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2006/11/07

どうして英語教師は嫌われるか?

 この頃はないけど、学園モノのドラマではどうして英語教師って冷たいイメージを持たれていませんか?(これは、被害妄想かなぁ) 金八先生は国語の教師、GTOは社会の教師、ごくせんは、、見ていないから分かりませんが(^^;; どうしてなんでしょうか?

 教師が生徒への姿勢を見ていると、「生徒の立場になる」「教師としての立場で考える」の選択になっていないかなぁとふと思います。(←ちょっとデータがないので弱気;笑) もちろん、世間的には「生徒の立場になれる先生」の方が理想的だといわれるだろうし、もしかしたら人気があるかもしれない。一方、「教師としての立場で考える」は冷たい印象が持たれるかもしれないけど、プロ意識が高い。
 でも、本当にその二者択一でいいんでしょうか?

 「生徒の立場になる」というのは、ことば的には美しいけど、それを感情移入とイコールとして考えていないでしょうかか。この頃の、教員の不祥事を見ていると、この感情移入のケースと感じることがあります。生徒と一緒に感動し、一緒に悲しむ、なんていう感情移入は、上手くいっているときにはいいけど、ひとたびトラブルが起きたら、収拾がつかなくなります。そして、時には自分の感情を相手に移入してもらいたい、という「押しつけ」にさえなる。20代の時に、そんな経験がありませんか? 私はあります(^^;;

 かといって、「教師としての立場で考える」ことを全てと考えると、これもこれで、「べき論」が多くなりすぎてしまい、生徒との距離が離れていく。教師としての立場で考えれば、生徒は授業に予習をしてくるもの、勉学に勤しむもの、自分で目標を定めてそれに邁進するもの、とまぁ、どこの星の住人か分からない人間を理想としてしまいます。もしかしたら、その先生は、そういう学生時代を過ごしたのかもしれません。そんな「聖人君主」のような先生はいかがですか? なんか引かれそうだよなぁ。

 この二者択一には、「共感」というキーワードがありません。共感とは、「相手の立場になる」のではなく、自分を確立した上で、相手の気持ちに寄り添うことです。(少なくとも、私はそう理解) 相手の気持ちが、OKかNGかを判断するのではなく、まずは寄り添うということが大切になるのではないでしょうか?(必要があれば、OKかNGについては、その後に伝えればいいだけ) そのためには、教員自身が他者と分化をして、他者を自分とは分化している存在だと捉え、また教師自身もが分化した存在として考えられなければならないのではないでしょうか。(いちばんの教員研修は、教員が教育カウンセリング(=心理分析)を受けることなんだろうけど、現実的には無理だろうなぁ) 

 さて、ようやく本題。英語教師に対してイヤなイメージが持たれるのは、この「共感力」(英語教師として)が低いからではないでしょうか。現場の先生は分かるでしょうが、国語や社会という教科は、英語に比べて生徒の「敵」になりずらい教科です。身近に感じがれるし、具体的なこともたくさんあります。一方、英語は身近ではないし、自然な状態での具体的なことなど少ない。

 共感の少なさは、英語教師にあるのか、それとも状況的にそうなのか、まだよく分かりません。ただ、進学校に行くと、英語に積極的に取り組む生徒が多いので、「共感」は自然とアップします。一方、底辺校では、英語に取り組む生徒が少ないので、何もしなければ「共感」はできません。「なかなか定着しないなぁ」と同僚同士で弱音を吐くことは大切だけど、それは「いくら教えても無理だ」という気持ちをベースにするのではなく、「どうやって料理してやろうか」というポジティブさがなければ、そのネガティブな気持ちは生徒に伝わってしまい、ますます共感からは遠ざかるものです。「分からないのに授業を受けているのは辛いよなぁ」「今まで辛い思いをしてきたんだね」と共感(感情移入ではない)をし、その上で授業をしていくと、ちょっと変わるかもしれませんよ。何がって? 何かがです。

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