徒も教員も気持ちよく授業が行えます。その上で、オンとオフとをしっかりと使い分け、なすべきことは必ず行わせるという毅然とした対応をすることが、将来にも役に立つ気がします。
 権力や力で押さえつけて、お互いの関係性が深められると思う人なんているのだろうか? コミュニケーション能力を重視する教科である英語の教員ならば、情報伝達という狭義でのコミュニケーションを目指すよりも、人間的にお互いに分かり合えるコミュニケーションを目指してもいいのではないかな、と思います。

 夜は、打ち合わせのために船橋へ。途中、人身事故の影響で電車が30分以上も止まってしまい、2人を待たせる羽目に。打ち合わせ終了後、「さくら水産」で軽く飲み会。アルコールが弱いので、「軽く」でも自分にとっては「重く」だったり(苦笑)
 帰宅後、「医龍2」をビデオで見て、ちょっと感動。相方からは相変わらずの「けっ」と笑われながらも、かわりゆく医師の姿と、プロ集団のチームに心から感動。うーん、うちの倫太郎にも医師を目指させたい、と親ばか発揮すると、相方からはさらに「けっ!」。
 今朝、「大きくなったら、何になりたい?」と倫太郎に聞くと、「ネコ」という彼の言葉にガクッ。ちょっと前までは「電車」と答えていたので、生き物になっただけでもいいか。。。Dr.朝田は無理のようです。今から、「ブラックジャック」でも買ってこようかな(笑)

2007/11/19

己を知れ!

 本日は月曜日。自主的0時限のリスニングから1週間がスタートします。レギュラーメンバーよりも「チームやんちゃ」の2名が先に来ていることに驚きと喜び。「これじゃまずいな」という感覚を持ったときこそ、チャンスということかもしれません。
 本日は東京。相変わらずのトピック探しから、なちゃってマッピングへとすすみ、解説を行ってから、私は朝の打ち合わせに。生徒は音読をして、対面リピートをしてからSHRに。

 英語2は、ジョン・レノンのセクション3。自分のHRは、スロースターターなんだけど、どうにからなないものかなぁ。月曜日1限は、声も出ないんだけど、午後になると急に元気になります。一方、D組は相変わらず元気。朝食に牛丼+トンカツで、ご飯を大盛りで3膳食べられるような雰囲気です。
 両方のクラスとも、いつものような「リスニング→情報交換」を行ってから、内容についてQ&A、本文の解説をしてから、音読(全体、個人)、対面リピート、辞書で用例調べを行いました。明朝に、学習した部分を3回筆写して、それを提出させます。
 ノート回収については私は非常に否定的。学期に1度か2度提出させて、上手に書けているかどうか見ても、それにどのような意味があるのでしょうか。ということで、配布してあるプリントに本文を写し、そこにどのようなメモをしているかをチェックします。必要な部分をメモしてなければ、必要なメモを書き入れて、「この部分は大切なところ」と書いて注意を促します。勘違いしているところがあれば、その部分にチェック。

 昼休みに、「チームやんちゃ」の指導。先日のブログにアップした、コロケーションなどの発音練習をしました。カタカナ発音で読ませるのは第1ステップ。昼休みには、そのカタカナ部分を隠させて、私の後にリーピート×2回。その後、私が日本語をいうと、生徒が英語で答える作業を2回。最初は2人のチームでしたが、今日からは6名になりました。まさに「医龍」の朝田のチームのようではありませんか!(妙なつっこみはいりません、念のため;笑)

 「大学進学に資格テスト、教育再生会議が検討」という記事が。この教育再生会議は、おそらくは、悪気のない「善意の第3者」なんだろうな、と私は思います。だから、いろいろな勘違いがある。

  • 授業数を増やせば、学力の低下は防ぐことが出来る
  • 社会奉仕の義務化で、少年たちの規範意識は高まる
  • バウチャー制度の導入で、学校間は競争をして、よりよい学校が作られる
  • 大学進学の資格テストを行うことで、高校生は学習するようになる

左側がこの会議の政策で、右側が予想されることでしょう。さすが、留学生を100万人に増やそうというだけはありますね。恐れ入りました。この委員の方々で、小学校から高校までの現場を知っている人がどれほどいるのでしょうか。あ、いたいた。公募でどこかの校長になったのに1年間でやめちゃった人や、そういえば、母校に帰るという本を書いたと思ったら、母校から出ていちゃった人まで、いたっけ。

 人間はそんなに単純ではないし、教員だって評価されて、給与に差をつければ、みんなが働くようになるというわけでもない。おそらく、委員の方々は、そういう考えで今まできたのかもしれないけど、個人ではなく、チームで動く職場では、個人評価など役に立たないどころか、100害あって1理なしです。

 以前にも書いたように、「再生会議」なのですから、教育は彼らにとっては「死んでいる」ものと同じなのでしょう。その根底からして、多くの現場教員とは違うのですから、コミュニケーションを取るべき言葉が見あたらないのも当然なのかもしれません。

2007/11/17

「病気」のみを見るな!

 出張先で授業見学。授業の進め方よりも興味深いことは、授業公開での生徒の姿勢です。担当の先生との関係があると、生徒は協力してくれますし、関係がないと、生徒は協力しません。見学者側は、その授業のみを見ることが多いけど、生徒がどうやっているかを見ることも、面白いかもしれません。見学者側からは、「つまんねー」と思うような授業でも生徒が積極的に参加しているときは、上手にコミュニケーションがとれているのでしょうし、どんなに授業が上手でもシラーっとした雰囲気や、時には生徒が寝ているときには、それがその教員に対する生徒の評価なのですね。

 出張先で、久しぶりにとある方と邂逅。明るい様子で何より。苦労を乗り越えても、明るい様子でいられる彼女にこちらが励まされます。

 NPOの学習会の会場に少し早めについたので、図書館に入ると、「英語教育12月号」があったので、とばし読みをしようとしたら、すぐに、ウーム、と考えこんでしまう。
 文字だけだと高飛車な言い方になってしまうので、誤解を恐れつつ、、、。 多くの教員が、授業について悩みを持っているのだろう。しかし、なかなかその悩みを打ち明けられないので、課題をそのままにしたまま、時間が過ぎていく。「これは、どうなんですか?」「どうすればいいんですか?」とは、同僚に対してはなかなか聞きにくいし。その結果、自分の悩みだったことを、外部的なことがらを原因にして、「だからこの悩みは解決できない」としてしまうことがある。
 こんなときに、「こうすればいいんだ」と言い切られてしまうと、人間は弱い。いわく、「リスニング力を向上させるには、これをするといい」「読解力を増やすには、やっぱり○○でしょう」「パラフレーズこそ、王道だ」などなど、こう言い切られると弱い。結果として、「パラフレーズが出来た」ということはすごいことなんだろうけど、そこに至るまでのステップがよく見えてこないから、最初からパラフレーズに入り、結局は二進(ニッチ)も三進(サッチ)もいかなくなる。観客席から、どうやってトラックに移動させ、どうやってスタートラインに立たせるかという、行動科学マネージメントが必要なんだろうけど、「言い切り型」がいうことは、「こうやったら、早く走れた」ということが中心となっている。
 こういう方法論に辟易してきたときに、一見具体的な提言なんだけど、よく見ると抽象的な提言がくると、分かったような気になってしまう。これもまた危険。瞬間的に元気をもらった気にはなるのだが、いざ教育活動(授業のみではなく)でそれを適応しようとしたときに、それが巧くできない。ウーム、困るなぁ、それじゃ。ちなみにそういう論を読んで、日頃の授業が完結できている人は批判的に見ることが出来るのだろうけど、悩みを感じている人にはみることができないんだろうな。
 と、まぁ、こんなことを考えました。相変わらず奥歯に詰まった言い方ですけど(笑) どの記事かはともかく、医師が病気だけを見ないのと同じように、私たちも1つの課題のみを見るだけじゃいけないのでしょう。
 人間が「畏れ」を失ったときに、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪がお仕置きにしてきますよ~!
 思いこみを深めていくと、リスニングで「大きく発音されているものがキーワードだ」といういっても、大きく発音されているかどうかさえ分からない生徒がいくらでもいるわけです。人数なら後者の方が多いのではないでしょうか。だったら、そういう生徒が、「大きく発音されているのがキーワードだ」と分かるようにさせるのにはどうするんだ、ということが課題なわけです。もちろん、このアドバイスを聞いただけで理解できる生徒もいるでしょう。その一部だけ捉えて、「あとは生徒の能力だ」とするのではなく、どういう説明をして、どういう課題をすることで、その文章や対話文のトピックを聞き取れ、その流れが理解できるようになるかという視点での指導と考えれば、「大きく発音されているものがキーワードだ」というだけでは、不親切でしょう。
 「正しいアドバイス」ほど、御説その通りなんだけど、人を傷つけるが往々にしてあると思うのは、私の思いこみ? 拙文もそうならないように心がけないと。

 一方、「田尻悟郎の公立中学の12か月」は、具体的に書かれているので、ヒントが満載です。内田 樹著の「先生はえらい」風にいうならば、この連載は多くの教員にとっての先生になりうるものですね。

 夜はNPOでの学習会。今回のテーマは、少年犯罪の審判の流れと、被害者と加害者対話の会の目的について。講師は、NPO法人 被害者加害者対話の会運営センターの理事長Y弁護士。少年審判の付添人になるためには、資格は必要なく、学校の教員もなれるのですね。
 話を伺うなかで、「家栽の人」という漫画を思い出しながら、受講していました。「家栽の人」の主人公桑田判事が、犯罪を起こした少年たちのことが話題になったときに、「彼らもまた社会の中で、誰かの隣に住むんです」というようなことをいったことが、とても印象的です。
 被害者と加害者が対話するために必要なことは、3つあるそうで、1つ目が準備、2つ目が準備、そして3つ目も準備だそうです。

2007/11/16

個人は瞬間、チームは持続的

 本日は自主的0時限、リスニング講座。英検2級を目指す生徒だけでなく、3級を目指す生徒に加えて、本日からは「チーム・やんちゃ」が2名ほど。中間考査の結果が悪かった2人なのですけど、本人と面談の上、1月の英検で3級(もしかしたら4級)を目指して勉強するということを納得の上の受講開始です。遊戯王風にいえば、「英検3級(もしかしたら4級)スーパーゼミ」というカードを切って、彼らを特殊召還。
 受講者の定期テストの点数の差は大きいのですが、リスニングは、出来る生徒も出来ない生徒も、「ツボ」をまだ身につけていないので、大差がありません。この大差がないということが、成績上位の生徒にとってもいいし、苦手な生徒にとってもいいようです。
 特殊召還された彼らのために、先日のブログで紹介したような、単語集を製作しました。サンプルはこれです。

「sample2.pdf」をダウンロード

A4で32ページで収まったので、A3の紙に両面印刷で8ページ。それを紙折り機で二つ折りにして、小冊子にすると形になるものです。カタカナ発音もなんだかなぁという思いもありましたけど、ないために音読をあきらめるデメリットよりも、カタカナ発音でも音読が出来るというメリットを取りました。この冊子、生徒には好評だったので、英語科スタッフにも渡したところ、カタカナ発音の評価はやや優勢か、といったところ。
 1人で行うと煮詰まってくるので、2人ペアを作り、お互いに問題を出し合ったり、答え合ったりと、1日10題ずつ2人で解いていきます。確認テストとして、英語→日本語、日本語→英語を作り、それは昼休みに週2回ほど行います。

 自習監督が2時間ほど入り、そのあとOCの授業。リスニングをして、トピック探し。再びリスニングをして、情報探し。今まで情報を箇条書きにしていたのを、ちょっとだけマッピング風にアレンジさせて、個人読み→パート読み→対面リーディング。細切れに時間が余ったので、文部科学省が発表した大学・短大などの就職率の紹介をして授業が終了。

 午後は総合的学習の時間に、生徒会の立ち会い演説会。放課後は学年会議の後、ESSの生徒とお勉強会に日曜日のインタビューテストの練習。
 「君たちは警視庁の爆発処理班だ。右か左のボタンを押して、時計を止めなければならない。ビクビクしても押さなければならないなら、堂々と押しなさい」とよく分からない比喩で、「堂々と声を出して答えろ」といったところ、生徒が納得していました。妙にツボにはまったようです。

 ここ数年、お世話になっている食堂でアルバイトをしている卒業生と、そこの食堂で夕食。なんとか「医龍2」に間に合ったので、お茶を飲みながら、相方には「クサッ!」と笑われながらも、「人間は変われるんだよ」「恨みだけでは人間は生きるものではないんだ」と妙に力説してみたりして(^^;;

 今週はマイルCS。エリザベスに出走しなかったウオッカは、JCに出るみたいですけど、今年の3歳牡馬は負かせても、4歳牡馬に対抗できるかな。にわか競馬評論家になれる季節になってきました。

2007/11/14

天網恢々

 今日はベネッセの基礎力テスト。偶然、テスト監督に当たったクラスが、英語2を担当しているクラスだったので、終了後に簡単な解説を。そのクラスの、「やんちゃ系」の男の子たちがこの頃、ずいぶんと勉強しているので、前置詞や時制の問題を正解しており、うれしそうな顔をしていました。

 その後は、4年生大学と短期大学との比較資料の作成。進路指導部ではないのだけど、私の趣味みたいなものです。このきっかけを下さった、某社のHさんに深謝。
 色々と調べていて、10年前の知識では対応できないことの多さを実感しました。例えば、管理栄養士は、管理栄養士課程を卒業したら試験で科目が免除になると思っていましたけど、今は試験が変わったのですね。免除科目はなく、実務経験が0で受けられるというメリットのみなのですね。あと、4年生大学でも、随分と保育士の資格が取れるんだ、と調べていて驚きました。

 そうこうしていると、文部科学省と厚生労働省から、就職内定率調査の途中経過が公表されていました。
 うーん、こう考えると短期大学か4年生大学か、どちらを生徒は選ぶかなぁ。少なくとも、自分の娘が相談してきたら、迷わず4年生大学だろうな。

 午後は人権同和教育ということで、障がい者福祉についての講演会。拝聴していて、生前に父が話していたことを思い出しました。

  • 「このクッキーは障がい者が作りました」とそれを売りにしているだけでは、広がらない。味で勝負をしなければいけない。

つまり、品質で勝負できるようにしないと続かない、ということでした。彼がこんなことを言っていたのは、もう15年も前のことです。「役所の前で、○○で作ったクッキーです」といって売れば、その時は多少は売れるだろうが、彼らが経済的に一定の自立をするためには、それをきっかけとして、広がらなければならないのだから、味も重視しなければいけない、という意味でした。(この話をしたときに、ある団体の方から、「それは理想論だよ」といわれたと苦笑していましたが)

 放課後は、相変わらずのESS。メンバーは中間考査で上位の生徒ばかりですけど、最初から上位だったのではなく、努力で上位になってきた生徒です。
 英検の準2級は、やはり3人の合格だったので、その3人にインタビュー試験の練習をしたところ、男子2名のデキがあまりにもひどい。音読をほとんどしていないんですね。音読をするために、具体的にテキストを与え、方法にいたるまで教えているのにもかかわらず、やってきていない彼らに久しぶりの一喝。

  • 自分たちの取り組みやすい課題だけを行って、英語力が上がったとは考えるな。
  • 校内のテストで、多少いい点数を取ったからといって、喜ぶな
  • 音読の積み重ねは、必ずインタビュー試験で表れる

など、ちょっと厳しめの口調で注意。一方、コツコツと行っている女子生徒は、発音も流ちょうになり、これからが楽しみです。

(追記)
 タイトルではないですが、あのグループのいちばんエライ人が逮捕されましたね。このグループは、進路関係の情報提供をしてくれる会社がいくつかありますが、その人たちと懇談をすると「ここは○○グループなので、…というわけです」(…は沈黙)とよく話題になっていたのではないでしょうか。

2007/11/13

学力向上のための暴論

 「日本人は、英語が読み書きは出来るけど、話したり聞いたりすることができない」と、いまだにいう人がいるようです。そういう人に、「読み書きも出来ないし、話したり聞いたりすることもできない」の間違いじゃないのですか、と尋ねると、「そうかもしれないけど、読んで訳すだけの授業じゃ力がつかないよね」と逆襲を受けます。でも、ホントに、その人が受けた授業は読んで訳すだけの授業だったのか、と感じました。そして、その人は英語の授業を真剣に受けていたのかなぁとも疑問を感じました。

 何か問題があると、その原因を他のものに転嫁することは、よくあることなのでしょう。この頃いわれている「学力低下」1つをとっても、「ゆとり教育」がその原因だという人が少なくないようですけど、これも本当でしょうか。(私自身の「ゆとり教育」に対する評価は脇に置いておきます)
 「ゆとり教育」の反対は「詰め込み教育」なのでしょう。「ゆとり教育」では学力が低下するということで、「詰め込み教育」が復活したら、全員が、いや大部分が学力が向上するのでしょうか。昔のように、「格差社会」が学校の中に蔓延することはないでしょうか。

 高校の英語教師が集まると、「単語力」が大きな話題となります。「ホントに、単語力がないね」というと、「うんうん」とうなずきます。確かにそう。
 だったら、高校入試のあの注釈をやめましょうよ。「使っていない教科書があるのだから、それでは不平等だ」という意見があることも承知していますが、そこまで平等にこだわらなくてもいいのではないでしょうか。平等にこだわり、あの注釈を選ぶのか、それともある程度の不平等は受け入れて、受検生に学力を期待するのか。それが問われているのではないでしょうか。
 教科書も、対話文ばかりの教科書だけでなく、文章形式という特徴があってもいいでしょう。100語のみを必修語にして、後の単語は執筆者と出版社に文部科学省は任せたのですから、どんな教科書でも検定ではOKにすればいいだけの話です。
 その上で、教科書を決定するのを、各学校に任せればいい。「特色のある学校作り」「中学校の選択制」という流れがあり、その学校独自の色を強めたいのであれば、その学校で教科書を選べた方がいいでしょう。
 「うちは対話文中心にしよう」とか、「じっくりと英文を読ませたい」とか、「時代はディベートだよ、ディベート」とポリシーを持って教科書を作ることで、それが生徒と実際に向き合っている多くの教員にどれが受け入れられるかが分かるわけで、そして選んだ方も責任をもって使わなければならない、というメリットも生まれてきます。

 その他、放課後の「学習タイム」なんてどうでしょう。塾のように、「集団」「個別」など希望を生徒に取り、義務的に最低週2回は3時30~5時までは「学習タイム」として、5教科を学べるようにする。
 講師役はその学校の教員と管理職(校長や教頭)、そして教育事務所に勤務する教員がそれにあたる。(その学校の教員だけでは、マンパワーが不足する可能性もあるので、教育事務所の先生方に、できれば、指導主事の方に教鞭を執っていただくことで、現場の我々は大いに勉強になるではないですか!)
 部活動は、地域の指導者にお願い(もちろん有料)するか、「学習タイム」で講師をしない教員がそれにあたる。「学習タイム」で講師をする教員は、原則として部活動は持たせず、学力の向上に集中する。

 うーん、かなり反発が来そうだなぁ(^^;; あくまでも、私の思いつきですので、よく考えて書いているわけではありません。タイトルにも書きましたように、暴論でしょう。

 ただ、学力を真剣に向上させようと思ったら、大きく今あることを変えるしかないのではないでしょうか。「今あること」を全て存続させて、新たな取り組みばかり増やしていったら、スーパーティーチャーでもない限り、厳しいでしょうね。

 混沌とした時代だからこそ、基本=授業の原点に立ち返る必要があると、私は思うのですが、いかがなものでしょうか。

サイアク

 夕方になり、朗報が飛び込みました。以前に紹介した奨学金の話しが、かなり動いているようです。しかも、地元のグループだけでなく、その上部グループもその動きを後押ししてくれているようで、実現の可能性がかなり高くなってきました。困ったときには悩むのではなく、出来るだけジタバタすると、道が開けるものだなぁと改めて実感。
 7時過ぎに携帯に電話がかかり、その橋渡しをして下さったYさんとしばし電話。いま学校で学年通信に文章を書いているというと、「まだ学校なの?」と驚かれました。あとで冷静になってみると、どうして驚かれるんだろうか?(笑) 俺のイメージが悪いのか、それともそういうイメージが定着しているのか、教員に(^^;;

 授業は、英語Ⅱが2クラスと、OCⅠが1クラス、+α=自主的0時限授業。自分のHRの英語Ⅱはサイアクでした。典型的な、若いときの授業。生徒が学ぼうと思い意識が高まり、こちらがそれに巻き込まれたときに起きる傾向がある授業です。そう、、、教えすぎ、教えすぎ、教えすぎ。このところ生徒もなれてきたリスニングでトピック探しに、情報収集とその交換。その後、新出語句を学び、その語句を使ってコロケーションなどを確認してから発音。内容に入ってから、、、andの用法、過去分詞の分詞構文(既出)、仮定法過去(新出)の全てを授業で取り入れようとしてしまいました。生徒はついてきてくれたのですが、見事の時間切れ→自己嫌悪。
 次のクラスでは、時間がかかる説明の部分は次回に持ち越しにして、いつも通りの授業に転換したところ、こちらは課題(集団読み、個人読み、対面読み、英作文や辞書調べ、グループ討論)まで進むことがでてきて、それなりにホッとしました。

 帰りのSHRで生徒に本日の授業についてコメントをし、次回にもう一度、同じ箇所を行うことを伝えて、終了。

 ジョン・レノンは教員になりたての時から教材としてはよく見かけます。回を重ねるたびに、ジョン・レノンを知っている生徒が減っていますね。ビートルズ自体も知らない生徒が増えています。少し残念な気もしますが、それだけ日本の音楽が大きな存在になってきたかかもしれませんね。

2007/11/11

観覧席→スタートライン、そしてゴール

 拙著を使用してくれている某塾の室長のFさんから連絡からリクエストがあり、「高校入試短文で覚える英単語1700」を、英語の初学者や苦手な生徒が使いやすいように変えています。

  • 冠詞(所有代名詞)+形容詞+名詞(your favorite poemなど)
  • コロケーション(make a decisionなど)
  • 所有代名詞+名詞(mymotherなど)
  • 前置詞+名詞(on that courtなど)
  • いわゆる熟語(Can I ~ ?, How about ~? など)
  • よく使う言い回し( I think ~. Do you know ~ ?など)

総数は約620。1回20のテストをすれば、約30回で終了します。
 この基本形を作った上で、英語→日本語のテスト、日本語→英語のテストの両方を作っています。英語を教える人が、プロではなく、アルバイトの学生なのでその人たちが教えやすく、受講をしている生徒が分かりやすいという教材を目指していくことは、教材がよりよくなるものですし、こちらにも多くの気づきを与えてくれます。

 授業内容を振り返ってみると、よくここまで生徒が学習をしてくれる=こちらのリクエストについてきてくれるな、と感じます。英語が苦手な生徒、もっといえば、憎しみや恨みを持っている生徒が、音読でも声を出すようになって、宿題もこちらの指示通りに行ってくるようになりました。多くの英語教師がそうだったように、英語の好きな生徒、攻略していこうとする生徒は自分でチャレンジていきます。その逆の生徒は、私たちにとっての物理や哲学と同じようなものです。「デカルト的思考? そんなの覚えて、何の役に立つんだよ!」と同じように、「仮定法? そんなの覚えて、何の役に立つんだよ!」と生徒は考えています。だから最初からどんなに文法を分かりやすく教えても、「何の役に立つの?」という問いの前には全て無力です。もちろん分かりやすく教えれば、一部の生徒はついてくるでしょうが、多くの生徒がついてくると思ったら大きな間違い。「何の役に立つの?」という生徒の問いかけを乗り越える(英語)教師としての哲学方法論、さらには生徒との信頼関係という全ての要素が必要になってきます。
 高校生にもなると、生徒はシビアにこちらを見ています。

  • あの先生はいい人なんだけど、授業が分からない
  • 授業は分かるけど、あの先生は好きになれない
  • 授業でも何を言っているのか分からないし、自分たちのこともよく見ていない

と生徒間ではよく話題となっています。これは生徒のアンケートを採っても、あまり正直には書いてくれないかも。というのは、講演会などでつまらないものをきいても、高校生にも鳴ると「面白かった」とひと言で済ませるのと同じです(笑) (だから、アンケートは内容よりも、分量に重きをおいた方がいいかも)

 話が脱線しちゃいました(^^;;

 1回の授業だけを見学しても、1年の単位での授業、3年の単位での哲学は分かりにくいものです。どのようなゴールを目指している流れの中の一コマかを考えないと、評価ができるはずもありますまい。ゴールに近い授業、ゴールの延長線上にある授業を見せられて、「授業とはかくあるべき」といわれても、困ってしまいます。特に、「かくあるべき」という人たちが、いわゆる進学校だけを回っていたり、現場経験のない人だったりすると、そこに生まれるものは断絶のみ。生産性がゼロだけでなく、やる気はマイナスになってしまいます。(「べき論」に疑問を感じずに、啓蒙する意識を持つ先生は、現在とは対極にある学校に行く方が教師としての幅が広がるのでは? と、エラソーにいっておきます。)

 哲学は、個人で持つもの。最初にいくら思っても、実際に授業をしていてるうちに見えてくるものです。

 方法論は、生徒が今までにやってこなかった方法がいいかもしれません。「こう学べば、分かるようになる」と生徒が信じられるような、そして実感できるような作業が必要ですね。

 信頼関係をいちばん作りやすい方法は、担任を持つことです。担任を持つと、生徒との人間関係は作りやすいし、生徒の課題が見えてきます。そして、ここは1人で行うことには限界があり、教員がチームとしての意識を持っているかどうかが、大切かな。でも、1人でもある程度はできます。

 この3つのバランスを取ることで、多くの生徒が観客席から降りて、スタートラインに立ち、ゴールへと向かってくれるのではないでしょうか。(全員というのは、なかなか難しい)どれか1つだけ取り上げても、ゴールへと生徒は向かってくれません。パワーがあるときに、もう少し深めてみます、この話題。

 最後にPR。「高校入試スーパーゼミ英語」(文英堂、tmさんとの共著)を上梓しました。高校入試をピックアップして、問われている文法順に、実際の過去問題を中心に構成されています。高校入試で問われる文法が、高校(以降)で使われる文法と考えての作りにしました。

  1. 文法・語法(26種類)
  2. 表現・構文(22)
  3. 長文(公立高校の問題10題)
  4. 英作文(公立5題)

ページ数119ページに対し、解答39ページと解説をしっかりとさせてあります。よろしければ、お近くの書店でご覧下さい。

2007/11/09

水戸黄門の入浴シーンじゃないよ!

 修学旅行の砂払い。美味しいビールと日本酒を堪能してきました。学年団全員が参加したことが、チームを表している気がします。「医龍」的にいうならば、「俺たちはチームだ」という雰囲気があるんですね。だから退学者も少ないし、遅刻も少ないし、教室にはゴミも少ない。こういう雰囲気があるかどうかは、学年スタッフの真剣さが表れるものです。

 tmさんの「高校入試リスニングの旅」がかなりの好評です。聞かせて問題を解かせるだけでなく、メモを取らせ、aha! questionsを与えることで、生徒がかなり集中します。他の先生がやり方を尋ねてきたので、とりあえずの実践を紹介。授業を見に来て下さるようで、それは楽しいことですね。

 本日は第2回で岩手県。

Nancy: Hi, Satoshi.
Satoshi: Hi, Nancy.
Nancy: What are you doing?
Satoshi: Well, I'm looking for a birthday present for my sister.
Nancy: You mean Kaori?

(中略)

Satoshi: Sure. When and where shall we meet?
Nancy: At ten in front of the school. Is that OK?
Satoshi: Mmm.... How about meeting in front of the post office? It is near
         your house.
Nancy: OK. See you tomorrow.

 リスニングのCDでリスニング→トピックの確認→情報交換→情報が合っているかどうかをリスニング。そして、ALTのJが発音をして、内容に関する質問を8題。生徒は楽しみにしていました。

 このダイアローグで、微笑ましい反応。

Q.1 What is her name?(妹の名前)

 すると生徒の反応は

  • Yumi Kaori

・・・。もしかしてそれって、、、You mean Kaori.のことですか? 由美かおるは水戸黄門に忍者役で出ていましたけど、それが何か?

Q2. Where will they meet?

という問いには、「家」。はい?? 家、、ですか・・・?「家の庭」 ・・・・?

それってもしかして、、It is near your house.のこと・・・?

だから、「はい?」というと、「家の庭」という答え。庭・・・・? 

もしかして、nearを庭と勘違いしていない・・・?

ともかく、ステキな授業だし、ステキな生徒です。こういう答えをしたとしても、悪い意味で「恥ずかしい」という思いもなく、周囲もバカにするような雰囲気もないし、間違えても悪い雰囲気にならないということは、いいことだなぁ。

2007/11/05

アハ体験、aha-questions

 新聞やニュースを見ていると、とにかく腹の立つことばかり。こういうときは自分の世界に浸ろうと思い、そのために思い切ってi-podを購入しました。古い機種でもあまり気にしないというか、新しいものに対する拒否感が強い超保守主義というか、もともと機械オンチというか、こだわりがないというか、不自由を感じないというか、とにかくMD全盛だった私にとって、このi-podはとにかく感動のひと言です。知らないうちにiTunesをDLしてあったので、CDの録音はとにかく順調。こんな楽しいi-podをどうして今まで敬遠していたのか、といつもながらの自己嫌悪。
 こう考えてみると、自分は典型的な「きっちりかっちり第一子」だなぁと思います。少しでも油断すると、保守的な「べき論」が頭をもたげてくる。「横綱は寄り切りで勝つべき」「ラグビーはフォワードで押して攻めるべき」「若い投手は直球で勝負をすべき」などなど、自分の領域とは離れたところでいう「べき論」ほど、気楽で、えらそうーな顔をできるものはありませんから♪(笑)
 こう考えてみると、どうして教育を語るときに「べき論」が横行するのかが分かったりして。
 でも、「べき論」では何も解決しません。それで解決するなら、もうすでに解決できているでしょう。しかし、何事もそんなに単純ではありません。

 社会の授業も終わり、ようやく英語の授業へ。当初の課題としていた、「自分にもできる」感覚を持ちつつあるし、単語もある程度分かってきたし、名詞のグループを□で囲むようにもなってきた=主語を見抜けるようになってきたし、2学期の後半からはリスニングをもう少し増やし始めました。
 トピックが単純なものだったので、最初のリスニングではトピック探し。「何についていっているか」という問いに、ほとんどの生徒がJohn Lennonと答えられて、まずはホッとしました。
 その後、この部分で出題されているJohn Lennonの周辺情報をプリントに書き込ませます。いわゆるマッピングですが、その前に「メモ」の取り方を教えました。

  • 文で書こうとせずに、気がついたことを書き取る
  • 消しゴムを使わない。間違ったら二重線
  • 間違ってもいいから、書く
  • メモは日本語でも英語でも、カタカナでも何でもOK 

1回目を聞かせて、グループ内でお互いの情報交換。最初ということもあり、なかなかうまく聞き取れません。もう一度リスニング→情報交換、さらに一度→情報交換。
 3回聞いた後では、断片的な情報が生徒に出てきたので、この次は内容把握のための英語で質問を与えました。この質問を意識することで、「なるほど」と思えるようなリスニングでアハ体験、これこそ「aha! quesitons」と勝手に名付け、生徒の顔を見ながら出題。
 最初に考えていた質問では、生徒はアハ体験ではなく、ハァ体験。そこで、パラフレーズをして、なんとか理解させて、ようやくaha! quesitonsとなりました。「とっさの英会話」ならぬ、「とっさのパラフレーズ」が教員には必要だなぁとあたらめて実感。

 そして、その質問に対して生徒は答えをプリントに書き込みます。次のページでは、同じ質問に対して今度は4択問題。ここでようやく、aha! experienceをした生徒もちらほら。

 その後、内容の読解。今回うれしかったのが、

  • His thought and music still appeal to people around the world.

という文で、主語を□で囲めといったときに、半分以上の生徒がHis thought and musicと答えられたことかな。「これでいいの?」と不安げな生徒もいましたが、何となくでも答えられたことに拍手。「こういうのが出来るようになって、うれしいな。教師冥利につきる」と昨年からの持ち上がりのMさんにコメントをしました。入学時がウソみたいです。
 主語が分かった生徒には、分かっていない生徒に教えるよう指示をして、グループ学習の利点を使います。

 その後、全体読みと、個別読み。辞書を使って、appeal to ~とmake OCの用例をプリントに写させて、最後にリスニング。
 宿題で本文を3回書かせて、それを明日の朝のSHR直後に提出するよう伝えて、時間もピッタリ終わりました。

 プリントもA4両面印刷で2枚。翌日のプリントを印刷して、ホチキス止めをしているときに、「A3で印刷して、紙折り機で折ればいいじゃないか」ということに気づき、次からはそうしよう! ホチキス止めをしていた自分がちょっとむなしい(苦笑)
 座間味島の民宿では、入り口のガス給湯器のスイッチに気づかずに、4日間ずっと水シャワーを浴びていたのと同じように間抜けだなぁ、自分。ちなみに、一斉にガスを使っていたので、自分のところが水しかでないのだと思いこんでいました(笑)

2007/11/01

いざ、現実へ。

 帰ってきました。毎度のことながら、睡眠時間の不足と気疲れで声が完全に変わってしまいました。沖縄の座間味島に3連泊というちょっと変わった修学旅行というあまり例のない3泊4日でした。

 初日のガマ体験と2日目の高月山展望台(座間味島)へと向かう「集団自決の碑」で平和学習を行いました。生徒がとにかくしっかりと話を聞いていたことに、平和ガイドさんも驚いていました。特に、座間味島でガイドを務めてくださったMさんは、琉球新報の通信員もしており、その様子を記事にして送って下さったようです。もしかしたら、日曜日に記事になるかも。

 事前学習として、学年主任の先生の学年通信がいちばん効果的だったようです。沖縄の歴史や文化、そして沖縄戦の様子など週2~3回のペースで発行していました。地歴を担当しているその先生は、1年生の時の地理でも沖縄について授業で扱っていました。

 英語でも沖縄について学びました。生徒からは、「2学期の授業は英語というよりも、社会だった」と冗談めかしていわれるほど、沖縄についてこだわりました。集団自決での日本軍の関与をめぐり新聞やニュースなどで取り上げられていたのが、座間味島です。デリケートな問題、もっとはっきりといえば、悪意を持ってコメントをされないように、本をと読み、沖縄戦の教材研究を行いました。もちろん、文化や歴史についても同様です。

 2日目の午後からは、沖縄の自然を満喫しようということで体験学習。2日目は天気も良く、海も暖かいし、いうことなし。
 その晩は、野球部と座間味島の野球チームとの親善試合です。夕方から、地元の人がグラウンドを整備をして下さり、受け入れ態勢もばっちり。試合の45分前にグラウンドに行くと、子どもたちも見に来ています。
 ところが! 試合開始直後に、大雨が。1回の裏も行えず、そのまま中止。せっかくの親善試合だったのに、残念でした。座間味の人が親善試合のための大きな看板まで作って下さったのに、野球部の生徒はユニホームやスパイクまで持ってきたのに、そして座間味の人たちは「座間味オールスターズ」で臨んで下さっただけに、雨を恨みました。
 宿に戻り、シャワーを浴びた夜の10時頃のことです。携帯が鳴りました。電話の相手は今回の野球のまとめ役の方です。

  • 「民宿あさぎの○○ですが、今日はお世話になりました。突然で申し訳ないのですが、今晩の親善試合を明日にもう一度、お願いできないでしょうか」

すぐに、校長と学年主任、野球部の顧問に連絡を取り、15分後には翌日の再戦が決まりました。驚くべきは、1時間以内に、ほとんどの生徒がその再戦を知っていたことですねぇ。恐るべし生徒の伝達能力!(笑)

 3日目の体験学習を終えて、宿に帰る途中、野球グラウンドを見ると、機械で整備しているではありませんか! 後で伺ったところ、数年ぶりの機械整備だそうで、マウンドまで完璧に作って下さっています! ホント、楽しみにしてくれていたんですね。
 夕飯をBBQ。エイサーを拝見して、それから野球の再戦です。結果は5-1で現役高校生の勝利でしたが、老若男女を問わず、多くの人が観戦に来ていました。生徒と職員を併せて260人以上ですから、400人近くの人が観戦していました。

 最終日に島を出るときに、フェリーの上で生徒が泣きながら手を振っているのを見たとき、今回の修学旅行が成功だったことを実感しました。
 それから、国際通りで自由行動をしてから、飛行機で一路羽田へ。そして「現実」に戻ってきました。

 平和学習と自然体験、両方が楽しめる修学旅行でした。しかも座間味は、タバコとアルコールの自動販売機がないので、妙な心配もいりません(笑) 

 見ていないでしょうけど、生徒諸君、私は君たちに2つウソをつきました。

 一つ目は、飛行機の中には1つだけならライターを持ち込むことは出来ます。もう一つは、座間味島にはハブはいないので、夜に出歩いても危険じゃなかったんだよ(笑)

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ

おすすめ