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2007/03/24

お疲れ様でした。。。

 ようやく終業式。同僚のH先生から「終業式っという感じがないですね」といわれる。確かにそうだなぁ。ホッとする感覚がなぜかない。どうして?

 教育相談の恩師であるW先生がご退職をすることになったそうだ。定年まで10年以上もあるのに、だ。W先生が教壇を去られることは、千葉県にとっても大きな「損失」だろう。

 「教育相談の定義は、その先生の哲学なんだよね」というW先生のことばは教育相談を学ぶにつれて意味が分かるようになってきた。私たちの仕事は、周囲の流行や世間体、つまらん見栄が行動の核をなすものではなく、一人一人の教育哲学が中心となるべきものだろう。だから、必要以上に行動を制約されてはいけないし、自分自身を見つめなければならない。
 W先生の基礎は「生徒の成長」。子どもである生徒が成長できるようにサポートすべく、時には防火林のような役割をしたり、時には共感する立場であったり、時には行動を制限したりもする。それが、自分のためではなく、生徒の成長がベースとなるから、有意味となってくる。

 「~改革」といわれている「~」はストレスの大きな職場だそうだ。医療しかり、教員しかり。そして最終的に、角を矯めて牛は、、、という結果が残らないことを祈るばかりだ。

2007/03/20

よっしゃぁ!

 少しずつエネルギー補充。やはり、生徒と話したり、接しているのが自分にとってのいちばんのビタミンだな、と実感。

 話は英語教育とはかけ離れます。

 以前のブログでも書いたように、現在の日本の教育の原点はやはり戦後民主主義。「いい高校」「いい大学」「いい会社」に入れば、それなりの生活(≒幸せ)を保証されました。だから、親は小さい時から「いい大学にはいるのよ」と勉強をさせたわけです。子どもに夢を聞くと、「いい大学に入る」。いい大学に入って、将来は何をしたいの?と尋ねると「ボク、バスの運転手になりたいんだ!」、そんな笑い話もあったほどです。しかし、現在はこの図式は徐々に壊れつつあります。

 では学歴は全く関係ないのか、というとそうでもない。就職が決まるのも、まずは4年生大学からです。そして、知られている大学の方が就職しやすいという面もあるようです。就職試験時に、そういう大学の学生が集まる場所と、他の大学の学生が集まる場所とが違うというようなこともあると新聞の投書欄にありました。ただ、そういう就職が一生を保証されるわけではないというだけです。

 そういう大学にはいるためには、入学するのが難しい高校に行くことが望まれます。教科書も難しく、勉強する雰囲気もあります。一部の私立高校や公立高校がそれにあたります。

 では、そういう高校に中学校の勉強だけで入ることが出来るのでしょうか? データがあわるけではないので軽々しくは言えませんが、例えば英語だったら教科書はダイアローグ形式が中心なのに、試験では文章形式がたくさん出てきます。対策として、中学校の先生が補習が出来るのか。時間的に、難しいでしょう。そのために、塾で勉強する生徒が増えてきます。

 そうなると、塾に通える生徒と通えない生徒、はっきりといえば、経済力のある家庭の生徒とない家庭の生徒に分かれます。ある生徒は塾で勉強が出来る。ない生徒は自学しかない。もちろん、自学で成績が伸びる生徒もいるでしょうが、数字とすれば、例外でしょう。

 高校卒業で働く場合と、大学卒業とで働く場合とでは、生涯賃金に大きな差が出ます。特に、大企業に勤める大卒の給料など、一般の高卒とは文字通り桁違いの差になります。(戦後民主主義が完全には壊れていないので、差ができます)

 では、「勝ち組」が幸せかというと、必ずしもそうでもない。価値観によって、「幸せ」が変わってくるのです。ホリエモン的な生き方が幸せだと思うか、不幸せだと思うかはその人によって違うでしょう。親が世間体ばかり気にしている「勝ち組」の子どもたちは、どのような思いで親からの「教育」を受けているのでしょうか。社会的に地位の高い人の子どもの犯罪は、新聞でも見ることが出来ますよね。

 娘の学校での話。保護者会の活動をもっとしっかりしようと執行部が提案したところ、反対の嵐でした。「これ以上、仕事を休めない」というのがその理由です。よく、「家庭がもっと教育に携われ」といいますが、その一方で仕事では「能力給」が幅をまだきかせています。能力給のためには、仕事をハードにする。その一方で、家庭に教育力を求めていく。この矛盾をどうしてでしょうか?
 子どもがいる保護者を週4日労働にすると法律で決めて、1日は学校で協力をしてくださいと呼びかけるならまだ分かります。しかし、そんなこと出来ますか? 出来ないでしょう。「仕事をしているから保護社会の活動に参加できない」という人たちも、少なからずいて、みんな生活がかかっています。戦後民主主義の崩壊で、「能力給」が脚光を浴びているのは、「仕事だ」「仕事だ」となるのは当然の流れで、またそれを目指しているとしか思えません。そうなったら、生活を下げて、時には捨ててまで、子どもの教育に力を注ぐ人がどれほどいるのでしょうか。

 1日に100人近くが自殺をしてしまう時代です。豊かさとは何かということを、ここでもう一度考えた方がいい気がします。

 話が右に左に行っていますが、学校で勉強だけをしたところで、それが幸せには必ずしも結びつかない。部活動を一生懸命にしたところで、それが全国大会に出場を果たしたからといって、将来が保証されるわけじゃない。
 でも、勉強はした方がいい。部活動もした方がいい。

 こんな時代だからこそ、腰を据えての学習が必要だと私は思います。そして、教員は勉強を教えるだけでなく、哲学を土台とした方が、瞬間的な風に流されなくてすむものです。服装や頭髪といったことを押さえつけても、それはいつか表に出てきます。エネルギーはあるのですから。そうではなく、学ぶことの意義や人生について語る言葉を大人は持ち、それを子どもたちに伝える努力をしなければいけないと私は思います。

 うーん、また英語教育とは関係のない話になりました(笑) 次回から、この1年間のまとめをしていきます。

2007/03/19

鈍感力か!

 ブログもなかなか更新できず。教員も鈍感力を持たないと、というよりも、持っている人でないと、長く勤められなくなりそうです。

 気分転換に、、、。先日、知人のお店に行くとテレビクルーが。そして、「インタビューをお願いします」といわれたのですが、その番組がついにOA。それを見た生徒から、「せんせいー、テレビに出てたでしょ!」 あなたはずいぶんと渋い番組を見ているんですね(笑)

 沖縄の座間味島に修学旅行の下見。あの悠久な時の流れを改めて感じました。疲れた時に、なんの予定も立てずに、1週間ほど滞在したい島です。雨と風とに祟られて、スムーズに下見が出来なかったけど、秋に行く修学旅行が今から楽しみです。
 週末は久しぶりに従弟と会う。10年ぶり以上に飲みに行く新宿で迷子にならないように彼について行く。二人ともアルコールが弱いので、小料理屋でお茶(苦笑) その後、彼が任されている開店前のお店。
 彼も私も30代になったのに、こうして久しぶりに会うと、週末ごとに会っていた小学生の気持ちにお互いが戻るものだなぁ。でも、2人で並んで歩くと、「どうしてこの2人が一緒に歩いているの?」と思われるだろうし、お店でも聞かれました(笑) 

 文英堂から連絡が入り、「短文で覚える英単語」の第3版の連絡。こんなに刷ってくれちゃうんですか?と少しうれしさを感じつつ、襟をただす思い。苦労して作った1冊だけど、塾の先生、英語のやり直しにトライしている人、使ってみた中学生からメールが来るとうれしいものです。大きなエネルギーになります。ありがとう。

 精神的に疲労困憊。今年度のまとめは今年度中にするつもりですけど、もう少し待っていてください。意図的に「鬱」になっています。

2007/03/08

帯には帯を、襷(たすき)には襷を

 昨日、この結果を同僚のF先生と話をしていると、「私たちが当然だと考えていることを、生徒に意識させなきゃいけないのね」と感想を言われました。まさにその通り。
 英語教育(教育)としての思想性については後々にして、今年度やってきたことをもう少し続けます。

 授業は大きく分けて2つに分けました。1つめは、「短文で覚える英単語1700」。2つ目は教科書ExceedⅠ(三省堂)です。

 1つ目の目的は、2つあります。

  1. 単語数のアップ。生徒は恐るべきほど、単語を知りません。
  2. 主語動詞の組み合わせや、チャンキング、修飾関係など文法的なことがら全般の学習

 この両方を1日4文のペースで行います。授業では、発音や音読、そして初期の段階では書取まで行いました。もちろん、小テストがありますから、生徒は4つの文を覚えるように努力します。合格点をとれないときには、放課後に再テストを最初の段階では行います。放課後に残りたくないから、生徒は勉強をしてきます。(いったん、勉強をする習慣が出来れば、放課後の再テストはなくせばいいわけです。人間は習慣で行動するため) 文の暗記をすることで、単語数も増え、文法的なことも、徐々に理解できるようになっていくものです。最初は意味が分からなく暗記していていた生徒も、音読や筆写で暗記するうちに、分かるようになってくるのです。また、1日4文というペースが生徒にはぴったりのようでした。

 一方、教科書では音読や書取に力をいれます。「ここは説明したいな」と思っても、教科書のターゲットの文法でない限り、ガマン、ガマン。教えたい気持ちをこらえて、スルーします。あれもこれも教えたら、生徒はイヤになります。授業の目的は、生徒の英語力のアップであって、教員が「ここまで教えた!」という自己満足ではありません。
 1回の授業では半ページにして、音読やリスニングの時間を必ずもうけます。書取をする時間のない時は、1日に3~5回の本文の書取を宿題にして、それを次回に提出させます。この宿題が、生徒の学力を高める大きな原因の1つだったようです。

 具体的に何をやったかは、次回にでも。

2007/03/06

数字で見てみると

昨日の続きです。左側が2006/04、右側が2007/03の得点の分布です。

点数 人数 点数 人数
15 1 0.8 15 0 0
20 16 13.6 20 5 4.2
25 28 23.7 25 10 8.5
30 27 22.9 30 26 22
35 25 21.2 35 19 16.1
40 13 11 40 13 11
45 4 3.4 45 13 11
50 2 1.7 50 13 11
55 2 1.7 55 2 1.7
60 0 0 60 3 2.5
65 0 0 65 1 0.8
  118 28.8   105 35.2

最初のテストは受験したが、後者は受けていない生徒の平均点(2006/04)は28.4です。これから、人数は13名のずれがありますが、このずれは、深く考えなくてもいいと私は思います。この13名は、日頃の状況を見ていれば、他の人と同じような結果がとれたでしょう。

成績上昇 人数 %
20~ 4 3.9
10~19 33 32.0
0~9 47 45.6
-1~-9 16 15.5
-10~ 3 2.9
  103  

Graph

成績は上の表のように変化しました。成績が全体的に伸びたといっても、2割程度の生徒は成績が下がっています。今回の成績と人数が一致しないのは、1回目は受けていないが、2回目は受けたという生徒が2名いるからです。

2007/03/05

ほら、出来たでしょ

 前回のブログにもあった新著のタイトルも決まりました。"Road 34"となりました。出来上がりましたら、見本請求は文英堂までどうぞ。3/20辺りに完成予定となっています。

 今日は、英検の結果を。英検3級の試験を行ったところ、入学時(2006年4月)は平均が28.8でした。それが、今回(2007年3月)の試験では35.2と6.4ほど上がりました。生徒数は4月が118名、3月が105名(インフルエンザなどのため欠席が多くいました) なんとか3桁確保、です。

 偏差値でいうと、40-45 → 50-53 に相当するといわれました。

 細かいことは、少しずつ書いていきますが、英語の苦手な生徒が多い学校でも学力は伸ばせるのです。新聞発表の範囲で書くならば、現在の1年生の一般入試の倍率は1.07倍。落ちた生徒は、ほとんどおりません。

 伸ばすための基本条件は、学年の教員団が前向きであり、生徒を大切にすること。あと、英語の教員があきらめないこと。この2つだけです。

 今から親戚の葬儀なので、ブログを書いている暇もないのですが、とりあえず、うれしかったので書いてみました。これから、数回に渡って今年度の自分の授業内容を書いてきます。

2007/03/01

そうだ、タイトルを付けよう!

 今年度の生徒の成長、自分自身の方法のチェックともいえる英検の結果。まだ細かく点数処理をしていないのでざっとしか書けませんが、かなり点数が伸びています。うれしいことです。伸びていない生徒や成績が落ちた生徒は20%以下です。ここに属する生徒には共通した点があるかな、あくまでも感覚ですけど。一番伸びた生徒は、24点(4月)→42点(1月)。塾経営の友人に尋ねたところ、偏差値でいうならば、33~35 → 55~60という伸びだそうです。生徒にしっかりとした意志があり、教える側が鳥瞰図的な意識を持ちつつ、授業を行うことで、十分に生徒は伸びるのです。もちろん、どちらが欠けたら、伸びる生徒の割合は減ってきます。
 それだけでなく、授業を作り上げていけるような雰囲気を作り上げている、学年主任や各クラスの担任の先生にも心から感謝。授業とは、そういう先生方が作り上げている「畑」の上のいわば「いいこと取り」のような一面もあります。ホントに、こういう学年主任や担任の先生に受け持たれた生徒は幸せだなぁ。
 細かいことは、来週にブログに書きますが、伸びた結果はうれしいものですね。

 話は変わりますが、今月の下旬に出来上がる『これで分かる基礎英語』の問題集というか、「高校英語の基礎」の教材のタイトルで四苦八苦しています。「一語で内容が分かる/一語で思い入れが入っている」というコンセプトで考えているのですが、、、。

  • 「英語箱 34」 -今日から始める34レッスン-
  • 「Field 34」 -0から耕す34レッスン-
  • 「Road 34」 -0から進む34レッスン-
  • 「34 Doors」
  • 「英語蔵」
  • 「英語庫」
  • 「英達」
  • 読んで書いて覚える高校英文法 「基礎英語ノート」
  • 読んで書いて覚える英文法 「高校 基礎英語ノート」

どうもいいアイディアが思いつきません。Impact 34はボツになってしまったしなぁ。ウチの英語科では好評だったんだけど(苦笑) 

どれがよろしいでしょうか? コメント欄に書き込んで下さると助かりますm(__)m 

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