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2006/11/17

Shame on You!

 まだ木曜日だというのに、かなりぐったり。こういうときもあります。帰宅後にテレビをつけると、教育問題をテーマにニュース報道が。そこで、キャスターというか司会者というかの、相変わらずのその話題(ニュース)の流れに乗る発言(コメント)にさらにぐったり。すぐにコトー先生に変えました。

 いじめ問題がクローズアップされています。表面的に「いじめ問題」といっても、根っこの部分は少し変わってくるのでしょう。いじめられる生徒が転校生だったり、発達障害を持っていたり、時にはいじめる側の後ろにBPDの生徒がいたり、などイジメのきっかけとなる要因は変わってきます。そして、イジメがきっかけとなり、不登校や引きこもりなどを引きおこします。
 現場の先生方は実感としてお分かりになるでしょうが、本当にイジメは分からないものです。男子のトラブルは非常に分かりやすく、解決も直線的にできることが多い一方で、女子のそれはなかなか分からない。本当に分かりにくいものです。時には、保護者すら「ちょっと変だなぁ」と思う程度のことさえあります。だから、こういうときは、保護者や担任の「勘」が大きな武器となります。
 BPDの生徒がからむイジメは解決が本当に難しいでしょうね。これも、実感として高校の先生は感じて下さるのではないでしょうか。事情を聞いた後で、リストカットをしたなんていったら、なんてニュースでは流されるのでしょうか?
 ちなみに、数年前になりますが、BPDの生徒に巻き込まれたことがあります。夜中に1時間おきにかかってくる電話、今のように番号ディスプレーがありません。当時、長女の出産の時期と重なったために、切るわけにもいかず、困りました。携帯のメールにも「死ね」や「クソ野郎」と書かれて、それが夜中にやってきます。電源を切り、朝に電源を入れるときの恐怖感はいまだに忘れません(^^;; 当時の携帯は発信元が分からず、とにかく何も証拠がない状態でした。真剣に、自分の教師適正すら思い悩んだほどです。

 そんな時に、教育相談の専門家のW先生に「いじめの構造」を教えもらい、ホッとしました。今になって思えば、そのグループにはBPDの生徒が2人いて、その2人に踊らされた「実行部隊」がその周囲にいたわけです。その時のパワーはこちらを鬱にさせるくらいは、簡単なものでした。

 自分がこういう経験をしたことがあるので、イジメを受けている生徒はとても恐怖に満ちあふれたものであろうということは、容易に想像できます。地上100mのビルの上から下を見下ろすときの感情を感じているはずです。

 とある中学校では、「死んではいけない」というテーマで授業を行っているそうですが、困っていることは、ネットによる非行少年のつながりだそうです。現在の学校の範疇を超えている部分、保護者ですら見えないものに、いま困っています。

 教育基本法が衆議院を通過しました。現在の教育基本法をどうして変えるのか私にはとうてい理解できません。現在の教育が抱えている問題は、教育基本法にその原因があるわけではありません。変えることに費やすエネルギーを、どうして目の前で困っている生徒のために使うことが出来ないのでしょうか? 法律を変えないと、イジメの対策は考えられないのでしょうか?
 これで、参議院でも可決され、それでも現在の抱えている問題が解決されなかったとき、推進している人は何というのでしょうか? 教育は、入学式や卒業式のためにだけあるわけではないはずです。

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