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2005/10/27

中間考査と推薦書の終了

 ようやく推薦書をすべて書き終えた。これは、かなり緊張する作業。中には重要視しない大学もあるかもしれないけど、少しでもプラスになればと思いながら書く。まずは下書き。その生徒のことを考えながら、どのような書き方がいちばんプラスになるかをワープロで考える。それを他の先生に見てもらい、チェックを受ける。それから、ワープロ原稿を、推薦書のコピーに鉛筆で下書き。これで、文字の大きさやバランスのチェック。その上で、本番。
 この作業を20枚以上。もちろん、それに調査書に必要事項を記入するのだが、いまはパソコンで入力できるのでそれはとても助かる。最後の2枚を今日の6時過ぎに終えたので、まずはホッとする。

 今日から中間考査の答案返却が始まる。うーーーーん、というデキ。高校3年生の2学期中間考査は確かに大きな「谷」になる。難易度は1学期よりも下げたのだが、でも平均点は10点以上低くなっている。もう一度、自覚をもてるように促した。

 問題を見た同僚の英語科の先生から、「ずいぶんと難しい問題ですね」といわれる。それに加えるように、「英語の試験という感じがします」とお褒めの言葉(?)をいわれる。試験で生徒に妥協をしてしまうと、3年生までどうしても緊張感が持続しない。「このくらいは出来て欲しい」という思いを持ちながら、いつも試験を作るようにしている。

 試験作りといえば、権威といわれる先生の本を読んでも、どうしてもピンと来ない。はっきり言えば、「だったら、公立の中学校や高校で講師をした上で、作ってみたらどうだろうか?」という気持ちになる。いつか、そんなこともブログに書いてみようかなぁと思う。

 教育とは面白い世界。誰しも一家言を持っている。確かにそれは間違いではないが、現場でやったこともない人が、「提言」や「アドバイザー」としての活躍が出来る場所でもある。医学の世界でもあるのかな? 患者も診察したことのない医師が、「この病気はこうして直せ」ということなんてあるのだろうか?

 もちろん、それをメインにご研究をされている先生方から学ぶべきものはたくさんある。それは、対等の関係で行われるものであり、それを「啓蒙」的なスタンスでやられて、いったいどれほどの人が学びたいと思うんだろう?

 昨日、千葉ロッテが優勝。素直に喜ぶ。その後のバレンタイン監督のインタビューの中で、

「バレンタインマジックとは、すばらしい選手が集まったことだ」

というようなことをいっていた。それを聞いて、ロッテの選手がどうして奮起したのかちょっと分かった気がする。

2005/10/23

WSの終了

 トップページでも書いておいたWSの終了。主催が心理関係のWSだったせいもあり、ホントに少人数のWSでした。「どうして英語が分からないか?」をもう少し詳しく、そしてその「続き」を含めた形でのWSの予定だったが、人数が少なかったので、参加者のリクエストに応える形ですすめることになる。

 高校入試で推薦やそれに準ずる方法で入学する生徒が増えたこと、大学入試でも推薦やAOなどで、直接学力を問わないケースが増えたこと、を説明。昔のようにせっぱ詰まって学習する必要がなくなったんだよね、だから。その業界の人の話だと、1/3の大学・短大で定員割れがあり、ますますの少子化で、推薦やAOがさらに幅をきかせていくだろうとのこと。よく考えれば、じっくりと学習ができるのだが、悪く考えれば、学習をしなくても大学までは何とかなってしまう。その一方で、就職をするときに、学生に求める力はそれほど低くはなっていないのではないか? なんていう、教育評論家のような話しから始める。

 ただ、推薦入試でも、英語の試験を課すところも少なからずあるので、やはり英語はやっておかなければならないだろう、と我田引水(笑) 

 その後、ハングルで自分の名前を書いてもらう。英語が分からない生徒がどうしてbとdを、pとqとを間違えるかを説明するのには、このハングルがいちばんいいような気がする。というのも、ハングルは、私たちにとって、直線や四角、○の固まりにしか見えない、つまり、画像なんだよね。これを写しているときは、「テキスト」を写しているというより、「絵」を写しているのと同じように感じる。これが、英語が苦手な生徒が黒板を写している感覚。だから、I like dogs.と書くときには、I li ked o gs.のように、どこまでが一つの単語なのかが不明のような状態で書くんだよね。アルファベットを書くだけで一杯いっぱいなんです。

 そこで、私たちの仕事は、まずは「画像」としての認知を「テキスト」としての認知にいかにして、変えていくのか、ということ。その方法を、先ほどのハングルを使って、まずは説明&実践。すると、「ホントだぁ」の声。還暦を過ぎて、参加者では最年長の尊敬すべきカウンセラーのO先生が「なるほどぉ」といってくれたのが、いちばんうれしかった。

 そして、単語の覚え方はそこそこにして、現在完了や関係代名詞、分詞の形容詞的用法、to不定詞の形容詞的用法などの教え方。「こんな教え方どうですか?」というのではなく、「(それぞれの文法を)このように解釈すると、こんな風に教えられる」。実は、全部が拙著「高校これでわかる基礎英語」(文英堂)に書かれている。

 「へぇ」ボタンがあれば、90へぇぐらいはもらえそうな勢いだったので、さらに第4文型のだじゃれ的な教え方までレクチャー。この教え方は、中学校の時の先生が使っていたんだけど、ホントに評判がいい。いつか、サイトにも書いてみようかな?

2005/10/21

中間考査まで最後の授業

 中間考査前の最後の授業。2学期の中間考査までは、文化祭や体育祭が入るため、どうしても9月の中旬に学習したことを忘れてしまう。特に3年生に入り、進路が決まると、それは顕著になる。そこで、9月に行ったレッスンをまずはリスニング。本当は、リスニングを3回するだけにしたいのだが、生徒の学力よりもちょっと(とても?)背伸びをしている教科書を使用しているので、リスニング1回をした後に、2分内で1セクションを読むよう生徒にいう。

 それから、そのセクションの内容を英問英答。このレッスンの内容は、シルクロードについて。1セクションで3~4問の問題を作っておき、それを最後まで行うと、章末問題の「まとめ」ができるようにしておく。

 その後は、次のレッスンの「くまのプーさん」。シルクロードは内容も知っていたのだが、何せくまのプーさんは、全くの未知数だった。そこで、近所のレンタルビデオでプーさんを借りてきて、子どもと一緒に見て、授業をしました。生徒の中には「ディズニーおたく」もいるので、指導書を読んで知ったかぶりをしても恥をかくだけだと思い、自分で学習したことのみ、話したっけ。(^^;;

 来週の月曜日からの試験では頑張って欲しいものです。

2005/10/15

多忙な一週間

今週はとにかく忙しい。日記を書くパワーもなかった(^^;; 明日は、ゆっくりしたい…

2005/10/12

筋を通せば、のりしろがなくなる

初任の時のこと。

尊敬する先生が、

「筋を通せばいいというもんじゃない。筋を通して物事が解決するなら、世の中はもっと簡単になっている」

が言っていた。その時は「なるほどなぁ」と思うだけったけど、徐々に年齢を重ねるにつれ、その言葉の意味が重くなってくる。誤解なきようにいえば、悪いことをしてもいい、といっているのではなく、物事には多少ののりしろ的な部分があるわけで、そこまで細かいことをいうと、ぎくしゃくしてくる、ということだ。(ちなみに、お金に関してはのりしろがない方がいいと思っている、念のため。)

自戒を込めていえば、人間は自分が正しいと思ったときに、間違いを犯すのではないか。独善的な香りがしたとき、大きな過ちを犯してしまう危険性はないのか? 生徒のため、といいつつ、それを隠れ蓑にして、自分のための行動をしているのではないか? そして、何かあったときに、「これが筋だ」という。

私たちにルールはあるが、それは必ずしも、厳密なものでないケースがある。例えば、40km/h道路で、制限速度で走っている人がどれほどいるのか? 警察の取り締まりも、10km/hの「のりしろ」があると聞く。警察も認めるような「のりしろ」にいちいち目くじらを立てることもなかろう。

ただし、「警察が認めなくても、それは違反だ」という指摘は正しい。本当に正しい。しかし、その正しい指摘、のりしろを無視した指摘は、ときに人間の感情を納得させられなくなる。

そう考えると、「のりしろ」とは、人間の感情を納得させるための、穏やかな感情を維持させるための装置のようなものであり、それを無視することは、かならず次のトラブルを生じさせるだろう。

どよーんとして雰囲気もなんではあるが、あまりにも杓子定規に規定していく雰囲気もまたピリピリして、居心地が悪くなるものである。

2005/10/09

毎日王冠、惨敗(T.T)

 久しぶりに競馬場。実際に、競馬場に足を運ぶのは年間、5回あるかないかだから、もちろん、この日は力が入る。ダイワメジャーの調教タイム、すごいじゃないの! これしかない!5Fで61.8だよ~。5Fで62.5秒を切れば、勝負をかけている、という「俺ルール」があるので、もちろん、ダイワメジャー狙い。

 拙著2冊でお世話になった文英堂の編集者のKさんと、府中競馬場のトキノミノル像で待ち合わせをし、さていざ勝負。

 6R、まぁ、遊びだよね。7R、頭数が多いからなぁ。8R、うーん、234着だ。9R、……。10R、(T.T)。 おいおい、ぜんぜん、当たらないよ。7RではKさんが、間違って買った馬券が当たっただけ。なんか、調子が悪いなぁ。というより、ギャンブル運が本当にないので、これで競馬は、何連敗だろう? たぶん、20R以上、払い戻しの機会の前に並んでいないかも(×_×) 最後に当たったのは、ダービーだったかも?

 よし、毎日王冠。Kさんは、「コスモバルクに賭ける」といっていたので、Kさんとの協力で仕事が出来ているので、「ダイワメジャーとコスモバルクから、流します!」と妙な論理で買い目を決める。

 結果。1着、サンライズペガサス。2着テレグノシスで、3着に人気薄のケイアイガード。

 (゜◇゜)ガーン

あぁ、これでまた連敗記録が伸びた~。

ダイワメジャーが5着。コスモバルクは11着でした。

その後、Kさんと調布駅前のつぼ八で反省会。いくら予想しても、思い通りには事は運ばない、なんていつものような反省をして、帰路。

2005/10/08

東大での勉強会

 東大に認知カウンセリングの専門家がおられる。この先生の勉強会に参加するために、赤門をくぐる。もともとは、話題に英語があったから行ってみたのだが、もっと他のところで収穫があった。

 市川先生は「教えて、考えさせる授業」というプロセスを提唱されている。これって、当然じゃないの?と思っていると、大学院の学生であるKさんが「一部の小学校や中学校では、発見させる授業が主流なんですよ」と教えてくれる。

 かけ算を使って乱暴に説明をすると、「教えて考えさせる授業」というのは、「2×1とは、2が一つある、ということだ。だから、2×1=2。 では、2×2は?」という流れになる。一方、発見させる授業とは、「2×1は、いくつになるだろう? この×が意味するところをみんなで考えよう」という、発見重視の授業になるという。これは、90年代に広まったものらしい。

 前者の方が、時間的なロスも少ないし、学習も多くできると思うんだけど、後者は、理念としては分からなくもないんだけど、授業の時間を考えると疑問が残る。

 さらに驚いたことに、

教科書を使うのは、力量のない教員だ」

と公言する先生も小学校にはおられると聞いた。さらに驚いたことも伺ったのだが、ちょっとここでは書けない(^^;;。

うーん、校種が変われば文化も変わるけど、ここまで違うんだね。確かに、塾が全盛となるのも分かるなぁという気がしてしまった。

一定レベルを教えて、生徒が自分で応用問題を解くようになり、その単元での狙いが明確になり、定着していく、そんな授業の流れは間違っていないよな、とホッとした勉強会でした。

2005/10/07

職人の仕事

 久しぶりに懇意にしている職人さんと飲む。職人の I さんは、お寿司の握りの職人で、その筋では有名な人だ。人に紹介されて I さんのお店に行ったのが最初の出会いで、その時に日本酒好きということを知りそれから、懇意にしていただいている。彼の握りは口の中に入るまで絶対に崩れないのだが、口の中にはいるととろけていく、そんな握りだ。

 I さんの話しは本当に面白い。仕込みの話しから、握りの話しまで、仕事についての話しから、もう少し、アングラな話題まで(笑) 今日の話題は釣りの話題と、仕事の話し。渓流釣りが好きなので、どこどこの山奥に入ってきたなんという話も聞いた。

 酔いも深くなったときに、I さんとの会もちょうど終わった。その時、「明日は、8時過ぎに出勤だから~」と行って帰っていった。

俺たち職人は、お客さんから美味しい、といってもらえるために働いているからね

 昔、永六輔さんが、「職人は仕事対して責任を持ち、サラリーマンは上司に対して責任を持つ」といっていた(気がする)。

 仕事に対して責任を持つなら、上司の意向と合わないこともある。上司に対して責任を持つなら、顧客のための仕事でケースもある。インチキな製品を売ったり、産廃問題など等、民間企業の話を聞いていると、そんなケースも少なからずあると思うんだけど、違いますか?

 生徒の方を見ることと、管理職やお偉いさんの意向と違うとき、どちらを選ぶ人が多いのだろうか? これが、同じ方向を持っていればいいんだけど、必ずしもそうとは限らないと思うんだけど、どう思いますか、先生方?

2005/10/05

単語力をつけろ!(2)

30代の人が今の中学校の教科書を見たら驚くのではないか? とにかく、会話、会話、会話。会話じゃないと思うと、スピーチの場面。うーん、すごいなぁ、この会話の練習。

学習初期に単語力をつけることをもう少し大切にするなら、会話ではなく、説明文を多めにしてはどうだろうか、と思う。文法は難しくなくてもいいから、もっと分量を多くして、単語を増やす。

あと、中学校での英語の授業数をもう少し増やす。公立中学校は、英語の授業数が週3時間。校長裁量で+1時間が認められてるとはいえ、最大で

たったの週4時間

だ。3時間なら、年間授業数は約100時間。(ここまでないかもしれないなぁ) つまり、3年間で300時間しかない! 

たった300時間で、0だった生徒の英語力を、関係代名詞や現在完了にいたるまで教えてしまう中学校の先生ってすごい

と思いませんか?しかも、

世界に類を見ない40人学級

で教えているのです。
少し話題がそれてしまいましたが、英語教育をもう少し大切に思うなら、学力アップを考えるなら、英語の授業数をもっと増やす必要があると私は思います。(ただ、これは、夏休みの短縮とか、2学期制で解決できないとも思うんですけどねぇ。)

その上で、1年次から多くの単語に触れて、2年、3年次にはその繰り返しも忘れずに行っていく。そうすれば、定着する割合が多くなると思うんだけど、いかがなものだろうか?

2005/10/03

単語力がない!

 うーん、なんかこの頃の関心というと、単語力だなぁ。新刊のPRとなってしまう部分もあるけど、でも、避けてはいけない課題だと思うので、お付き合い下さい。

 今の中学校の教科書は全部で7冊ある。どの教科書も、出てくる単語数は約900語となっている。(以前は1000~1100語だった時代もあると思うのだが、ちょっとそこはうる覚え) 以前には約500語が必修語としてどの教科書にも使われていたのだが、現在では100語のみが必修語となり、残りは裁量となってきている。

 学力低下が言われているけど、それは多くの英語の教員持つ認識でもある。もちろん、昔が美化される傾向があるから必ずしもそうとは言い切れないかもしれないけど、でも「どうしてこんなに単語をしらないんだろうか」と思う。

 単語を知らないってことは、外語(外国語)の学習にとって致命的なことでもある。文法をいくら理解していても、単語力がなければ、長文を読むのは億劫だよね。とっても。読解中になんども辞書をひくことは、英語の長文を読まなくさせるのに十分な苦行になるだろう。←英語的な表現

 となると、どうにかして単語を生徒に合理的に覚えさせることは出来ないか、と考えれば、やはり教科書でもっと多くの単語を増やすことではないかと思う。しかも、中学1年生で450語、中学2年で250語、中学3年で200語程度、という単語を出すことは出来ないだろうか? これであれば、忘れた単語を2年、3年と繰り返し学ぶことで、定着率が高くなっていくと思うんだけど。

 とはいっても、なかなか課題は多い状態。どんな課題があるのか、ありふれたことばかりになる危険性を承知しつつ、また次回。

単語力不足の切り札!
中学短文で覚える英単語1700
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4578382613/qid=1128345097/sr=8-3/ref=sr_8_xs_ap_i3_xgl14/250-9835112-4585039

2005/10/02

教師力

競馬と(英語)教育(9/17)の記事で書いたことと同じようなことを、生徒にいわれた。

その生徒とは「こうやって、克服した!」の第2回に登場してくれたYさん。
「こんな風に掲載したよ~」とこのサイトを見せたところ彼女の第一声。

「ちょっと、ウけるんだけど。」

なんだ、その感想?(笑) この言語感覚がYさんらしいなぁって思っていると、彼女のエンジンがかかった2年生の時のことを思い出したらしい。

このままじゃヤばい、って思ったんだよね。イヤイヤやっていたら、ここまで勉強しなかった

 大学で英語を専門で勉強しようとも思っていないのに、趣味として英語の勉強を続けている彼女の力の上昇ぶりはめざましい。英語だけでなく、数学や国語などの他教科も出来るようになった。
 それに、大人の話もできるようになってきて、論理的な会話が出来るようになってきた。エゴグラムでいうなら、Aが高くなってきた。

 自分でいうのもなんだけど、この次に1年生を受け持ったら、第2のYさんを何人も育てられる自信が少しある。←ちょっと謙虚になれって!
 どのように英語を出来るようにさせるか、という教科的なシラバスではなく、自分でその気にさせる、という方法も私たちは考えておく必要があるのではないか? これこそ、1人1人の個性に応じた「シラバス」(この言い方がいいか悪いかは脇において)を作れるという教師力が問われるのだと思うが、いかがなものだろうか?

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