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2006/02/27

「これでわかる基礎英語ノート」の完成

 拙著「高校これでわかる基礎英語」が出版されてから、今年で3年になります。色々な学校で採択をいただいていますし、私も補習で使用をしたこともありますが、「問題が…」というご指摘をいくつか受けました。「和訳だらけ」というのは、それが1つの狙いだったので、「やっぱりなぁ」という思いがあります。その一方で、「問題数が少ない」というご指摘には、確かにその通りです、という思いを持っていました。

 中学から高校への橋渡し教材をいくつも見たのですが、どれも「ウーム」と思うような内容でした。確かに、「学校は中学校の復習から始めた」といういい訳にはなるでしょうが、それで文法の新しい感覚が身につくか、分かった気になるか(この、「気になる」が大切;笑)かといえば、生徒の思いは「英語の修行(苦行?)を行った」だけに過ぎないと思います。

 だったら、自分で作っちゃえ!と思って、「これでわかる基礎英語」風のブリッジ教材を作っちゃいました。ページ数にして86ページ。見開き1ページで使えるような作りになっています。どこかと出版契約を結んでいるわけでもないですので、もしご興味のある方がおられたら、お送りします。(ただし、個人の立場でお願いします)

 作り方は、わざと「基礎英語」と違うように、和訳はほとんど取り入れませんでした。最後の最後の、苦肉の策としての「和訳」です(笑) 授業で使うことを考えるなら、和訳の問題を取り入れなくても、先生方の判断で、和訳をさせることは可能です。今回は、高校入学時に偏差値が40-45の生徒が、英語を見て考え、英語で答える、ということを意識して作りました。

 ただし、私と面識がある方(メールの交換も含めて)には、まるまる1つのファイルをお送りいたしますが、面識がない方は申し訳ないのですが、「基礎英語」の中の「1章」分だけをお送りいたします。どこか、ご希望の「章」をメールで書かれて、私までご連絡をお願いします。(なお、一太郎ファイルでの送付となります) また、お送りしたものに、コメントを下さるととても助かりますので、その節はどうかお願いいたします。

 まだ、未校正ですので、スペルミスや問題のミスなどはあると思いますので、そこはご了承下さいm(__)m

2006/02/25

ため息を深呼吸に!

 23日は、久しぶりに東京まで。以前から興味と、そして尊敬の念を抱いていたM先生のワークショップに参加。久しぶりに、感動を覚えたワークショップでした。今まで研修会に参加していると、まるで「私はこんな取り組みをしているんですよ、すごいでしょ」「こんな成果がでたんですよ、すごいでしょ」という雰囲気が端々から伝わってくる。
 しかし、M先生は違いました。「自分がこう考えることを、生徒のポテンシャルを信じて、授業の中で実践していく」という姿勢がヒシヒシと感じました。また、授業を実践するための準備(いわゆる教材研究)のすごさにも改めて感動。自分の授業の未熟さをつくづくと感じつつ、これからの授業の実践のための刺激をいただきました。本当にありがとうございました。
 その後の懇親会では、ゆっくりとお話が出来たことがいちばんの収穫でした。何故か日本酒つながりがあり、コアな日本酒の話題を楽しめました。

 24日は同窓会。1年生の時だけ担任をもち、その後転勤したのだが、なぜか1年生の時のクラスの同窓会がよく開かれる。幹事のI君が1週間ほど前に連絡を回し、都合のつく人だけがやってくるといういつものパターン。毎回10名前後なのだが、ほぼ毎回、メンツが変わるというところが、社会人になったからだろうか。
 こう考えてみると、教師っていい仕事ですよね。「信用失墜行為の禁止」というものは、教えている生徒や卒業生のために自覚を持った行動を、ということなのかもしれないなぁ。(法律上は、そうではないけど)

 私たちは実践家で、評論家ではないのですから、ありのままを受け入れた上で、その方法を考えるしかないんですよね。先ほどのM先生の実践の根底にあるのは、生徒のポテンシャルを信じる、ということだそうだ。授業の一つ一つにその意味づけがなされていて、そのための努力を彼は惜しまない。それが自分の名声のためではなく、生徒の成長のためだからこそ、多くの教師の心を引きつけるのだろう。
 振り返ってみると、私の根底にあるものは「自分にも英語(=分からなかったことが)が理解できた」という生徒の達成感への援助。授業への方向性は違ってはいるけれど、しかし生徒の成長を考えるという点ではとても似ている(って、生意気だけど;苦笑) ありのままを受け入れた結果、お互いにこういう教育哲学的なバックボーンを持ち、授業になっているんだろうな。

 ジャーナリストで、詩集「たいまつ」でも有名なむのたけじ氏を尋ねて秋田まで行ったことがある。その時、色紙をいただいたのだが、そこには「人間は、人の間を耕す」と書かれている。人の間を耕すことは、とても骨の折れる作業だ。時にはため息も出る。でも、そのため息を深呼吸に変えて、明日への活力としたいものだ。

2006/02/22

誇りはどこに行ったのか?

 時期的なせいもあるのだろうが、出版社の営業の方がよく来る。採択はどうだろうか、ということで見本をおいていってくれる。最初から脱線してしまうが、この教材を見ると、先生方の感覚の違いというか、年代の違いを感じますね。ある先生にとって評価が高いものが、他の先生には低い評価になる。結構、年代によるところが多い気がする。

 それはともかく、昨日、数研出版の営業の方が新刊を持ってきてくれた。以前、採択をしたことがあったからなのだろうが、興味を持たせてくれるような教材をいくつか持ってきてくれた。内容はまだ見ていないのだが、チャンクを意識させるブリッジ教材を作ったようで、今から拝見したい。

 その中で、ちょっと悪い意味で気になった教材があった。「大学入試データ分析 英単語VALUE1400」という一冊である。http://www.suken.co.jp/goods/list/eigo/14451.htm

 基本的な作りは、サイトを見ていただければ分かるのだが、この作りを見ていると、よく言えば、今までの教材を研究している、悪く言えば、パクリのように感じた。(パクリ、という表現がきつければ、今までの教材のいいところ取り、といった方がいいか?)

 パッと見て、「桐原のデータベースと、文英堂のVITALの作りと似ていますね」と営業の方に言ったところ、「ウチは後発なので、先発組の研究はさせていただきました」とのこと。そして、営業氏いわく、「単語だけではなんだということで、後ろにこうやって、パッセージをつけています」(これって、「速読英単語」(Z会)の研究の成果?)

 営業の方が帰ってから、よく本を見ていると、コラムにはコロケーションがあるではありませんか!(これって、「システム英単語」(駿台)の研究の成果?) 

 確かに、アイディアとか、説明の仕方などは、定評のあるものを参考にすることはある。ただ、それはあくまでも参考であって、いいところ取りはないだろぉ、っていうような気がする。意識しないで書いたならともかく、営業氏も「先発組の研究を行った」といっていたよなぁ。しかも、購買層が重なっているから、こういう「研究」=アイディアの「コピー」はないだろう、と思う。それぞれ、アイディア自体が売りの部分があるんだから。(こう書くと、「短文で覚える英単語」もDUOのパクリだろ!と言われるかもしれないけど(^^;; でも、ちょっと違うよね。アイディアはともかく、英文は完全なオリジナルで、英文こそ、この本の売りです)

 私の中では数研はそれなりの地位にいた。高校1年生の時に初めて買った参考書が「チャート式」だったし、数学でもこの出版社には本当にお世話になったと思っている。それなのに、このような本を出すことは、もちろん法律的には全く問題はないだろうが、出版社としての誇り、編集者としての誇りはどこに行ったのだろうか?と思えて仕方がなく、とても寂しい思いをしてしまった。

2006/02/21

本物を見る必要性

 3年生の授業がないということで、美術の先生から頼まれて、午後から生徒と一緒に美術館に行くことになった。実際の絵画の前で、お互いに気づいたことや、感じたことを共有していく「ギャラリー・トーク」をするのだそうで、その引率のお手伝いをすることになった。

 バスの中で、「「美術」というのは、明治6年に出来た言葉なんですよ。この時から、美術というジャンルが、『高級』になってしまったので、人々に未だに定着していない、って思うんですよね」なんていう美術のO先生の話を伺いながら、15分ほどで有名なK美術館に。

 最初に見たのは、シャガールの「ダビデ王の夢」。その絵の前にみんなで座り、司会役を務めて下さった美術館のYさんの切り盛りで、お互いの感覚を共有していく。集中してその絵を見ている生徒にまずは感動。ここまで真剣に見るとは思わなかった。その上、細かいところまで観察をし、その発想の豊かさに心から驚きました。

 次に横山大観の屏風絵。屏風絵とは、紙の上という2次元に書いているのに、それを屏風という形で奥行きを持たせると、3Dのように浮き出てくるんですね。すごいすごい。特に、加山又造の円舞(鶴舞)なんて、今にも鶴が飛び立ちそうではないですか! 最後に、マーク・ロコスの、1部屋に飾られた7点の作品を見て、ギャラリー・トークは終了。生徒は、時間ぎりぎりまで美術館から出てこようとはせず、まさに時間ぴったりの美術館訪問だった。

 帰りのバスの中で、美術のO先生が「普段の授業でも、多くの絵をスライドで見せているんだけど、ぜんぜん反応が違うんですよ」「美術館を見に来て、面倒くさいなどといった生徒は1人もいないのが救いです」と仰っていたのが印象的。美術館では、生徒の率直な、時にはピントはずれの反応に対しても、上手に反応したO先生と学芸員のYさんの博識さも印象的であった。「今日の絵は、模造品なんですか?」と聞くと、「全て本物です」  やはり、本物は人を引きつける魅力があるのだ、と痛感。

 美術館は、高校生へのこのようなサービスに積極的だそうだ。どうしてこんな贅沢な?と聞くと、美術に触れあう人口を育てたい、ということだそうだ。O先生曰く、そうすれば、ギャラリーに足を運ぶ人も増え、若い芸術家の作品を購入してくれる人もいるのではないか。確かに、それは間接的ながら、日本の美術文化への貢献になるんだろう。

 振り返って英語で、本物を教科書で載せることは無理なのだろうか? 絵画と同じように、その小説家や詩人の人生(結構、屈折している人もいる)を学びながら、原書の一部でも構わないから、そのままを使うことは出来ないのかなぁ、という気もする。本物は、人を引きつける魅力がある。何十年と続いているには、それなりの意味があるものなんだろう。

 ダイアローグ形式のものを全否定するわけでもないし、科学的な論説を否定するわけでもない。ただ、人間性を豊かにしてくれる文学というジャンルに生徒が触れるきっかけは、そのすそ野を広げていくことにもあるのではなかろうか?

 

2006/02/17

小学校からの英語教育は効果がある?

 小学校からの英語教育が、各地で起きていますね。流れに乗るべく、あちらこちらで、小学校からの英語教育の波は起きそうな気がします。

 数日前、NHKの夕方のラジオにピーター・フランクルさんが出演していました。彼は数学者・大道芸人という肩書きがあるだけでなく、実に10言語も使えるという「マルチ・リンガル」な方です。そんな彼がラジオの中で、「まずは国語(母語)をしっかりとさせよう」といっていました。この日の話題は数学だったので、言語については深い話しはありませんでしたが、10の言語を操る人の発言だけに、説得力があります。

 小学校からの英語教育がいいのか、悪いのか、実を言うと、私はよく分かりません。積極派の方の意見も納得できる部分もあるし、消極派の方の考えにも説得力があります。

 私が気になるのは、「保護者の意見」というやつです。確かに、保護者の意見は子どもの教育を考える上で、大切なものであります。しかし、この小学校からの英語教育に関しては、どこまでその長所・短所を知っているのでしょうか? 私の周囲の「保護者」では、「小学校から英語をやれば、英語はできるようになるんでしょ?」と考えている人もかなりの人数で、その裏には「自分が英語ができないのは、中学校からの文法中心の英語教育がいけなかったんだ。今のように、会話重視で、小学校から英語を勉強すれば、できるようになるんだ」という幻想を持っていることが気にかかります。

 「日本人は読み書きはできるけど、会話はできない」なんて、未だに言う人もいます。これも、勘違いですよね。全体で考えたときに、会話もそうだし、読み書きもできない人の方が多いはずです。
 「中学高校6年間も勉強したのに…」もよく聞きますが、確かに授業時間は多かったでしょう。しかし、授業を離れて、自分でどれほどの勉強をしたのか? 自分でどれほど音読をしたのか? 自分でどれだけの書写をしたのか?、と考えれば、胸を張って答えられる人は少ないでしょう。それに、受験勉強の期間にしたところで、その後、10年、20年、勉強していなければ、できなくなるのが当然です。

 少し話しがそれてしまいました。私が言いたいのは、自分たちの努力不足を棚に上げて、子どもの教育に幻想を抱いているとしたら、それは間違いだ、ということです。同時通訳者の國弘正雄さんや鳥飼玖美子さんは、英語を勉強したのは中学校に入ってからです。それでも、できる人はできるようになるのです。小学校から、英語を行えば、誰しもが英語が出来るようになると考えている人がいるなら、その可能性はきわめて低いと私は思います。

 小学校の英語教育よりも、中学校の週3時間授業、40人授業による一斉授業の方が、よっぽど問題ではないでしょうか? また、中学校の先生方のあの多忙さを考えると、教材研究など、普通の中学校に勤めている限りはなかなか難しいでしょう。一週間の授業が22時間を超え、部活があり、校務分掌があり、要録があって、小学校訪問があったり、地域との連携などなどの雑務をこなす中で、たった週3時間、40人授業でどうやって、学力をつけていけるのか? その中で、一定の力を生徒につけている先生方はすごいと思います。

 いくら話すことが出来ても、文章の行間を読めたり、自分の気持ちをしっかりと相手に伝える文章を書けたりしなければ、それこそ中途半端ではないでしょうか? 意味のあるコミュニケーションを考えるなら、雑談をしたり、天気をはなしたりなんていうことは、些細なことで、話題は何が中心なのか、を判断する力が求められると思います。あ、これ、英語ではなく、日本語のことです。(って、自省をこめて、ですけど;笑) 

 小学校での授業数を増やし、英語教育を始めても、どれほどの効果が上がるのか、私は大いに疑問です。実際、フィンランドでは、日本の授業数よりも、ずいぶんと少ないようです。上手くいかなかったから、「やっぱり学校=教師がいけないんだ」と結論を出すとしたら、それは間違いではないでしょうか? いちばんの大切なことは、教師が生徒(児童)の学力向上を真剣に考え、少人数学級(授業ではない)など実践できるような条件を行政側が作り、保護者は子どもの生活を整え、自宅では保護者が自らが勉強する姿勢を子どももに見せていくことが、いちばんだと思います。

2006/02/13

初めての講演

 所属しているNPOへ講演依頼。英語に苦手意識を持つ中学生に対して、どうやって英語を勉強すればいいのか、ということを話して欲しいとの依頼があり、12日に会場に行く。

 とある塾が実質的に主催している講演で、当初は保護者対象と聞いていたのだが、行ってみると6-7割が中学生。来ないか?と言われたから、友だちとやってきました~、というノリの生徒が多いことが聞くともなしに耳に入ってきた彼らの話で分かる。少なくとも、「英語の学習に悩んでいて、どうにか克服したい!」という「理想的な聴衆」ではないので、準備していたこととちょっと違った話題へ。

 まずは生涯賃金の話し。2002年度の調査によると、年金まで含めたサラリーマンの生涯賃金は、高卒2億8千万、大卒3億8千万。従業員1000人以上の大企業に限ると大卒4億4千万。高卒男子と、大卒男子(大企業)とでは1億4千万。このお金をどう考えるの? と、ちょっと生涯賃金の話しから入ってみる。経験則なのだが、高校時代にバイト命で300万円を働くよりも、しっかりと勉強して、セレクションを受ける大学に入った方が経済的には豊かになれる、というのが生徒の意欲を高めるのにいちばんいい。

 そして、勉強が分かる、ということはどういうことか。具体的にはどんな学習方法があるのか。英検2級を持っていれば、AO入試や推薦入試で、実は○○大学や××大学に合格できる確率が高いんですよ~、なんて話して、「だから、英語を勉強しておくといいですよ」と英語の話しは終わり。

 保護者対象に、「子どもに勉強しなさい、というよりも、自宅で親が本を読んだり、何かを学んだりすることの方が、よっぽど子どもは勉強する」なんて、ちょっと生意気な話しをする。
 私たちは、自分の現状を理解してくれる人に見つめてもらえるだけで勇気づけられる、というドイツのDOULAの話しをして講演はお終い。

 最初は下を見ていた数十人の人が、最後はみんなこちらを向いてくれていると、ホントに快感なんですよね~。その達成感を持ちつつ、ロビーに行くと、中学1年生の保護者の方から、「今日の話しを伺って、私もまた英語を勉強しようっていう気になりました」と、とてもうれしいお言葉。韓国の前大統領の金大中氏も42歳で英語を学び始めて、英語の達人になったんですよ~なんていいながら、うれしくもあり、ちょっと照れくさい気持ちで会話を楽しむ。

 全て終わってから、その塾にオーナーさんたちと、懇親会。とても明るい雰囲気のスタッフで、1人1人が前向きに受け持っている生徒のことを考えていることに感銘を受けながら、帰路。

2006/02/09

肯定的なことば・否定的なことば

今となっては昔のことだが、学生時代に新聞記者になりたいと思っていた。
バイト先に、とある新聞社のデスクの常連さんがいて、
その人に作文の添削をしてもらったことがあった。

当時、好きなジャーナリストの文体の影響を受けていて、
どうしても否定的な言葉が多かった。
その時に、先生役のデスクの方から、
「否定的な作文は、読者までマイナスな気持ちにさせてしまう」
とよく注意を受けていた。

確かに、否定的なことばを続けると、読んでいる人も嫌な思いになってしまう。
否定的なことばではなく、ユーモアをオブラートにして、
肯定的なことばを使った方が、読んでいて気持ちがいい。

『家栽の人』というマンガの中で、主人公の桑田判事が女の子に次のように言う。

「赤い花は人を勇気づけます。あなたは、赤い花と、赤い花に勇気づけられる人、どちらになりたいですか?」

自分のこころが沈んだときに、思い出すいいことば。さすが、日本のマンガ、といったところなのでしょうね。

2006/02/08

教育実習

ようやく3年生の授業とテストが終わり、成績もつけ終わった。
入試があるが、精神的な充電をしたいところ。

そういえば、今年は初めて、教育実習生を持つことになりそうだ。
転勤しなければ、という条件なのだが、
3年前の卒業生が、実習生として6月に来ることになっている。

私自身は教育学部出身なので、実習は付属中学校で行った。
あの時には、本当に指導をして下さった先生にお世話になった。
畏友のK君と、2人で本当に好きなように授業をさせていただいた。
教案も、細かいところはこだわることなく、
「いちばんの目標は、生徒が分かる授業・さらに勉強したくなる授業」
ということだけを考えて、実習をさせてもらった。

理論と実践との間には大きな溝があるが、
意味ある実践を重ねていくと、その溝が有意義に埋まっていく。
そして、自分なりの理論が出来上がっていくのではないか?
それは、誰にも真似することができない、
その先生なりの個性のようなもので、
生徒にはそれを持つ先生は「味のある教員」に見える。

たった3週間だから、あまり大きなことは求めないが、
教師という仕事の楽しさを少しでも感じてもらえれば
大きな喜びだ。

2006/02/03

昨日の記事の詳細

昨日の記事を見ていて、説明不足だったところを。

「御社にだけいうのは、他社と対等でなくなるので、言えません。修学旅行でも同じなんですよ」

修学旅行のみつもりは、代理店からの見積もりを、他社には見せない形で行われます。もし見てしまったら、それはその会社だけが有利になりますよね。だから、それは絶対にNG。これをやったら、それこそ、担当者とその会社との癒着だなんていわれ、場合によってはこちらが処分されてしまいます。

ちなみに、T社以外は「他社は何パーセント引きといっていますか?」と聞いてきたところはありません。編集者とお付き合いのある文英堂すら言ってきません。それなのに、どうして、T社は本社の担当者も、そして営業の人も、開口一番、「他社は何パーセント引きですか?」と聞いてくるのか? これって、会社の体質なんでしょうね。「G社は○%、S社は○%」なんていった日には、防衛施設庁と同じようなことになっちゃって、こっちが処分される可能性もあるのでは?←大げさかな?(笑) 
修学旅行に比べれば、大した金額ではないのかもしれないけど、こういうのって、しっかりとやった方がいいと思うんですけどねぇ。ただ、もしかしたら、「あいみつを出せば、T社は安くする!」ということで、「他社は20%引いているので、もう少し安くしてくれませんか?」と交渉をする学校もあるのかもしれませんね。もしそうなら、それはそういう高校がいけないわけです。

正直、ウチの英語科の職員は、このT社にあきれてしまいました。

尊敬している学年主任のT先生とこの話をしたところ、「他社は45%引きですよ」といってみて、反応を見てみればいいんだよ、と言っていました(笑) 

2006/02/02

辞書の選定

 この時期になると、出版社の営業がある。文法ものや単語集などの副教材もそうだが、本校のように辞書を一括で新入生に購入させている学校になると、辞書の営業も当然ながらやってくる。

 一括採択だから安くしてもらえるわけなのだが、その割引率についていくつかの出版社に連絡をとった。すると、小中の学参でも有名なT社が「他社は何%割引ですか?」と聞いてきたので、「御社にだけいうのは、他社と対等でなくなるので、言えません。修学旅行でも同じなんですよ」と伝える。そうしたところ、「また本日中に連絡をいたします」といい、電話が切れる。

 30分後、本校を担当している営業の方から連絡が入り、開口一番、

他社は何%割引ですか?」(笑)

同じ説明を繰り返し、答えを待つのだが、なかなか歯切れが悪い。そこで、「他校にはいくらで売っているのですか?」と聞くと、「2500円」とのこと。「分かりました」といい、電話を切ろうとすると、再び

他社は何%割引ですか?」

久しぶりにそのまま、電話を切りました。他社が20%引きとでもいったら、「だったら、うちは21%引きで…」とでもいうつもりだったのでしょうか? 後出しじゃんけんだよね、これじゃ。

そういえば、同じイニシャルのT社は、ベーシック○ーニアスが出たというのに、前年度に採択のあったフレッシュ○ーニアスを持ってきたっけ。ベイシック○ーニアスのことは、一言も言わずに。。。 その理由を伺ったところ、相手の方は、何にもいわなかったのが印象的(笑) もしかして、ウチの学校を在庫整理だと思っているの?と聞いたところ、「そんなことはありません」とは、いっていたけど、どうして持ってこなかったのだろうか?と好意的に考えてみた(笑) 

それにしても、いろいろとありますなぁ。

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